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映画#33『ソニック・ザ・ムービー』

『ソニック・ザ・ムービー』(”Sonic the Hedgehog”)

監督:ジェフ・ファウラー
原作:中裕司、大島直人、安原広和『ソニックシリーズ』
出演:ジェームズ・マースデン、ベン・シュワルツ、ティカ・サンプター、ジム・キャリー、他
製作会社:パラマウント映画、セガゲームス、オリジナル・フィルム、マーザ・アニメーションプラネット、ブラー・スタジオ
配給:パラマウント映画(米国)東和ピクチャーズ(日本)
公開:2020年2月14日(米国)6月26日(日本)
上映時間:99分

Wikipediaより引用

あの「音速のハリネズミ」がハリウッドに参戦!!

読者諸君は「日本のゲーム会社」と言われたら何を思い浮かべるだろうか。

まず真っ先に出てくるのは「任天堂」だろう。マリオやカービィ、スプラトゥーンを始めとしたタイトルたち、その知名度や人気は今や世界的に大きく発展している。特に近年では「ニンテンドースイッチ」の普及が凄まじく、他のゲーム企業も自社の作品をスイッチのソフトとして販売している。

だが何も任天堂だけが日本のゲーム業界を牛耳っている訳では断じてない。他にも『モンスターハンター』や『バイオハザード』で有名な「カプコン」、『パックマン』や『太鼓の達人』で有名な「ナムコ」など、世界的に著名な企業は数多く存在する。

さて、その中でもかつて任天堂とライバル関係にあったゲーム会社をご存知だろうか。そう、「SEGA」である。1990年当時、任天堂のスーパーファミコンの発売に対抗してSEGAも独自のゲーム機であるメガドライブを開発した。

そんなメガドライブの描画処理能力の高さを活かして開発されたタイトル、それこそが『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』なのだ。

今やSEGAの看板キャラとも言うべき彼だが、その人気度は当然高い。ソニックのゲームを遊んだことがなくても、『大乱闘スマッシュブラザーズ』などの任天堂作品のタイトルで見た事があるという人もいるのではなかろうか。

そんなソニックが遂にハリウッドで映画化すると決定され、世界的に話題となった。もっとも、それは良い意味でも悪い意味でもあるのだが。

いわゆる「検索してはいけない言葉」に、この変更前のソニックのデザインが入っているそうな。完全に黒歴史扱いである。

2018年、映画化決定に伴いソニックのデザインが公開されたのだが、あまりにも生物的かつ不気味であるとされ大バッシングを受けた。確かにこれは怖すぎる。

この異例の事態の中、オリジナルの『ソニックシリーズ』の製作陣、そしてソニックの生みの親である中裕司氏からも批判され、結局公開は延期されデザインも一新、ゲーム版の可愛らしいフォルムに変更された。

肝心の本編は、ゲーム版とは異なりオリジナルのシナリオであるものの、ソニックの個性を上手く活用できており、その完成度は高い。

特に悪役のドクター・ロボトニックを演じたジム・キャリーの演技は非常に高い評価を得ており、天才だが小物感満載のコミカルな悪役を見事に演じきっていた。

今年2022年では続編も公開されており、最初は紆余曲折があったものの、現在はしっかりと根強い人気を獲得する事に成功している模様。今後に期待していきたい。


まとめ

前から観よう観ようって思っていたけど、中々手を出さなかった作品の一つ。

基本マイペースでお調子者だけど実は寂しがりやなソニック。時折見せる、本当に心の底から寂しそうな表情や、その一方で心の底から嬉しそうな表情など、まるで本当にそこにソニックがいるかのような感覚にいたような気がする。

この勢いで続編も観たかったんだけどね。なんと近所の映画館は上映終わってました。しかもアマプラで今作を観終わった日に。行動が遅すぎるとかえって痛い目を見る、というのはこういうことかと痛感せざるを得なかった。

それではまた、次の映画にて。

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