見出し画像

最強の理解ツール「二元性で理解する」とは?学びの基礎

最強の理解ツール「二元性で理解する」とは?学びの基礎

二元論(duality)という耳慣れない言葉の意味と使い方について説明していきます。
2.1.0 二元論とは、ひらたくいうと、「YesかNoかで、中間をなくしてかんがえること」
「論」っていう言葉を使うとちょっと難しく響くので、「二元性を大事にする」とか「二元性にわけてかんがえる」という言葉を使ってざっくり説明します。

「二元論」別名を列挙します。「二項対立」「排中率」「Duality」「二元性」

反対語は「一元論」です。(元というのは 要素のことです。Element。数学だと 変数 Variableですね。)

二元論する VS. 一元論する

を具体的に説明します。

「二元論をつかう」というのは新しい動詞です。「二元論る(にげんろんる)」と命名します。 以下に示す3つの「○する VS. ×する」の動詞を両方、交互に、呼吸するように使うこと総称です。

まとめて一言でいう言葉がないから、ひっくるめて「二元論る」と呼ぶことにします。

①.「細かく分ける」VS.「まとめあわせる」(「分析する」VS.「総合する」)

②.「ひとつひとつステップを踏んで確かめる」VS.「知っている知識を流用する」(「帰納する」VS.「演繹する」)

③.「抽象的言葉であらわす」VS.「具体的絵であらわす」(「定量する」VS.「定性する」 あるいは「抽象化する」VS.「具体化する」)

では、具体的につかってみましょう。(と、ここで 「二元論る」ことに成功しました。上に書かれた文章は抽象的ですね。これから書く例は具体的です。 「③抽象→具体」をつかいました。)

まずは

①.「細かく分ける」VS.「まとめあわせる」(「分析する」VS.「総合する」)

例:ジグソウパズルを完成させるときに①を使う。​

1.まず「全体の絵をみます」(総合)。どこにどんな色があるのか確認します。絵全体の特徴をつかむ。

2.つぎに「パズルピースの形を分けます」(分析)。最外輪郭のピースは平らになっているので、平らなピースを選び出します。

3.「全体の絵から枠だけを作ります」(総合)。

4.「色ごとにピースを分けます」(分析)。

5.「あきらかに絵の特徴がわかる部分を全体像をみながら部分的にくっつけます」(総合)。

6.あとは4と5を「息を吐いたりVS.吸ったり」するように、交互に繰り返します。

以上。

まとめますと、

ジグソーパズルを完成させるときには、「細かく分ける」と「まとめあわせる」という2つの考え方が使われます。「全体の絵を見る」という総合的な考え方と、「ピースの形を分ける」という細かく分ける分析的な考え方を使って、色や形に基づいてピースを分けます。そして、絵の特徴を把握しながら、ピースをくっつけていきます。最後に、4と5を交互に繰り返して、パズルを完成させます。

②.「ひとつひとつステップを踏んで確かめる」VS.「知っている知識を流用する」(「帰納する」VS.「演繹する」)の具体例

例:「研修医が肺炎を治す。」

1.自宅で熱発したご老人だ。誤嚥してそう。ぜろぜろ言ってて、口の中にタンがたまってる。胸部CTでもコンソリデーションが肺の下葉背側にある。胸水もたまってらぁ。

2.研修医になってはじめて、アンピシリンスルバクタムを使ってみる。

3.点滴して翌日には、解熱、白血球も減った。呼吸数も正常範囲だ。

4.絶食、補液、安静にすること5日目にはすっかりふつうのご老人。治った。はじめて、誤嚥性肺炎を治療した。

以上で、帰納的に、誤嚥性肺炎患者が抗菌薬で治るプロセスを体験した。

翌週、また、同じように自宅で発症した肺炎で、ご老人が来た。誤嚥してそう。各種培養採取。胸部CT。​

5.抗菌薬使えば、治るでしょ。点滴開始!(演繹した)

以上。

まとめると、

ある研修医が肺炎を治療するとき、2つの考え方が使われました。「ひとつひとつステップを踏んで確かめる」という帰納的な考え方と、「知っている知識を流用する」という演繹的な考え方です。研修医は、自宅で熱発したご老人に対して、コンソリデーションがあることを胸部CTで確認し、アンピシリンスルバクタムを使って治療しました。続いて、点滴や絶食、補液、安静などの治療を行い、肺炎を完治させました。研修医は、このプロセスを体験し、同じ症状の患者に対して、抗菌薬を使って治療することができました。

③.「抽象的言葉であらわす」VS.「具体的絵であらわす」(「定量する」VS.「定性する」 あるいは「抽象化する」VS.「具体化する」)の具体例

例:Apple社のiPad, iPhone, MacBookの新製品発表会。

わかりやすい取り扱い説明書やわかりやすいパワーポイント、商品発表にはしっかり使われていることをお気づきでしょうか?

