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カーニバルにはブラジルのプジン(プリン)作りを〜Bolo pudim de leite condensado 〜

 あれは3ヶ月ほど前のことだったでしょうか。日本の友人何人かから

「コンビニでブラジルのプジン(プリン)を買ってみたよ〜、美味しかった!」

というメッセージをいただきました。(地球の反対側の国のことなのに、皆さん気にかけてくださって嬉しかった〜泣)ブラジルのプジンといえば、家庭でよく作られる、コンデンスミルクを入れる甘〜いあれのこと?


 送っていただいた写真、及び検索して見た画像は、私が認識しているプジンとはちょっと違いました。プジンと言われながらも、台となるスポンジケーキとで二層になっていて、随分とオシャレな見かけ。これは一体どうしたことなのでしょう。

 良く調べてみたら、Pudim de leite condensado
(コンデンスミルク入りのプリン)といえば私がよく知っているあのプジン、二層になっているものは特に”
Bolo pudim de leite condensado
“というそうです。Boloはポルトガル語でケーキ、leiteは牛乳という意味です。

 プジンとスポンジケーキのマリアージュってどんな感じなのかな。お店で売っていないのならこの際作っちゃう?

 折りしもこちらはカーニバルの休暇中。デートの散歩、昼食後に娘のBFくんが我が家に遊びに来るというではありませんか!このふたりにプジン作りをお願いしたところ、快く引き受けてくれました。嬉しい♪夜には息子カップルも合流する予定なので、夕食のデザートと致しましょう。

 レシピは千里友さんが教えてくださったオレンジページさんに掲載されたこちらを参考にしています。(在日本ブラジル大使館のレシピだそうです。)

Bolo Pudim de Leite Condensado

材料
〈キャラメル〉
上白糖  60g
水    大さじ1
湯    大さじ1
〈プジン生地〉
卵(L)  3個
コンデンスミルク 100g
牛乳   1/2カップ
バニラエッセンス  3〜4滴
生クリーム(脂肪分45%以上) 1カップ
〈ケーキ生地〉
卵(L)  1個
上白糖  50g
牛乳   1/4カップ
薄力粉  50g
ココアパウダー 10g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
バター(食塩不使用)  50g
型に塗るサラダ油 少々
今回使用した型は25×10×5でした。

オレンジページさんのレシピより


作り方
1)キャラメルを作る
上白糖の塊は潰す。小さめの鍋に水を入れ砂糖を振り入れる。
砂糖が水を吸ったら中火にかけ、混ぜずに加熱。
縁が色づいたら全体を馴染ませる。
濃い茶色になって煙が出たら火を止め、気をつけながら湯を回しかける。
型に流し入れ広げる。
2)プジン生地を作る
オーブンを170℃に余熱しておく。
卵を割りほぐす(泡だてないように気をつけて)。
コンデンスミルク、牛乳、生クリーム、バニラエッセンスを次々に加えて混ぜる。
3)ケーキ生地を作る
卵を泡だてないようにほぐす。
砂糖を加え空気を入れながら白くもったりするまで泡立てる。
溶かしバター、牛乳の順に入れ混ぜる。
粉類を入れて混ぜる。
湯煎焼き用の80℃の湯を用意する。
4)生地を重ねてオーブンで焼く
1)のキャラメルが冷え固まっていたらプジン生地、ケーキ生地の順に型に流し込む(ケーキ生地が沈んでも心配ない。)
用意した湯を、バッドに流し込む。(型の高さの半分くらい)
型をバッドにセットしオーブンの下段に入れ、170℃で15分、160℃で35分焼く。(オーブンにより加減すること。)
網の上で冷まして取り出し、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。一晩置くと型から取り出しやすくなる。

上に同じ


薄力粉がありませんが。。

 出来上がりはこんな感じになりました。ケーキの部分が何故かあまり膨らまず、きれいな二層にならなかったのは残念でした。それぞれの生地の状態、型の高さがあまりなかったことも影響しているのかも。でも、初めてにしてはまずまずの出来だったと思います。 

 ちょうど良い頃合いで息子とGFちゃんも到着。プジンを冷蔵庫で冷やしている間に、夕飯はデリバリーで簡単に済ませました。片付けは若者たちが手分けをしてやってくれて楽チン。さぁ、いざデザートタイムへ。

 手間暇かけて作られたプジンは、外でいただくのと同じように「ムッチリ」な食感。これぞブラジルのプジンです。コンデンスミルクもそれなりに入って、甘味はどうかな、と思っていましたが、想像していたより控えめ。なめらかな舌触りでとてもで美味しかったです。皆大満足のお味でめでたし、めでたし。

 若者たちはその後、リオのカーニバルのTV中継をBGMにカード遊びなどして、カーニバル2日目の夜が更けて行きました。

【オマケ】

 娘のBFくんは中華系なので、カーニバル前日の春節のお祝いに娘をご招待して下さいました。あちらの親戚一同様とご対面。娘はそれなりに緊張して伺いましたが、穏やかな会食だったようです。


 その翌日のカーニバル第一日目。我が家の通りで行われた、街角カーニバルの行進の様子です。場所によっては治安が心配なカーニバル。こちらはファミリー型で平和な雰囲気です。小さなお子さんたちの可愛らしい仮装姿も見られました。

ウォーキングの帰りに寄るベーカリー付近
この日の最高気温は32、3℃ほど。雨も降らず暑かったです。
こちらはサンバスクール同士の熾烈な闘い。いつでも豪華絢爛なリオデジャネイロのカーニバル


 明後日の灰の水曜日が終わると、イースターまでカウントダウン(日曜日を除いて40日後)となります。その間にサンパウロの秋がゆっくりと深まって行きます。

【追記】

後日ケーキ生地の分量を増やして再チャレンジしてみました。

 カラメルが温かいうちに型から外して、やりやすかったです。二層構造になって、少し見栄えが良くなったかな。

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