6ヶ月のすーちゃん（我が子、第一子、長男）のおはなし。

最近は小さな怪獣を飼ってるみたいに、凶暴性が増してる。

私の横髪を両手でがしっと掴んでまるで触角のように斜め上に引っ張りあげる

そしてあたかもそれを操縦レバーのように前後左右に動かす、私にあっちにいけ、こっちにいけ、さっき泣いたのに無視しただろ、そのお返しがこれだ！と言わんばかりに私の横髪を引っ張る。

横髪が丸ごと持っていかれてハゲるんじゃないかと思うほど引っ張る。

じゃあ髪をくくろうと思ってくくっても、容赦なく私の髪をがしっとつかんで、くくってるところから髪の毛を引っ張り出してくる。

痛いの、痛いのよ、やめてくれー。

ユバーバの頭が爆発した時のような髪型の自分を鏡で見て思わず笑っちゃう。


髪の毛も食べるからよだれで私の髪の毛は固まってる。
水で洗ってドライヤーで乾かす。
でもまた食べられる。濡らして乾かす。
何回やるんだ？
もう洗うの諦める、結果よだれで固まった横髪の完成。
完全に私の負け。


私の顔を食べるのも大好き。特に私の鼻。

髪の毛を掴まれたかと思うと自分の方に引き寄せて、乳を探すように首をブルブル振りながら私の鼻を目掛けて一直線。
鼻もげるんじゃないかと思うくらい、左右にぐにゃぐにゃやられ、よだれでベットベト。

顎も吸われて青あざができる。
DVじゃないの、我が子に食べられたの。
こんな言い訳通じるのか？いや、本当なんだけど！って自分の頭の中で勝手に職質受けた時のイメージが膨らむ。



ずり這いが思い通りにできるようになって行動範囲が家中に。

旦那が帰ってきた時ににかーって笑って、高速ずり這いでお出迎えに行く姿に旦那はメロメロ。

ずり這いするのはいいんだけど、どこかに行くたびにほこりを拾ってくる。
掃除してくれてるのかな？
一応毎日掃除機はかけてるんだけどなぁ。
すーちゃん天パだから余計ほこりが絡みやすい。
ちょっとずつこまめにとっていかないと、ほこりが髪と髪とを絡めてドレッドヘアができあがる。
1番多い時は4-5個できてた。
ほこりのドレッドヘアも愛おしいと思って1個だけ残して後は切ってたんだけど、ついにその最後1つもおさらばした。

冷蔵庫の排気口が好きで、よくナメナメしに行ってる。お願いだからやめてくれ、綺麗とは言い難いんだ。
除湿機の排気口みたいなのも好き。
クロックスも大好き。
何でそんな汚いところにわざわざ行くのよ。

扇風機がいきなりピッて鳴ってついたと思うと、やっぱり君の仕業か。
音が鳴って動いたことに味をしめたのかずっとボタンを押しまくる。正確には押してない、叩いてる。何度も何度もバンバンと。
強風になったと思ったら、切れたり、弱と強のリズムがついた風になったり。
扇風機もなんでこんな無茶な命令をするんだとびっくりしてるはず。

お風呂は排水口に栓をする銀のギラギラしたやつを掴むのがお気に入り。
お風呂のお湯を抜こうと企む君とそれを防ごうとする私の攻防戦。
銀のギラギラが目に入る、あ、やばい、見つかった
そこから私とすーちゃんの一騎打ち。
掴ませないのに必死になりすぎて時々すーちゃんむせてる。
すまん。お湯に顔つかってしまってたのね。

シャワーのノズルも銀色が好きなのかお気に入り。
シャワーを出すと水が動くのが面白いのか手をかざすように触ってくる。
そして気になるものは全部お口で検品。
食べようとするけど、シャワーのお湯が口に入ってきてむせる。そりゃそうだよ、むせるに決まってるじゃん、ってかお願いだから飲まないで。
その度にシャワー止めるからちっともお風呂が進まない。
保湿しようもんなら、寝返りの寝返りでぐねぐねしてなかなか塗れない。
最近マグの練習してて、渡すと嬉しそうに飲むけどこぼすからお風呂上がりの服もすぐに濡れる。そしてバンバンふる、床に叩きつける。お茶もこぼれる。もれなく床掃除までついてくる。

楽しい、嫌だ、好き、怒り、甘え、悲しい

いろんな感情が出てきた。いや、それをキャッチできるようになってきた、が正しいかな。
今はこの感情優位かなと想像する度に、頭の中にインサイド・ヘッドが思い浮かぶ。
これからまだまだいろんな感情を学んでいくんだろうな。

生後6ヶ月
妊娠期間でいえば妊娠6ヶ月は20-23週。
やっと外の世界で生きられるか生きられないか微妙な頃合い。400gもないかな。
妊娠6ヶ月はまだまだか、でもやっとここまできたって感じだったけど、生後6ヶ月はもうこんなに経ってしまったのかと
同じ時間とは思えない
そしてそれがいまや8キロにまで成長してると思うと成長とはすごい。
こちらは退化してるというのに。
いつまで経っても私のおなかのお肉は戻らない。
もう一生このままなのかな？
旦那が「さっきまで靴下はいてなかった？」と聞いてきて、「いや、はいてないけど？」と
「でもガサガサしてたよ？」
「それは私の足がガサガサしてるってことや」と悲しい会話をする。

君の成長にこれからも大いに期待する！