見出し画像

クラブ最多入場者数記録を達成したベルテックス静岡のホーム戦が本当に熱かったです。

3月23日・24日に行われた、ベルテックス静岡対滋賀レイクスの試合。
ベルテックスの試合は、いつもは静岡駅から20分ほど歩けば着く体育館で行われますが、今回試合が行われたのは「このはなアリーナ」という会場。

この試合が始まるまで、両チームは4試合戦っていましたが、すべてレイクスが勝利。
今回は初めてベルテックスのホームでレイクスを迎える構図。

23日・24日ともに、第2クォーターまでは大きく点が広がらない展開が続きましたが、第3クォーターでベルテックスは堅い守備で失点を防いだあとに、いい連携を見せたシュートを決め続け、点差を広げる展開に。
スティールからの速攻を受けて失点する場面はあったものの、流れを完全に渡しきることはありませんでした。

ベルテックスが同一カードを連勝したのは1か月ぶり。
そして地区首位のレイクスに連勝できたことはかなり大きなインパクトがあり、プレーオフ進出に向けても勢いがつく結果となりました。

岡田雄三選手は随所でスティール。23日の試合ではこの場面の数秒後にスティールし、その勢いでわたしの席のところに飛び込んできました(左の足指に乗っかった岡田選手の重みは、試合が終わる頃までうっすら残っていました)。
トーマス・ブロープレー選手はスリーポイントシュートを量産し連日20得点を超える活躍。彼のスリーポイントシュートが決まってレイクスがタイムアウトを取る場面もありました。

観客数は23日は3439人、24日は3493人となり、連日でベルテックスのクラブ最多記録を更新。
ベルテックスは当時B3だった2019年12月28日・29日にも同じ会場で試合をしていますが、その際の観客数は1日目が712人、2日目が1084人。

X(旧ツイッター)では、712人だった頃の様子と、3439人が集まった様子を並べたポストが話題になっていました。
該当のポストは「#ベルテックス静岡」で探していただくとして、その様子から見える盛り上がりの差は一目瞭然。
この時を知っている人たちからしたら本当に感慨深いだろうなと、その気持ちを想像したのでした。

ベルテックスの背番号16・橋本尚明選手も、いい活躍を見せました。
23日の試合では、第1クォーターに空いていたペイントエリアにコーナーからカットインし、味方のパスを受ける形でそのままレイアップ決める場面が2度あったほか、味方のシュートが外れたところをオフェンスリバウンドで押し込んで右手をかかげるシーンも。

レイクスのエースであるキーファー・ラベナ選手に対して執拗なマークでディフェンスしていた姿も印象的。
その激しさゆえにファウルを取られる場面もありましたが、改めてこういう派手じゃない部分でもチームに活力をもたらす姿に、わたしは刺激を受けているのだと感じます。

24日の試合は静岡県の民放でも生中継され、解説は川村卓也さんが担当。
かつて橋本選手とは横浜ビー・コルセアーズ時代のチームメートであり、試合前には長く談笑する場面もありました。

スリーポイントシュートを打つ前に別のところでオフェンスファウルが起き、流れで打ったシュートが入ってしまった際には、放送席の川村さんに向かってジェスチャーを見せていた橋本選手。
うしろを振り返って放送席の様子を確認してみたところ、川村さんもそれに呼応するようなジェスチャーを見せていました。

テレビ中継だからかいつもよりコート周りの機材は多く、エンド側にはいつもはない業務用カメラ、サイド側にはいつもはない業務用マイク。
視聴者の皆さんにも臨場感が伝わるように置かれたものとみられ、もしかしたらわたしが発していたワーキャーも拾っていたのかもしれません。
(わたしなんぞ顔も声もお茶の間に流せる代物ではないのですが……)

ベルテックスのホーム戦にわたしが行けるのは、今シーズンこれが最後でした。
橋本選手の移籍がきっかけでベルテックスのホーム戦に行くようになったわたし。
最初に行った時こそ、B3から熱烈に応援し続けてきた方々のオーラに気圧されていましたが、少しずつ「わたしもここにいていいのかな」と思えるようになり、素直に会場の熱気を楽しめるようになりました。

行く度に席が隣のブースターの方とは、最初は軽く会釈する程度だったのが、次第に少しずつ会話も多くなるように。
24日の試合でも、いい展開を見せるベルテックスについて話し合いつつ、終わった後には「じゃあまた」と言ってお別れしましたが、また次もお会いできれば!

<おまけ>

ベルテックスのマスコットキャラクターのベルティは本当にかわいい。
もふもふなフォルムはもちろん、試合前に見せる日替わりの扮装や、おつきの広報さんとのほっこりするやり取りに、Xでも発揮されるユニークなキャラクター。
時折X上でかけてくれる優しい言葉も、心にしみるものがあります。

配られたゲームデープログラムに挟まれていた、「マスコット・オブ・ザ・イヤー」のイベントでベルティに投票するようPRするチラシ。
そこに書かれていたプロフィールの項目には、こんな言葉がありました。

「大切にしていること/できないことがあっても自分を好きでいること」

バスケ界隈は本当にすごい方々ばかりで、ついそんな人たちと比べてしまって、「できないことばかりだ」と落ち込んでしまいがちなわたしです。
でも、ベルティを見習って、このことを大事にしながら、バスケを、人生を、楽しんでいこうと思います。

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます😊 「面白かった!」「もっと読みたい」と思っていただけたら幸いです。