見出し画像

大学で なにを研究しようか 迷っている 高校生へ。

大学で なにを研究しようか 迷っている 高校生へ。
世界が注目していることを 研究するのではなく、自分がおもしろいと 思える研究が 世界を注目させる研究にすればいい。みんなが やっていることをやっても君よりも優秀な人間が そこには かならずいるんだから 君がそこで 成功する可能性は 低い。
でも 君が もっとも興味のあることなら、 君がその道の 第一人者になれるかもしれない。
5.2.5 どの科学分野を専攻するかは 映像で決める。
幸いにも、近年になって、映像技術が発展して 、いろーーんな 科学的技術が 可視化できるようになってきた。そして いろーーーーーんな 「知りたい」という本能を刺激するような映像をカンタンに得られるようになってきた。小中高生でまだどの科学をやろうか迷っている君へ
とりあえず
「一番 感動した 映像を 根拠に 進路を決めてみよう。」
じゃあ 自己開示 。
私が 医学に興味を持ったひとつのきっかけは「人体の不思議展」あるいは「目で見る ガン展」だった。
最初にショックをうけたのが人体の不思議展(養老孟先生が監修をやってたやつ)

http://www.jintai.co.jp/main.html

東京 上野の 上野の森美術館 一帯にある 博物館で この展示を見たのが 最初の感動だった。こういう「初めての感動の記憶」というのは 一種の「刷り込み」で 私の人生、人格形成に 大きく影響を与えている。潜在意識のレベルで 「生命の不思議」に 魅了されてしまった。しかも 人体に。
そこには ドイツから輸送された、本物の人体の標本が 展示されていた。スライスになった人体や、アインシュタインの脳。血管だけを 抽出した標本があったりした。今でも、あのホルマリン臭さは 鮮明に覚えている。最初は 「そこにある人体」(ちょっと前まで 生きていた体)に対して恐怖感を抱いていたけど、次第に 自分の体の中にもこれがあるとおもうとなんともいえない感動を覚えたのだ。自分の祖父が 亡くなったのはこの場所にガンができて全身に転移したんだなーとか中学生ながら、いろいろ想いを馳せた。
それで 「やる気スイッチ」がはいった。 どんな医学情報も感動する体になってしまったのだ。
生命の不思議、人体の不思議にまんまと魅了された。やっぱり人生一度しかないんだから、自分が一番楽しいと思えることを 勉強したい。だから年をとってもいいから医学をやりたいと思えた。
続いて、「目で見るガン展」を見に行った。
ガンは私の祖父を 「殺した」 病気だ。仇を返すには、まず敵のことを知る必要がある。そんなわけでこの展示をみてこれまた感動にむせび泣く。
ガンの発生の仕組み、ガンの治療方法、内視鏡手術の練習、ガン患者の Death Education。
やっぱりこれがやりたいんだなーっと再確認したわけです。

さて、小中高生はどうせ近くに私が体験したような展示はやっていないんだからこういう体験をすることは出来ない。じゃあ、どうやってこういう体験を疑似体験するか?
メディアは 主に 2つ。
1.テレビの サイエンス情報番組。
2.インターネットのサイエンス系サイト。
多くの小中高生は なめているとおもう。「テレビで科学が学べるか」 と。
でも それは 大きな間違いです。テレビほど、良質な科学を教えてくれる手段はない。なぜって二元論が 成立している知識の伝達手段だからです。
私が 本当に残念に思っていることは民放では科学番組が圧倒的に少ないということです。そのかわり 「健康番組」が多い。 最近は健康食材、ダイエット、健康体操のことばっかり。本当に閉口する。
視聴率重視の商業主義番組がいかにこどもの教育機会を喰っているかもうすこしマスメディアは反省して欲しい。どうして最先端科学の 面白いところをもっと紹介しないのか。だから理科離れになる。
なあんで菊● 令は東京大学出ているくせに理系の番組をもっと担当しないのか。なああんで藤●直人は早稲田大学で情報工学やってるくせにそれをもっとバラエティ番組、ドラマ以外でその能力を活かそうとは思わないのか。大きなお世話かもしれないが、この人たちは 自分の習ったことを生かして 社会貢献をする能力があるのにそれをドブに捨てている。その知名度を生かしてどうして自分の習ったサイエンスを こどもたちに紹介しようとか思わないのか。

じゃあ 楽しい 科学情報が 載っているメディア紹介
1.サイエンス ゼロ (NHK)
2.所さんの 目が点 (・o・) (日テレ)
ひどい 時間帯にやっているので視聴率は低いんだろうなー
3.ニュートン (雑誌)
完全二元論雑誌。 子供のころから 愛読してます。
4.日経 サイエンス(雑誌)
ニュートンを 卒業したら 日経サイエンスに 入学。 これも 二元論雑誌。
かなり高度なので 高校生にのみ 理解可能。
5.NHK教育 の 高校講座 (NHK)
実は 良質。 貴重な映像が 見られる。
6.科学技術映像祭 入賞作品から (NHK)
内閣総理大臣賞 受賞作は 必見。
7.インターネット
(とにかくたくさん良質のものがあるので、 紹介しにくい。 JTとか 協和発酵とか企業が教育に一役買っていることもある。 いろおおんな 研究所が 最先端科学を 紹介しているので、 そういうのの 「リンク サイト」を みつけて 自分が興味のあることを ネットサーフィンして調べてみてください。 とくに アメリカは科学教育に熱心なので本当に充実しています。 NASAとかのサイトをみると 1ヶ月かかっても 全部読めないほどの 記事が載っています。 SETIとかやってみるのも 楽しいです。)
8.関東圏に住んでいるなら放送大学の授業。
ちょっと不親切で 退屈だけど、映像を駆使しているので、 いいネタがあります。なんだったら 高校生でも 入学できますから。入っちゃいましょう 放送大学。

プロジェクトのサポートに感謝申し上げます✨皆様の支援で、私の時間をよりこの活動に注げます🙏ご協力いただけると幸いです🌸よろしくお願いします🤗