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英語は大胆に省略するとうまく伝わる

英語を簡単にする方法

ルール1 分けて短くする

 長い文章を英語にしようとする時、途中で訳がわからなくなって挫折することってありますよね。

 英語がペラペラになりたければ、なるべく文を切って短く話すようにしましょう。そのほうが混乱しません。

 ネイティブスピーカーも一見スピードが速いので、長い文章を話しているように聞こえますが、英語の字幕を見てみると、短い文章をたくさん話しています。

 そのため5歳児英語では基本的に関係代名詞は使用禁止とします。混乱しなければ使ってもかまいませんが、自信がなければ関係代名詞は使わずに話したほうがいいでしょう。


ルール2 大胆に省略する

 省略するとは、全部をきっちり伝えようと頑張らないということです。大体伝わればいいと割り切りましょう。

 あなたは一国の大統領でもなく、外交の話をしているわけでもありません。言葉に詰まったら「全部、正確に伝えようとしていないだろうか?」と自問自答してみましょう。完璧主義で真面目な人ほど「全部、完璧に伝える!」ということにこだわるあまり、英語を話すことができなくなってしまいます。

 たとえば「納豆って何ですか?」= What's natto? と聞かれたときに、辞書を引くと「発酵した大豆」=fermented soy beans と出てきます。

 でも、そんなに詳しく言わなくても、「大豆」=soybeans だけでもいいし、「日本の伝統的食べ物」=Japanese traditional food と言っても大体のところは伝わります。それでいいじゃないですか。

 完璧主義は英語マスターの敵です。完璧じゃなく、まずは大体伝わればいい、と考えましょう。それがペラペラへの近道です。



例文1
前に座っている赤ちゃんが、尋常ではない声で泣きっぱなしだった。

まずは2つの文に分けます。

①前に赤ちゃんが座っていた

②尋常ではない声で泣きっぱなしだった


 それぞれ英語にするのが難しいところは省略します。

●前に赤ちゃんが座っていた → 前に赤ちゃんがいた
●尋常ではない声で泣きっぱなしだった → たくさん泣いていた

「泣きっぱなし」より「たくさん泣く」のほうが簡単なので言い換えます。

 これを英語にします。

●There was a baby in front of me.
●The baby was crying a lot.

 これで十分言いたいことは伝わりますね。



例文2
猫の手も借りたいくらい忙しいの。

「猫の手も借りたい」とは人手が不足していて、ものすごく忙しい様子を言いますね。

 ですが、忙しい度合いを詳しく言わなくても、「忙しい」ということが言えれば、大体のところは伝わります。

●I'm very busy.
「とっても忙しいの」

 このようにゆっくりやっていけばとても簡単ですが、会話中に瞬時に省略していくには、慣れることが必要です。


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