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島の父さんと本土の父さんの子育ての違いが興味深かった

これは本土に住む私の兄と
小さな島に住む親戚のおじちゃんの
2人の【お父さん】としての『子供との向き合い方』
についてのお話し。  

どちらのお父さんも愛があって素晴らしく
それぞれに独自の育て方がある。

2人とも2人ずつ子供がいて
本土のお父さんには女の子2人の小学生
島のお父さんには小学生と中学生の男の子がいる。

これは育て方が良い、悪いの話ではなく
それぞれに大事だと思っている
"コト、モノ"  が大きく違うことが面白いな〜という私視点のハナシ。

結婚式をきっかけに見えた2人の違い


どちらも愛があって、子供の成長に真剣に向き合っている。だから普段は2人が対局だということにはなかなか気付かなかった。
それが垣間見えたのは、名古屋であった母方の親族の結婚式。

【島の父さん】は
子供に学校を休ませて土日を含む
1週間のロードトリップ+結婚式 の旅を計画


【本土の父さん】は
子供が学校に休みをとってまで参加する必要はないと自分だけ参加

島の父さんは小さな島に住んでいる子供たちが
閉鎖的な考えにならないよう

たくさんの文化や経験、人に触れる機会』を
大切にしていた

島で生活する子供にとっては
ケンタッキーやマクドナルド、映画館で映画を見ること、コンビニでおにぎりを買うこと など

本土で住む私たちが当たり前だと思っていること全てが新鮮でワクワクするものだった
それはまるでディズニーランドに行くときのような胸が高鳴る感覚に近いだろう

だから島の父さんは飛行機で1泊2日で帰れる結婚式をわざわざ1週間に伸ばし、車で

鹿児島▶︎福岡▶︎中国地方▶︎関西▶︎名古屋という
壮大なロードトリップの旅に変更したのだった。

きっとこの時、子供たちが『見た景色、食べた物、出会った人々』は彼らにとって一生忘れられない体験になったことは間違いないだろう



一方で
本土の父さんは、学校がきちんと長期休暇の夏休みやGWの際に色々な所に連れていく という方針で

いわば
協調性と、責任感を養うこと』を
大切にしていた

夏休みやゴールデンウィークには惜しみなく旅行をするけれど、親族に会わせるために学校を休ませるのは
お葬式でもないし、学校のポリシーに反しているのではないか、という考えだ

滅多に揃わない親族の結婚式でも学校の休みを取らなければならない状況であれば行くべきではない。

聞こえは良くないが、社会に出た場合にはこういった場面は確かにたくさんある

子供のうちに社会に出ても強く、協調性を持って生きてゆける大人になるためにも決められたルールに従うこと、これも大事なことだ  と本土の父さんは言う

違うからこそ成り立つ世界

この2人を比べてみた時に
【島の父さん】も【本土の父さん】も育て方や考え方は違うけれど、子供に立派な大人に育ってほしい という思いは全くもって一緒だ

それぞれの考え方で
" 何を重要にしているか " が違うだけ

様々な体験をすることが学校よりも大事だと育てられた「島の父さんの子」はきっと大人になった時に「本土の父さんの子」に旅する魅力や文化などを教えてあげることが出来るだろう

逆に自分の体験よりも皆の協調性を重視することを優先して育てられた「本土の父さんの子」はきっと、「島の父さんの子」が社会の荒波にのまれそうになった時にバランスの取り方を教えてあげることが出来るだろう


この話しで結局何が言いたいのかというと、
私たちは1人1人が

形が違うパズルのピースのようなもので
形が違うからこそ お互いにハマることが出来て
調和というパズルが完成する

ということ。
親だってこの地球上で暮らしている1人の人間であり
考え方や価値観が異なるのは当たり前

その親に大きく影響される子供たちだが
親と全く同じ性格で全く同じ価値観に育つかというとそうでもない

親のエッセンスも入れつつ、
個性を輝かせていくのだ

それぞれの考えがあって時に
対局しているように見えてもその違いがあるから
ハマるようになっているこの世界。

その縮図を垣間見た今回の
【島の父さん】と【本土の父さん】の子どもへの向き合い方だった。










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