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変化に対する第3の道をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで導く。

2024年は誰もが予想しなかった能登半島の大震災から始まった。まだ被害の全貌は明らかにされていないが、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。

自然災害の他にも、私たち人間が形成する社会も大きな変化を自ら生み出していく存在である。技術、ビジネス、文化などの各領域で新しい試みやスタイルが生まれ、競争という名の中で古くなったものは淘汰されていく。その競争を積み重ねて様々な問題を克服し(たくさん問題を作り出している側面もあるが)、私たちの今の暮らしがある。

つまり、人間は何か新しいものごとに直面することは到底、避けられないこととなっている。

そうした変化に直面して、その影響を克服しようとそれに挑んでいく人、恐怖心が生まれて後ずさりする人が出てくるといわれる。
ストレス状況に対する「闘争ー逃走」という二者択一の反応として語られることもある。

変化に対するこの2つの反応は、違うようで同じ根を持っている。どちらも「変化」を否定しようとすることである。「闘争」は変化を押さえつけようとし、「逃走」は変化があたかも無いかのようにふるまったり、影響がない場所へと自らを移動させるのである。

対峙した変化が一時的で小さいものであるならばその対応でしのげる場合もあるが、変化が大きく、簡単には収まらないときには、戦っても押し負けるなるし、逃げていても変化につかまる。

要は、変化に抗って戦ったり、逃げたりしたことは、無駄となり、最終的にツケを払わされるのである。努力はしているものの変化に苦しめつづけられる会社は、まさにこのパターンにはまっていると考えられる。

「闘争」と「逃走」以外の第3の道がある。それは変化を否定せず、自らに取り込んでしまうことだ。

では、変化を取り込むためのポイントは何か。

それは「状況のリフレーミング」である。自らの状況の解釈の仕方を変えることといってもよい。

ポイントは、今、自分の目の前に現れた新たな状況を、どのように見たら自分にとって有利な状況とみなせるかである。ピンチはチャンスであるとビジネスの世界ではよく言われるが、まさに変化を自分たちの推進力に転換する「状況のリフレーミング」をする力が必要となる。

この「状況のリフレーミング」をいかに行うのか。いろいろな方法があるが、レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドはそのための有力な一つの方法である。

なぜなら、このメソッドでは、参加者はレゴ🄬ブロックで作った表現に意味づけをしていくからである

状況をまずブロックで表現してもらい、その状況をどう解釈すると、自分もしくは所属集団にとって最高の未来になっていく道が見えるのかをモデルを見ながら対話していくイメージである。

モデルも何もなく対話してしまうと、参加者間の「状況」の共有もおぼつかないし、結果として何を話しているのか途中で混乱する空中戦になりやすい。「状況のリフレーミング」作業や体験をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドは安定感をもって進める後押しとなるのである。

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