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きものとからだの関係が気になる話

前回はこちら

木綿着物を着るようになってから
着物を着る機会が特別じゃない日常の中になりました

授乳中は特に衿芯も入れず、帯も外出でなければせず、で着ていたので
朝起きて襦袢と保多織を着て家事をしつつ赤ちゃんのお世話して
外出時に半幅帯をして出る…という生活
(ちなみに夜寝る時は夏は寝巻→朝起きて着物、冬はパジャマ→着物でした)

洋裁着物にもチャレンジ!袖の振りを間違ってしまい帯の位置が低め

今まで当たり前にしていたワイヤー入りのブラジャーから授乳ブラに変わり
とことん『締め付け』のない気持ちよさを知ってしまった

着る着物も木綿やウールばかりでした


そうして乳離れが住むころにはすっかりラフな格好に慣れていき

どうせ割烹着着るんだから衿裾だけ整ってればいいのよ、の境地


毎日着物を着る事も、着物で動くことも普通になって
自然に着崩れない立ち座りや歩き方、着崩れても無意識で治せるようになってきたというわけです
習慣ってすごいなあ

着物を着始めたころから、たまに着物を着るとすっごく気持ちいい日があり
これはなんだろう?と思い始めた時にこんな記事を見つけました

私の体つきが変わったと思ったのはこれだったのか!?と気づいた

特集で「和の所作で筋力強化」という記事があったんだけど
最近の嫁の疑問に「!」を出してくれました

着物で出歩くようになって
歩く時の重心が後ろに下がってかかとが地面に付くようになった
足の内筋がしまってO脚が若干緩和された?
顔が真正面を向くようになった

自分じゃ気づいてなかったけど前のめりに歩いてたし、
猫背だしうつむいて歩いてたなぁ。。。
と思っていたんです

それがなんでなのか?よくわからなかったんだけど
これを読んで納得

『人間は、二本の足で立って上半身を真っすぐにして直立しています。健やかに生活するために足はとても大切ですが、実はその上に乗る上半身がしっかり安定していることは、さらに重要なのです。(中略)上半身が安定してるということは体幹が整った状態を指し、もともと和の動きはこの安定感の上に成り立つもの。意識して立つ、正座する、すり足で歩くことは、普段意識しない体幹を感じることができ、整えることができます。』
(セルフドクター 本文より抜粋)

普段使ってなかった筋肉を使うようになったから
姿勢や歩き方が変わったのかな

歩いたり、半足引いたり、立ったり、座ったり
最初は着物じゃ動きにくいなと思っていたけど
一つ一つの動きがぴしっと出来るとすごく楽だし気持ちがいい

記事を書いてるのは体育学部の先生なんだけど他の本も気になるなぁ。。。

情報誌には他にも薬の飲み方や種類とか、子供の風邪の話とかも載っていて
とっても役立ちました

着物屋ヨメのゆらり生活日誌2009.12より抜粋

その体育学部の先生の名前をブログに記していなかったのが口惜しい…
当時の私よ…そういうところだぞ??

さて、そんなわけで、着物を着ると使う筋肉が違うし、慣れてくるとめっちゃ楽だなと気が付いた私
この後「きもの」「からだ」で検索して
月経血コントロールなどの著書で有名な三砂ちづるさんや
その対談で知った武道家の内田樹さんなどの書籍を読んだこともありましたし
人間の筋肉ってどこにどうついてるの?と独学で調べたり(全く頭にはいりませんでしたがw)
とにかく毎日、調子の違う自分の身体を着付けるのが楽しくて楽しくて
今日はこんな風に衿を出してみようか?
衣紋抜き過ぎたら一日どんな感じ?
衿芯の厚み替えたらまた変わる?
と実験するのが面白い時期に突入

着付け、凄い!面白い!
と今度はどんどん着付け沼にハマっていくのでした…

次回、着方教室を始めます


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