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【限定公開】自分を壊さない生き方⑤



私が20代で大手自動車会社を
辞める決断をした背景を、
Kindle出版のマガジン連載にて
赤裸々に公開しています。
自動車工場での真実や日常のストレス、
過酷な環境を前後編の記事で
深く掘り下げています。

あなたがもし「生き方」や「キャリア」
について悩んでいるなら、
この連載が何かのヒントになるかもしれません。

3章:地獄の自動車工場実習

  • 心と体の負担
    私の担当は、通常想像される組立ラインとは異なる、重要な「供給係」でした。この役割は、遅れることで複数のラインに影響を及ぼす可能性があるため、非常に高いプレッシャーの下での仕事でした。具体的には、重い自動車の板金部品を8つの台車に積み、運搬機で移動した後、手押しでラインまで運ぶ必要がありました。一般に工場では走行は禁止されていますが、時間内に納品するためには走るしかありませんでした。また、台車1つの重さは体感で30〜40kgあり、これを1日10時間以上動かすことは、体にとって相当なストレスでした。

実際、同期には「ばね指」という症状で苦しむ者もおり、その原因となる作業を変更する相談を上司に持ちかけても、なかなか受け入れられませんでした。このような過酷な環境に疑問を感じるようになりました。

  • 寝られない日々
    工場実習が進む中で、夜勤と日勤のローテーションが始まり、私の体調は完全に崩れました。学生時代から健康的な生活リズムを保ってきた私にとって、この交代勤務は非常につらいものでした。夜勤に慣れるころには週が変わり、再び日勤へと切り替えなければなりませんでした。このような生活リズムの変動は、身体と心に大きな負担を与えました。



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