Atelier KiKi 柏木薫

ピアニストx サラリーマン x 愛猫家 ちょっと心に響くこと書いてみる ピアノ演奏家…

Atelier KiKi 柏木薫

ピアニストx サラリーマン x 愛猫家 ちょっと心に響くこと書いてみる ピアノ演奏家/伴奏家 ロンドン英国王立音楽院卒業後、北欧を中心に音楽活動を経て帰国。お話を入れた「語りピアノ」やリサイタルを開催中。だけど実は平日は外資系メーカーに勤務。多忙な中に癒しを求めて書きます。

最近の記事

気づいたら4月

割といつものことだが 年が明けてから しばらくすると 気づけばもう4月・・・ 皆さんどう思います?この早さ 時間の流れはあまりにも無情で 楽しい時間はあっという間にすぎる 嫌なこともまた いつの間にか過ぎ去る 今日モヤモヤ 心に残ることがあっても 一年前の今日のことは覚えてないのと同じで これもまた すぐ消える どうしても頭から離れないことも 雲が晴れるように 夜空が明けるように そのうち 消えて無くなる 何年も受けてきた健康診断、人間ドック ずっとA判定だったの

    • 幸せの練習

      母が現役時代 よく通勤前に 通勤途中にあるカフェに寄って 一杯のコーヒーを飲んでいた わざわざなんでそんなことを? もっとゆっくり出ればいいのに・・・ と思っていた 今 母のその当時の年齢になってきて その気持ちが 大地に染み入る 朝露のように・・・ 分かる 家にいるのとは違う 自分だけの限られた特別な時間だ 仕事に行く前の30分 その間に音楽を聴いたり チェックしたかった情報や 好きな絵を見ていたり 動画をあげたり あれこれ・・・ あるいは 窓から見える公園を眺め

      • 早送り人生

        あわただしい年の暮れ まるでデジャヴかというくらい 同じ光景が今年もやってきた 子どものころはクリスマスのあと お正月がやってくるこの季節が大好きだった こたつでアニメを見て お菓子を食べながらカードゲームをしたり 弟妹と遊んで 楽しかったな そこからざっと30年 いや40年か 毎年いろんなことがあった 留学先のイギリスで迎えた年越し スウェーデンで音楽教師だった年越し 日本での年末コンサート グリーグのピアノ協奏曲を弾いたことも いろんなこと いろんな思い出 仕

        • 忘却最高、笑いは薬

          最近物忘れが激しい・・・ いや 振り返ると そもそも記憶力はすこぶる悪い 中学、高校、期末テストなどは ほぼ前日に覚えた瞬間的な記憶で  なんとか乗り切っていた 反対に うちの夫は記憶力が 普通の人よりいいようで あれこれ何でも覚えている 雑学の宝庫 すごい・・・ そんなこと よく知ってるね・・・ え?私そんなこと言ったっけ? て、ことが度々ある 何で覚えてないの?と言われることも多々ある ゴメンね 私本当に覚えてないの 忘れただけ 記憶力がいいと良いことばかりで

          スマホからスマホ

          私のiPhone7 動きが悪くなってきたので ついに交換となった 契約している会社のショップへ行くと 待ってました!と言わんばかりの店員さん にこにこ説明してくれた 契約の形態は この7年間の間に すっかり変わって 最新の機種は 2年後に買い替えるとお得感が味わえるような 残価設定になるそう・・・ なんだかよく分からん・・・ 2年後?! そんなにすぐ交換するの?! 最新の機種が使えます と言われたが それにはどうも抵抗があった 一世帯前のiPhone14にしようか

          スマホからスマホ

          iPhone7と秋の空

          あいふぉんせぶん 最新のスマホだと思っていたのに 気づけば7年・・・ そう言えば  息子くんが高校に入ったころ 高校生になったからと 一緒に買ったんだっけ その後息子くんは2度スマホを変えている そのうちの一度は無くして・・・ 世間ではiPhone15が発売されているらしい なんてことでしょう いつの間にか時間が過ぎ去り 周りがどんどん変化していって 私のスマホは 私自身を表すかのように 最近 動きが悪い 仕方なく iPhone14あたりに替えてみようかと こうな

          ざわざわの日

          風が強くて雨が降る朝 なんだかざわざわ・・・ 朝からバルコニーのしまい忘れた 日除け用シェードがバタバタしている 紐で押さえてあるけれど 早く片付けてと言われんばかりに 雨雲で覆われた空は暗く 気分まで沈んで 低気圧で頭が痛い 駅までの道は遠く感じられ どんなに雨具を活用しても やっぱり湿って どんより・・・ 雨音と風の音で なんだか心がざわざわする でもよく考えてみて これって自然の音だ 自然が発する音 人が作り出す 電車や車の音 空調機や あらゆる電子機器か

