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萌えソングを研究しています。その一環でDJ配信もしています。ここnoteでは、アニソン…

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萌えソングを研究しています。その一環でDJ配信もしています。ここnoteでは、アニソンやPopsをより楽しくDJするための…いわゆるオールジャンルmix(ジャンルレスに曲を繋いでいくDJスタイル)の方法論を解説しています。

最近の記事

DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❸スチールラックで作るDJブースのパーツ選び

 自作DJブースにおいて、スチールラック(メタルラック)という選択肢は非常にアリなのでは…という企画もいよいよ3回目です。 前回はスチールラックの有名メーカー4社を取り上げて比較をしました。今回はその中からルミナスをピックアップし、実際にパーツを選定しながら理想のDJブースの基礎部分を作っていきます。 ブース天板用棚板の大きさを決める  スチールラックには様々なパーツがあります。今回紹介するルミナスもパーツのラインナップが非常に豊富です。色々目移りしてしまいますが、DJブ

    • 爺爺の減った今こそ語ろう、オートシンクの現状批評と未来への展望

       今から10年ほど前でしょうか。「オートシンクはチート」という言葉をネットの片隅で見かけて、椅子から転げ落ちた記憶があります。  その後、定期的にTwitterなどで「BPMぐらい自分で合わせようぜ」や「SYNCボタンが光ってるとダサってなる」といった、オートシンクに否定的な意見が散見され、また実際に「死んでもSYNCボタンは押さない」と公言しているDJを見かけて当時の私は非常に驚きました。  私が愛用しているTRAKTORというPCDJソフトが世に登場したのは、さかのぼる

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      • 流れの中でBPMを大胆に変える9つの方法

         クラブミュージックを主体とするクラブDJ、そしてアニソンやPOPSを主体とするオールジャンルDJ。両者は同じDJでもmixをする上で明確な違いがあります。  それは扱うBPM帯です。  BPMはジャンルを形成する基礎のようなもので、そのジャンルにとってのBPM帯はある程度定まっています。例えばハウスというジャンルであればBPM120〜140辺りで、BPM190のトラックを「これはハウスだ」という人はそう多くはないでしょう。また、別の見方をすれば、BPM190の曲を使うハウス

        • DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❷スチールラック・メーカー4社を徹底比較

           前回は私がDJブースに求める条件を6つ紹介しました。その結果、その条件に見合うものはスチールラックしかない!という結論を読者に押し付けたところで終わりました。  今回はスチールラックの代表的なメーカーを4社(ルミナス/アイリスオーヤマ/エレクター/メタルシステム)取り上げて比較・分析をしていきます。  果たしてDJブースに最適なメーカーはどれでしょうか。 ◆ ルミナス ルミナスは25年の歴史を持つ国内メーカーで、日本におけるスチールラックシェアは業界No.1です。 ・

        DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❸スチールラックで作るDJブースのパーツ選び

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        • 流れの中でBPMを大胆に変える9つの方法

        • DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❷スチールラック・メーカー4社を徹底比較

          DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❶DJブースに求める6つの条件

           DJブースにはロマンがあります。  所狭しと並べられた機材群。それらの電源を一つずつ入れていくと、きらびやかなLEDがまたたきだし、それは宇宙船のコクピットさながら。そして、その宇宙船はDJの巧みなオペレートによって動き出し、どこまでも飛んでいけるのです。  そんな夢のマイDJブースを自宅に構築したい…。DJなら誰しもがそう思うのではないでしょうか。  しかし夢むなしく、ほとんどの場合は日本の住宅環境と同居人がそのロマンを許しません。  ただでさえ狭いリビングに広大なデッド

          DJブース構築奮闘記 〜10年に渡る試行錯誤の末路〜 ❶DJブースに求める6つの条件

          三拍子楽曲がDJで使える魔法の計算式

           私たちは便利な時代を生きています。あなたがSpotifyを開けば、そこには世界中の多種多様な音楽が溢れています。  ところが、そのほとんどがなぜか四拍子の楽曲ばかり。どの音楽もまるで四拍子というウイルスに感染したかのごとく、みな代わり映えしないリズムを刻んでいるではありませんか。  かつては美しき三拍子や五拍子の楽曲がたくさんありました。その音はまるで絵画のように色彩に富み、人々の心情や季節の移り変わりなどを表現していたものです。  ところが、20世紀後半に現れたDJという

          三拍子楽曲がDJで使える魔法の計算式

          TRAKTOR Z2をビンテージ風にイメチェンDIY〜憧れのロータリー(ではない)ミキサー化〜

           PCDJに触れた最初のころから今に至るまで、私は長いことTRAKTORを使い続けています。  TRAKTORの良いところは「あまり大きな変化がない」という点です。  コロコロと仕様が変わって安定しないソフトに腹を立てたり、新製品が次々と発表されるたびに物欲に駆られるようなことはありません。ゆっくりとした時の流れの中で、ただひたすらDJに没頭できる…、とても素晴らしいことですね。  ところで私はTRAKTORと同様にNIから出ているZ2というDJミキサーも愛用しています。こ

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          EQの代わりにフィルターを使う 〜フィルターmixのすすめ〜

           DJ mixをする際、EQを使って混ぜていくのが一般的ですが、EQの代わりにフィルターを使っても全く問題はありません。  EQ操作で一番大事なのはLOWカットです。その理由はボリュームの大部分は低域で占められているからです。  2つの曲をそのまま混ぜてしまうと、音量超過で音割れや歪みになってしまいます。そうならないようにEQでLOWをカットしていくのですが、これはフィルターでも代用が可能です。  今回はDJエフェクトとして有名なフィルターを少し違う角度から掘り下げます。

          EQの代わりにフィルターを使う 〜フィルターmixのすすめ〜

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           DJは普段、何をやっているのでしょうか。  私は暇になるとすぐいやらしい妄想をしています… ということではなく、DJがDJであるために必要な作業には一体何があるのでしょうか。  私は以下の4つに分類できると考えています。 ①収集 ②分析と整理 ③選曲 ④実演  ①の「収集」は当たり前ですが、曲がなければDJはできませんので曲集めはDJの根幹です。  ②の「分析」は集めた曲の特徴を捉えることです。そしてその分析を基にレコード棚に「整理」をしていく…デジタルDJが主体の昨今

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          このnoteについて

           ここは…  ジャンルの垣根を超えて何でもmixするDJスタイル…俗にいう「オールジャンルDJ」の技術的考察ブログです。  昨今は本当に便利な時代で、何かやりたいことを見つけたらまずは検索、ですね。  「えー…アニソンDJ…やり方、と」  ところが出てくる情報は正直どれもパッとしない。  真面目に書いている人には本当に申し訳ないけど、パッとしないです。  それには明確な理由があって、つまりどの指南書も既存のジャンルのDJ方法論から脱却できていない。  私たちはハウスのmix

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