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「編集とは」。vol.17...編集長の書き置き。

昨日の記事を読み直していて、必ず必要って、日本語おかしいかな?と、気になりましたが、そのままにしています。

編集とは。続きです。これまで同様に、月刊誌のさらに情報誌の編集ってことで、具体的な内容になります。

だいぶ以前から約束している、ネタ集めについてです。

毎月毎月の発行が定着していれば、こちらから探さなくても各方面から情報やニュースリリースがあるもの、と思いきやそうでもありません。

毎月のイベント情報は、だいぶ前から用意していただいたものでないと、月刊誌には間に合わない場合も多々あります。

コロナ禍でイベントの中止が相次いだときは、お金をかけてパンフレットを用意することがリスクそのものになってしまい、インスタやホームページでのみ告知して終わらせる主催者が多くなってしまいました。

弊誌も、短いサイクルで出たり消えたりする情報に、振り回されていた時期もありましたね。「○○現在の情報です」と、お断り文を書いて凌ぐほか、あまりにもキャンセルが続いたときは、Twitterやインスタに更新した情報を載せたこともありました。

さて、情報集めですが、基本として街に拾いに行きます。パンフレットが置いてある公共施設を回るほか、Twitterやインスタ、Facebookにアップされている情報も拾います。

関係性が出来上がっている先さんからは、毎月決まった日になると必ず情報を送ってもらっています。

イベントやアート情報など、レギュラーで掲載するもの以外で大事になるのが、特集記事に必要な情報=リストです。

特に、日々の営業にも関わるのは、新店情報です。どうやって仕入れるのかと、驚かれることが多い特集でもあります。

営業部と連携して、街の中から建設中の物件を見つけたらグループLINEで共有。各種SNSで投稿されている情報を拾って同じくグループLINEで共有。読者からの情報提供はごく稀にある程度ですが、力になります。

会社で購読している建設新聞から、新規オープン予定の情報を得ることもできます。それ以前は、役所の建設課へ出向いて建築計画をリサーチしていましたね。「建築計画の閲覧お願いします」と言って、記名簿に閲覧目的や身元を書いて利用します。

新店以外の特集記事では、過去から続くリストをベースに、毎回ブラッシュアップしていきます。ホームページはもちろんですが、SNSから最新の情報を得ます。

但し、以前も書いたように、現地に行って確かめることが最善策になります。スケジュール的に間に合わない場合は、電話でリサーチします。「○○編集部の○○ですが、今○○についてリサーチしていまして、こちらでは○○の扱いはございますか?」と、きちんと名乗った上で、確認していきます。

あくまでリサーチなので、掲載するかしないかは明言してはいけません。

馴染みの店が多くなればなるほど、リサーチにかかる手間は軽くなりますが、これも以前書いたように、いつも同じお店が載らないよう努力が必要になります。

いつも大したことのないニュースリリースをいただく先もあります。営利目的のニュースリリースをいただいたときは、営業に切り替えますが、大抵の場合は有料で掲載まで至らないことの方が多いですね。

長くなりました。明日もネタ集めについてご案内します。

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