スティーブ・ジョブズは

わかりやすい言葉。

美しい映像。

動くグラフ。

わかり易い言葉。

美しい映像。

動くグラフ。

を淡々と繰りかえす。中学生のプレゼンテーションとアップルの新製品発表会との違いはたったひとつ。二元論の有無です。

まとめますと、

Apple社が新しい商品を紹介する時には、わかりやすい言葉や美しい映像、動くグラフを使って、商品を紹介することで人々が理解しやすくなるようにしています。中学生のプレゼンテーションと違うのは、二つのことを対比させて考える「二元論」を使っているかどうかです。

【追記】

読者の皆様から以下のような質問がありました。

読者: 「二元論って結局ナンなの?なんとなくわかるけど、なんとなくわからない。」

答え:

全部をふたつの要素に分解して考えること
例えば、大学受験問題物理の問題

質量mの物質が角度θの坂に置いてある時、滑る方向にどのくらいの加速度的がかかってる?
という問題を全部、二つの要素に分解して考える
まず、問題が文章なので、絵を描く
文章VS絵
質量にx軸とy軸を書く
xVSy軸
力を書き加える
mg
それを分解する
mgcosθ VS mgsinθ
加速度方程式を演繹する
絵を描くのが帰納 VS方程式を思い出すのが演繹

何となく問題解決するんじゃない
二元論って言う言葉ですべてのロジックを対象化してねって言ってるだけです
これ以上わかりやすい説明は難しいです。

この抽象的概念をわかってもらえるまで、何度でも『具体例』をお出しします。

例えば、半沢直樹、例えば、ルーズベルトゲーム
これらのドラマがなんでおもしろいかっていうと
何度も『勝つVS負ける』の間でいったり来たりするからです。
勝VS負
二元論が成立してるから、ハラハラとして飽きない
卓越性の裏には、二元論が隠れてるので、探してみてください。
面白い映画、ドラマ、物語、エピソード、ラジオのお便り、科学の裏には二元論が必ずあります。
意識して作ってるひとだけが、ベストセラークリエイターというわけ。

【上記の要約】
二元論とは、物事を2つの要素に分けて考えることです。例えば、物理の問題を解く時、力や加速度をx軸とy軸に分けて考えます。ドラマが面白い理由も、「勝つか負けるか」という2つの選択肢があるからです。二元論は、物語や科学など色々なところで使われています。

【追記】
電子書籍にして下記の本にぼくの知識を全部まとめて一冊にしました。

ぼくの持ってる知識、知恵、全部書いてます,

Just because NO JOB is finished, until the PAPERWORK is done.(書かなきゃ意味ないよ。伝えて残さなきゃ意味ないよ。誰でも読めるようにしなきゃ意味ないよ。英語にしなくちゃ意味ないよ。世界中の人が読めないと意味ないよ。日本人しか読めないのは意味ないよ。)

だからです。二郎ラーメンでいうところの、全マシです。


おすすめの

無料試し読み(寄付)の方法

があります。

リンクのKindle Unlimitedに入会いただき、ぼくに500円の紹介料:アフィリエイト:寄付をいただき、筆者のやる気スイッチを押していただき、

さらに、Kindle Unlimitedでぼくの本を最初から最後まで流し読みで飛ばし読みしていただくと、

合計4000円分の寄付をしたことになります。(後半、全部英語ですが、ここも飛ばし読みしてください!)

ただ1冊購入するより、はるかに筆者をやる気にさせます。

よろしくおねがいいたします。

30日以内に読み終えて退会すれば、無料でぼくの本が読めて(読者WIN)、かつ、寄付もできる(筆者WIN)!

Amazon(ジェフ・ベゾス)ありがとう!

浮いたお金で、ぜひアマゾンで好きなものでも買ってください。僕の本を購入すると、この本、一生アップデートされ続けます。

追記おわり。

プロジェクトのサポートに感謝申し上げます✨皆様の支援で、私の時間をよりこの活動に注げます🙏ご協力いただけると幸いです🌸よろしくお願いします🤗