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ズボラに布ナプキンDIY — 生理用品事情もまとめてみたよ

女性/女の子のカラダ事情について比較的オープンに書いています。ご了承の上、お読みください。(せっかくだから、男性/男の子も知っておくのもいいかもね☆)

毎月やって来るあの子。

付き合いはじめて早ウン十年。

課金することウン十万円(たぶん・・・)。


また、あの子がやって来た。

やばっ!ナプキンのストックがない。。。

ティッシュで代用して店まで走るのもあり。でも、始まって数日はなるべく動きたくない。

そんな時にふと思いついたのが

「家にあるもので布ナプキンDIY」

なるべく「ずぼら」で不器用でもできるように。ミシンも、針と糸も使わずに。

意外とさくっとできた、今回のDIY。

・夜間などで、ナプキンが買えない。
・布ナプキン良さそうだけど躊躇している。
・布ナプキン試してみたい。
・やばい!ストックがないの忘れてた!
・ゴミを減らしたい。
・お金を節約したい。
・不器用でも古着をリメイクしたい。

・・・という方の参考になればと、noteにまとめてみた。

選択肢が増えた生理用品事情

今までは使い捨てナプキン一択だったものが、エコや利便性、身体への影響を考えて、選択肢が多くなっている。

まず最初に、わたし個人の主観と偏見と経験談をまじえて、それぞれの選択肢を紹介してみよう。

生理用品のことはいいから、さっさと作り方を教えて!という方は、見出しの「ズボラさんの手作り布ナプキン その①」へどうぞ。

【使い捨てナプキン・タンポン】

私は、ずっと手軽に買える使い捨てナプキンを使ってた。日本にいた時はもちろん、こちらに移住してからも。初めてこの国に来た頃はゴワゴワと大きいサイズのものしかなくて値段も高め(1ドル=100円以上の円安豪ドル高レートだったのもある。今は75円くらい)。

そんな訳で、「お肌に優しいし、機能も充実してるし、薄いしやっぱり日本製でしょ♬」と、セールで大量購入。実家に保管して一時帰国ごとに運んでた。スーツケースには大量の使い捨てナプキンが。荷物検査はいつもドキドキ。スーツケース開けたらナプキンどーん!はさすがに恥ずかしい。

ここ2年ぐらい帰れてないけど、これまでは日本から持ち込んだストックでなんとか持っていた。妊娠中・授乳中で、ずっと来ない時期もあったから。あの頃は楽チンだったな〜(遠い目)。※個人差あり。

なお、タンポンは取り出す時が難しすぎて、挫折。。。紐がどこかに行っちゃったり、強く引っ張ったら千切れそうで不安もある。

ただ、今ではオーストラリア🇦🇺にも良さげなのがある。値段も手頃。サイズも小さく薄くなってきている

上のリンクにも載っているが、健康志向のオーストラリア、オーガニックな商品も増えてきた。

どうしても必要な時のバックアップに気軽に購入できるようになって嬉しい。

【経血カップ】

個人的に、ここ何ヶ月かはシリコン製の経血カップなるものを試している。たまたま入ったエコ系のお店で目に止まったのを買ってみたのだ。

カップを膣の中に入れる。カップに溜まった経血をトイレに捨てるというシンプルなもの。洗うことで何度も使える。わたしが使ってるのはフィンランド発のブランドLunetteの小さいサイズ。

タンポンのように紐が千切れそうという不安はないし、シリコンが滑りやすく取り出すのも意外に簡単。どれだけ経血が出たか、ひと目でチェックできるのも、自分の状態を知っておくという利点がある。

経血を捨てる回数は多い日でも1〜2回くらい。使い捨てナプキンみたいにトイレに行くのが頻繁じゃないのがいい。しかも“あまり”漏れない。ゴミも出ないから地球に優しい。

気をつけることとしては、各周期ごとに煮沸消毒が必要(専用鍋がいる)。経血を捨てた後は、水洗い。外出時は個室に洗面台のあるトイレを利用する。

挿入する時に硬くて折りたたみにくいことや、指が汚れることなど、まだ抵抗感があるところも。でも、慣れれば楽なはず。

ただ、今回は布ナプキンもどきを試してみたくて、お休みしてもらった。

【布ナプキン】

気になっている生理用品 No.1。

経血カップと同様、初期費用はかかるけど、使い回せる。しかも、使い捨てナプキンに慣れている身としては一番抵抗がない。

どれがいいんだろう?洗い替えはどれくらいいる?つけ置き用のバケツは?などなど・・・

考えたり選んだりすることが多くて迷っているうちに、あの子が来てしまった。「今」必要で「今」手元にないから今回は使えない。

【吸収型ショーツ】

気になっている生理用品No.2。

オーストラリア発のmodibodiというショーツ(日本でも購入できる)。ほかのブランドもあるみたい。

一時期、知り合いがおすすめしててSNSをフォローしたことも。ショーツの種類も色々ある。デザインもかっこいい。生理中ですって分かりにくい見た目なのもいい。ショーツを履くだけという超ズボラ感に心ひかれる👍