          恋と変と愛

          恋と変 漢字をじーっと見ていると こんなカタチだったっけ??と 分からなくなって  思わずスマホで調べてしまったり そんなことないですか? 私はよくある しかもこの二つの字は似ていて 老眼が進んできた私には ぼんやり見ていると ほぼ同じだ それに 愛 もなんだか似ている 恋と変と愛はいつも背中合わせな気がする 何かに恋すると 変になり やがて愛が湧く 恋は人に対してとは限らず モノやその色 フォルムに恋することもある それは通常運転していたのに 急にハンドルを切

          音の詩画集

          10月21日(土) 音の詩画集vol.7 コンサートを無事終えた その日、会場に彫刻を搬入し その日のためだけの特別な空間ができた 1日で搬入し組み立てて設置して 夜にはバラして撤収するという・・・ なんて贅沢な 作品は、組み上がって配置されると その絶対的な存在感と空気感に包まれ 急に森の空気と 静けさがそこに現れた うっすら漂う木の香りも相俟って どこかへ瞬間移動したかのよう 「月が眠る山」 彫刻家: 林耕史さん 題名も素敵だ その彫刻作品に寄せる4つのス

          サラリーマンと鯖寿司

          鯖寿司と 都心へ向かう通勤電車は 似ている  ぎゅーっと酢飯と鯖がいい感じに握られ 四角い型におさまる鯖寿司 おいしい 通勤電車は全くもって いい感じとはほど遠いが やっぱり四角い電車に皆んな おさまる みな似たようなスーツを身にまとい 絶対痛くなるヒールを履いて 電車の中で吊り革を握らず いや握れない 必死でバランスをとる そこではひたすらスマホに集中するか 目を閉じて修行僧のように無心になるか 私も含め・・・ いや待てよ これはインナーマッスル鍛えられるじゃな

          サラリーマンと鯖寿司

          コンサートの前に

          いつも思う コンサートを自分で企画し 曲目プログラムを考えて 案内リーフを作ってチケット作って レコーディング CD制作・・・ どうやったらお客さんに 喜んでもらえるだろうかと考える どうしたら音楽が届くだろうと 若い頃からずっと考えている 見えないものにお金を払うのか 代金に対してモノとして手に入らない 音楽で食べていくのは大変 これで生活できるほど稼ぎがないけど プロと呼べるのか そんなことを言われ傷ついたこともある でも違和感を感じてしまう 生計はサラリーマ

          コンサートの前に

          人の気分って面白いよね 広がったり縮んだり 弾んだり落ちたり 割と静かに一定な人もいるけれど 割といつもトゲトゲな人もいる それに割と常に沈んでる人もいる みんな心のテンポが違う 違うテンポの人に出くわすと 無意識の自己防衛が始まる 見えないバリアを張って なんとか相手に合わせて  取り繕い 笑って がんばる 若い頃は毎日 右往左往してた でもね 今はもう 半世紀の山がすぐそこに それらはすべて 山に行くまでの風にすぎない 風の流れなんて一定であるはずがなく 常に

          更年期のすすめ

          ピアノ のあとに いきなり更年期?!笑 更年期というと更年期障害という言葉が浮かぶ イライラしたり 急に汗をかいたり 身体の調子がすこぶる悪くなる 永遠とも思われる 疲れ 頭が重く 頭痛がして  寝ているのに朝からとにかく怠い ちょっとしたことで気分が落ち込んでしまう あるいは常に 低空飛行 多かれ少なかれありますよね? 私もそう 仕事や家事に追われて 重い身体を動かして ピアノの椅子になんとか辿り着く ぼーっとしていてもなんとか指を動かす 楽譜を頑張って 見る

          更年期のすすめ

          ピアノ

          子どものころから 当たり前のようにピアノがあった 練習しなさい! と言われるのがとっても嫌で どうしたらサボれるか いろいろ試行錯誤した きっとほとんどの子どもがそうだろう 私も その ほとんどの一人 やがてピアノが上手に弾けるようになって 自分は特別なんだと 勘違いがはじまり ぶつかって、傷ついたりして 悩んで、失敗したり そもそもなんで、ピアノ弾いてるんだっけ? 親から褒められたいから? 人から称賛されたいから? そうだ! 好きだからだ ピアノが好き 20代の