好きを見つける
子どもたちが本当に好きだと思えることを見つける方法。
それは沢山の体験や経験をすることです。
幼少期、子どもの世界は親の中にあります。
親から与えられることがほとんどの世界。
親が与えなければ知らずに過ぎていく世界。
そのため、親は子どもに「世の中にはこんなものがあるんだよ!こんなことが出来るんだよ!」
と、いうことを積極的に教えていかなければなりません。
旅行に行き、沢山の景色を見せたり‥
一緒に料理をしたり‥
子どもが疑問に思ったことを一緒に調べたり‥
自分では教えられないことは習い事をさせてみたり‥
子どもたちはそう行った体験や経験から様々な物を学び、自分に合った好きなものを探していくのです。
我が家の子どもたちは3人とも好きなものがあります。
旅行に沢山行けるような家計状況ではありませんでしたが、小さい頃から色々な場所に連れていったり、一緒に何かをすることを心がけてきました。
習い事も積極的に体験入学。少しでも興味を持てば実際に習わせてみたり‥
ここで気をつけなければならないことがあります。ほとんどの親さんは習い事を始める時に、子どもとこんな約束をすると思います。
「始めるからにはちゃんと続けること」
そう約束させて始めた習い事。いざ子どもが辞めたいと言った時、やめてはいけない。約束したでしょ?と説得‥
これは私は良くないパターンだと思っております。
辞めたい理由をきちんと聞いた上で、「辞める」という選択肢を子どもに与える。
もし辞めたい理由が先生と合わないということだけであるなら、違うスクールに移動する。
友達関係であるなら一緒に解決策を考える。
習っているものが好きなことであるのなら、続けられる方法を考えていく。
しかし、その習い事が好きではなかった場合‥
速やかに辞めたらいいと思います。
そして、次の好きなもの候補のもとへ‥
嫌なものを無理に続けることは、子どもにも親にも負担でしかないです。
どれだけ始めても、どれだけ辞めてもいい
沢山体験し、経験した中から選べば良いんです。
辞めたものの中から、「もう一度やりたいな‥」
子どもがそう言ってくることがあればもう一度やらせてあげたらいいと思います。
その代わり辞めたことに再チャレンジするのは一度だけです。ここで始めて子どもと約束をします。
「次辞めたらもうこの習い事は出来ないよ。もう一度始めるからにはきちんと向き合うこと」
そうして再び始めたものは、長く続けられる好きなものになるかもしれません。
長女がこのタイプで、保育園からダンスを始め、小学校中学年の頃。レッスンには行くが全く練習をすることなく、チームに迷惑をかける。
「やる気がないなら辞めなさい」
娘もすんなりと聞き入れ、ダンスを辞めました。
そこから1年‥
「私はダンスが好きです。やっぱりダンスがしたい。もう一度習わせて下さい。」
長女が真剣な顔で話をしてきました。
ダンスに対してはこれが最後だよ!ということを約束し、現在に至ります。
自分で心からやりたいと言ったダンス。
全く練習をすることがなかった長女は、今では毎日3〜5時間‥ダンスの練習をするようになりました。
(把握出来ていないだけでもっと長い時間練習しているかもしれませんが)
好きだからこそ本気になれる。
私の考える親の使命は、子どもの心から好きだと思えるものを見つけるための経験や体験をさせてあげること、そして子どもの選択を否定せず寄り添うことです。
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