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同僚との別れを自分の「転機」ととらえてみる

こんにちは。女性向け再就職コンサルタントのきくりんです。

春は別れの季節。私も同年代で仲のよかった同僚が先月末で退職し、寂しい気持ちになっています。この経験を自分にとっての「転機」ととらえて考えてみようと思います。

ナンシー・シュロスバーグは、人生の転機と、転機の乗り越え方についての理論を生み出しました。

それによると、転機の乗り越え方には3つのステップがあります。

1.転機を見極める

転機はイベント型とノンイベント型に分類されます。
〈イベント〉
・予期していた転機(ある程度自分で選択することができた転機)
・予期していなかった転機(自分にはコントロールできない転機)
〈ノンイベント〉
・期待していたことが起きなかったという転機

今回は、私にとっては予期していなかった転機です。

転機に見舞われた場合は次のような変化をもたらすとされています。
・人生の役割
・人間関係
・日常生活
・自分に対する見方

今回の私の場合は、しんどかったり辛かったりしたことも何でも話せた彼女とのランチができなくなり、人間関係や日常生活に変化が起きそうです。

変化をプラスにし、転機を乗り越えるためには、次の「リソースの点検」が重要になります。

2.リソースの点検~転機を乗り越えるための4つのSを意識する

転機の見極めの次は、現在持っているリソースがどんなものか確かめます。リソースは転機を乗り越えるために必要なものです。シュロスバーグは4つのリソースを挙げています。
・Situation(状況)
・Self(自分)
・Support(支援)
・Strategy(戦略)

〈Situation(状況)〉
「状況」とは、その転機が自分にとってどんな意味を持つのかを判断することをいいます。

頻繁に一緒にランチをすることはできないけれど、たまに会うことはできそうです。仕事を離れ、自分の好きなように時間を過ごしている彼女に会ったら、自分にとっても新たな刺激になりそうです。

〈Self(自分)〉
訪れた転機を理解し乗り越えるために、「自分」の感情の動きを理解していきます。

とても気がつく彼女に、ちょっと私は頼っていたのかもしれません。これからは、新しい同僚とも積極的にコミュニケーションをとり、自分が組織にどんなことで役に立てるのかをもう少し意識して過ごしていくことができそうです。

そして何より、自ら望む選択をした彼女を精一杯祝福したいと思います。

〈Support(支援)〉
「人からの手助け」は、転機を乗り越えるための力になりえます。そのため、転機を乗り越えるためには「どんな支援が得られるのか」も考えておく必要があります。

つい当然のように思ってしまうけれど、上司や他の同僚からもさまざまな形で支えられています。ちょっとしんどいと思うこともあるけれど、背伸びしてやっと手が届くような仕事にも挑戦させてもらっています。

職場外の友人・知人にも支えられています。ちょうど今日、新たな活動の手がかりになりそうな出会いのチャンスがありました。

〈Strategy(戦略)〉
状況を変える対応として、彼女とときどき会って食事をしたりすることはできそうです。認知・意味を変える対応としては、他人軸(誰かに言われたり他人の意向を自分に取り入れたりして判断)ではなく、自分軸(自分の望む方向に向けて自分で判断)で行動することでより前向きに日々過ごせそうです。ストレスを解消する対応としては、ウォーキングや瞑想で気持ちを解放することなどをやってみようと思います。

3.転機を受け止める

「他人軸から自分軸へ」考え方を変えていくことが、特に今の私には有効だと思えました。しばらく寂しさは消えないと思いますが、少し時間をかけて乗り越えていこうと思います。

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