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AとBの選択肢があったときに、Cのアイデアを出せる人がクリエイティブ

クリエイティブって何だろうとずっと考えていたんですが、テレビの現場で自分が思うクリエイティブな人をよく観察してるとタイトル通りの人だなーと思ったので少しまとめてみます。

コンテンツ作りって判断の連続なので、多くの人たちと一緒に一つの意思決定をするプロセスが必要になります。これが結構面倒だったりするんです。理由としては「最適解」はそれぞれも心の中にあるのでなかなか会議で満場一致になるアイデアが出ないからです。

そのためにチーフの放送作家や総合演出家が「これだ!」と決めていくことで会議は円滑に進んでいきます。そのときに例えばAとBの二択で迷ったときに、Aの方が良い。何故なら、と明快な理由と意見を言えるテレビマンって結構います。でもこれはクリエイティブではなくてロジカルなんだなと思うんです。納得させられるロジックがあるのは大事だし、それこそがコンテンツ作りに必要なもののはずです。

ただし、本当にやばい人は会議でみんなが「AとBどっちかなあ」と悩んでるときに「Cはどう?」って突然言います。で、大体そのCは面白いです。面白くなくても別の議論を生んだり「AとB」の選択において重要な気づきを与えてくれたりします。

僕個人的にはこの「Cのアイデア」を出す人が一番クリエイティブなんじゃないかと思ってます。かなり勇気がいるんですが、今までの考えのフレームから一歩抜け出したアイデアを出さないと、新しいことって生まれません。だから、今の会議で行われてる議論から一見バカなアイデアを出せるかどうかにその人に宿るクリエイティブの真価が問われてるなと感じます。




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