陰陽論がスゴイっていうはなし③

前々回、前回から続いて「陰陽論」の話です。「陰暴論」ではありません。

※「陰陽論」の話はこれで最後です。

おさらい

改めてこれまでのおさらいを簡単にしておきます。陰陽論とは東洋(古代中国)で生まれた思考フレームワークのひとつで「あらゆるモノやコトは、必ず”陰”と”陽”の二つの性質を持っている」と考える、”世界の見かた”です。

この陰陽に基づく世界観を表現した図式が、陰陽図とか太極図とか言わ

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SNS的 文字会話に思うこと

コミュニケーションの法則的に
目を見て 身振り手振りして
それでも「真意」が伝わるのは
「8割程度」らしいので

Twitterなど SNS上における
「文字会話」だけの解釈に
多少の誤解が生まれるのは
ある意味仕方がないと思う

同じ言葉であっても
受け取る側の「精神状態」や「人生経験」
「価値観」
書き手との「関係性」によっても
まるで受け取り方が違ってしまうものだし

言わんとする「真意」

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陰陽論がスゴイっていうはなし②

前回の続きです。

東洋には「陰陽論」という独自の思考フレームワークがあります。これは西洋にはなく、いかにも東洋っぽさに溢れたツールなのに、日本人も含めた現代人の東洋人が意外と知らない(というか、無意識レベルでは理解してるはずなのに自覚がない)、そんな「陰陽論」のお話です。

※前回を読んでない方はコチラを↓

おさらい

まず前回のおさらいです。
陰陽論とは「あらゆるモノやコトは、必ず”陰”と”

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再物質化するイメージと動きだす世界

物事を変化で捉えることが大事だ。
そのことをここ最近はいろんな書き方で繰り返し書いてきているだけのような気がする。

こうまでして、何度もそのことについて書こうと思うのは、逆に世の中のものの見方が静的、固定的な見方に偏重しているように感じてならないからだ。

単純なことでいえば、想像力がない。

いま目の前にあることしか考えの対象にできず、次に何が起こるからとか、自分がそこに存在することやこれから

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陰陽論がスゴイっていうはなし①

突然ですが、こんなマーク↓↓↓ 見たことありますか?

太極図とか陰陽図とか呼ばれるマークです。ちなみに私がこのマークを初めて見たのは、B級ホラー映画「霊幻道士(※)」だった気がします(古い)。
(※)もしくは幽幻道士。キョンシーが出てくるやつ。

この陰陽図は「陰陽論(陰陽思想)」の世界観を表現した図柄で、今回はこの陰陽論がめっちゃ凄いよ!というお話です。陰暴論ではないです。

ちなみに「陰陽」

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物質と記憶/アンリ・ベルクソン

「知覚を事物の中に置く」。

ベルクソンの、この常識的な感覚とは異なる知覚というものの捉え方が、より常識はずれながら、哲学がなかなかそこから抜け出せない精神と物の二元論の罠から逃れるきっかけとなる。

知覚を通常考えられているように人間の内面の側に置くのではなく、身体が運動の対象としようとする物の側に置く転倒は、ベルクソンの『物質と記憶』の数ある「目から鱗」な考えの1つだ。

そう1つ。この本には

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大学入学共通テスト不要論―ポストモダン終焉期の実相〔12-1〕

【プロローグ】

「塾長の述懐」シリーズの第12弾(その1)です。

第11弾のメインテーマは「「地頭」を「鍛」えれば受験はクリアできる」でした。そして,そこで私は,「地頭の鍛錬」とは,すなわち(各個人の)〈言語能力〉及び〈言語運用能力〉を鍛えることであると指摘しました。延いては,それは(各個人の)「感性・情緒」を豊かにする一つでもあったのです。

本ブログでは,第11弾を受け,ポストモダン終焉期

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【外発か、内発か】

夏目漱石は、
「西洋の開化は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である。現代日本の開化は皮相上滑りの開化で、事実やむをえない、涙を呑んで上滑りに滑って行かなければならない。上皮を滑って行き、また滑るまいと思って踏張るために神経衰弱になる」
と述べている。ただ、真似しようとしているだけだと、真の開花にはならず、神経衰弱になると。

1990年ころかな、大衆文化から分衆文化へという流れが出来た。共

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