【夫婦秋旅】大塚国際美術館#6(系統展示印象派・新印象派ほか)
大塚国際美術館に来ています。好きな絵、気になった絵について、かいつまんで記事にしています。
さらっと記事にする予定が、気が付いたら6記事にも跨ってしまいました…
(旅行記を楽しみに読んでくれていた方には申し訳ないです。)
一応本記事で、大塚国際美術館編は終了となります。
▽前回の記事はこちら▽
マネはアカデミー的な写実主義から印象派への移り変わりの上で重要な役割を果たし、「印象派の父」と呼ばれています。
フォリー=ベルジェールは、パリにあるミュージックホールですが、現在も存在しているようです。
ルノワールの代表作。庶民の社交場であった屋外のダンスホールが描かれています。なんとも楽しそうですね。
「印象派」の名前の元となった《印象、日の出》はモネの絵なのですが、なんと撮るのを忘れています。
モネといえば睡蓮。睡蓮といえばモネ。そんな感じ。
岐阜の山奥の「モネの池」しかり日本人はモネ大好き。
当時流行ったジャポニスム。
ゴッホが浮世絵大好きなのは有名ですが、モネも日本画から影響を受けた人物の一人だったようです。こういうパキっとした色の絵も描いたんですね。
ドガは、バレリーナの絵をたくさん描いた人です。
労働者階級の女性を描いています。
右手にワインボトルを持ったまま大あくび。
会場の配置の都合か、ドラクロワなどの絵の前に特設会場で作られているため、違和感を感じてしまう「ゴッホの7つのヒマワリの部屋」
失われてしまったものを含め、世界中の美術館に散らばるゴッホのヒマワリが一挙に見れるとあっては、さすがに大人気のコーナーです。
人が多すぎて2つしか撮れませんでした。
ゴッホは生前まったく売れなかった画家として有名ですよね。
共同生活をしていたゴーギャンと口論が絶えず錯乱、自らの耳を切り落とし、精神病院に入院中に描かれた肖像画です。
美術の教科書で見たことがある絵です。
右に描かれている女性が持つリードに繋がれているのは、よく見ると犬ではなく猿なんですよね。
シェイクスピアの悲劇ハムレットのヒロイン「オフィーリア」が溺死する直前の姿を描いた作品。
水死体って言われますが、溺れる直前なのでまだ死んでません。
オフィーリアの周りには様々な草花が描かれていますが、それぞれ不吉であったり切ない花言葉が…
よく妻が風呂でオフィーリアの真似をしているのですが、実際に制作されたときは、モデルの女性をバスタブに浮かべてデッサンをしたようです。
このときミレイはデッサンに集中しすぎ、バスタブの温度が下がっていることに気が付かず、モデルの女性に風邪をひかせてしまい、治療費の賠償請求をされています。
クリムトも日本画の影響を色濃く受けた人物ですね。
日本の蒔絵や屏風、市松模様のデザインなどの要素が取り入れられています。琳派感がすごい。
私が大好きな画家のルドンです。
ゴヤが晩年に黒い絵をたくさん描いていたのに対し、ルドンは50歳になるまで「毛の生えた目玉型の気球」とか「人面の蜘蛛」とか「一つ目の巨人」とか暗くて鬱屈した絵をモノクロで描いていたのに、待望の子供が生まれてから一転してパステルカラーの華やかな絵を描くようになります。
主題は「仏陀」ですが、実際に描かれているのは「地蔵菩薩」だとか。
ちなみに日本でルドンの絵を一番多く所蔵しているのは「岐阜県美術館」です。
これまた世界的に有名な絵です。
「真ん中にいる人はムンクでも叫んでいるわけでもない」ってやつですね。
ムンクは作者の名前ですし、真ん中の人物はどこからか聞こえてくる「叫び声」に耳を塞いでいるだけです。
11時前に入館し、ランチを挟んで気が付いたら、もう14時すぎ。
この後、渦潮も見た上で、5時間半かけて愛知県まで帰らないといけませんでしたので、近代の展示からだいぶ速足になり、結局現代の展示まで網羅して見学することはできませんでした。(ダリとか見たかったね…)
次回は何年後に来るか分かりませんが、近現代の展示をじっくり鑑賞したいものです。
おわり
おまけ
お昼ごはんは、地下2階「カフェ・ド・ジヴェルニー」で。
【夫婦秋旅】高知・徳島編は、これにて終わりになります。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
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