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映画#152『ザ・フラッシュ』

『ザ・フラッシュ』(”The Flash")

監督:アンディ・ムスキエティ
原作:ロバート・カニガー、カーマイン・インファンティーノ『ザ・フラッシュ』
出演:エズラ・ミラー、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン、ロン・リビングストン、マリベル・ベルドゥ、キアシー・クレモンズ、アンチュ・トラウェ、マイケル・キートン、他
製作会社:DCフィルムズ、ザ・ディスコ・ファクトリー・ダブル・ドリーム
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2023年6月16日
上映時間:144分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

【あらすじ】
地上最速ヒーロー“フラッシュ”は亡き母を想うあまり“過去”に遡り彼女の命を救うが、その行動が“現在”に歪みをもたらしてしまう。スーパーマンらはこの世界には存在せず、バットマンはまったくの別人に。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずの敵が大軍勢を率いて襲来、地球植民地化を始める。フラッシュは別人のバットマン、黒髪のスーパーガールとともに、世界を元に戻し人々を救おうとするが…。

Filmarksより抜粋

画像出典:映画.com

アメコミ界隈においてMARVELと双璧を成すDCコミックスから最新作が到着。地上最速のヒーロー「フラッシュ」が主役の『ザ・フラッシュ』だ。

最近ではMARVELの専売特許となりつつあった「マルチバース」という設定が、今作からDCにも登場。かつての家族を取り戻すために、バリー・アレン/フラッシュが時を遡り、その結果時間軸が歪んでしまうというもの。

同日公開『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では「世界と愛する人の両方を救う為」、構成などが今作と若干似ている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では「自分がスパイダーマンだという記憶を世界から消す為」に、それぞれの主人公が時間軸を変えるべく奔走していた。

だが今作におけるその理由とは「亡き母にもう一度会いたい」「家族と皆で食卓を囲みたい」といった純粋無垢なもの。ヒーローとして活躍し父を救うべく奔走する傍ら、まだまだ幼さが残る「大人」になりきれないフラッシュの姿に心が打たれる。

だが「子供」が「大人」になる為には、良くも悪くも様々なことを諦めなければならない。将来の夢、想い人への恋慕、その他諸々の「欲望」や「願い」………そしてバリー・アレンもまた、真の「大人」、「ヒーローフラッシュになるため何かを捨て去らなければならない。

彼は家族の運命を変えるために、同時に世界の法則までも捻じ曲げた。そんな彼が最後に導き出した「何か」とは「母へ永遠の別れを告げること」。それは「バリー・アレン」にとってはとても酷な選択だが、「フラッシュ」にとっては避けては通れない決断なのだ。


と、いうわけで最新作『ザ・フラッシュ』。その他の要素に関する記述や私個人の感想は以下のブログにて語っているので、よかったら。

それではまた、次の映画にて。

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