自分でも、じゃあナンデ使わないの?と思う。いや、試してみようとは思ってたのよ。ただ布ナプキンと同じで、購入に至ってなかっただけで・・・😅

【経血コントロール】

最近、健康志向ピーポー界隈で『経血コントロール』なるものが話題になっている。これは製品ではないが、気になったので調べてみた。

昔の人はちつを締めてトイレで出すことができていたらしい。それがいわゆる経血コントロール。生活様式が違う現在でも訓練をすれば、できるようになるらしい。生理用品自体がいらなくなる期待も⁉︎

ただ、信憑性については疑問が残る。反対意見もあるようだ。それに出産などで膣周りの筋肉がよわくなっていたり骨盤に歪みがあると、コントロールできるようになるまで時間がかかりそう。

これは個人的感想なので、気になる人は調べてみてね。

とまあ、女性のカラダ事情には、いろいろあるのよ。

さてさて、ようやく本題へ。

ナプキンがなくて緊急事態!となった今回の周期。

経血カップはあるものの、最初の数日間は量が多くて心配。布ナプキンだけで過ごすとどんな感じか気になる。いらなくなった古着のストックもある。

だから作ってみたよ、ズボラ流布ナプキン。まさに「必要は発明の母」ですかな。

ずぼらさんの手作り布ナプキン その①

用意したのは、要らなくなった夫の服&間違って洗濯してしまった毛糸の帽子。(色のバランスが悪いのは気にしないコトニスル)

まず、てきとーに(笑)パーツを切る。

切る場所は基本どこでもいい。今回は半袖ポロシャツの袖の部分を縫い目に沿って切ってみた(ピンクの布)。腕を入れるところは輪っかのまま。

水色と白は適当な大きさに。白いのはインサートとして。ウールか分からないので気休め程度だけど。

白インサートを水色の端切れの間に入れる。

そこを中心にナプキンの大きさに合わせて長方形に折る。

ピンクの布で水色ナプキンを覆うように折る。布の端は輪っかの中に入れる。

本番は水色ナプキンを下着にセット。その上にピンクの布を置いて下着ごと包む。下着の下で輪っかに端を入れ込む。

これで完成。

ズレるのが不安なら、入れ込んだ端ごと輪っかの入り口のところを安全ピンで留めておく(大きめじゃないと外れる危険アリ)。なくても意外とズレない。

ずぼらさんの手作り布ナプキン その②

もう一つ、ずぼらナプキンを作ってみた。

用意するのは、子どもたちが赤ちゃんの頃使っていた抱っこ紐用のよだれカバー👉こんなの

それと、①で余った水色の端切れと白い毛糸のインサート。

持っているよだれパッドはマジックテープで留められるようになっている。スナップ式のほうが良かったかな。まあ、買った時はナプキンとして使われるなんて思ってもなかったけど。

①と同様、水色と白で長方形を作り、それをよだれパッドで包む。

パッドはもともと赤ちゃんの肌に触れるものなので、肌触りが優しい。捨てるか譲るかしようと思っていたが、こんな使い道があったとは⁉

使用感と考察

【良かった点】
目的は果たせた。
両方とも吸水性あり。
ほとんど漏れもない。
ゴミが出ない。
触り心地が肌に優しい。
ムレ、かぶれ、臭い等なし。
多い日が普段より少ない(気がする)
↑生理期間が短くなるかも♪
交換する頻度が少なかった(気がする)
捨てるはずの物が再利用できた
お金の節約になった

【良くなかった点】
市販のナプキンより、もこもこする。
別洗いが必要。←布ナプキンでも言える。
外出しづらい。←何かあった時が不安。
服によってはアウターに響く
毎回セットするのが面倒くさい。
↑布ナプキンとして縫えば解決するか?
ベストポジションが分かりづらい。
寝ている時が心配。
②はマジックテープが擦れて痛い。←スナップボタンでリメイク必要

改善したい点もたくさんあるけど、初めてにしては上出来。見た目はイビツでも、いざという時に使えるのが安心感に繋がった。

生理中を快適に過ごそう

応急処置だったけど、少しの間これで乗り切ってみる。本当に生理期間が短くなっているか実験してみたいし。

生理中はなるべく外に出ない。家でのんびり過ごすのが最近のスタイル。だから、ゆったりとしたズボンやスカートでいれば、そんなに気にならない(リモートワークの恩恵はこんなところにも)。

実験がうまく行ったら、布ナプキンか吸収型ショーツに完全シフトしてみるのもアリだな。どうしても外出する時だけは、オーガニックコットンの使い捨てナプキン or 月経カップ + 薄手の布ナプキン(漏れ防止)を使うのもいいかも。

まあ、とにかく今回の周期が無事に終わって良かった(ホッ)。

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