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一人旅ならコメダへ行け!

一人カラオケ。一人映画。一人焼肉。
世の中には一人〇〇が多く存在する。

わざわざ「一人」が付くということは「本来は複数人での行動を、あえて一人でとっている」という意味が込められているのだろう。
一人通勤とか一人風呂とか言わないもんね。

そういった一人〇〇の中で、一人旅はどのくらいの難易度に位置しているのだろうか。
もしや、映画や飲食店よりもハードルが高い?
というのも、一人旅をした話をすると驚かれることが多いのだ。

確かに私も、数年前までは自分がこんなに一人旅を謳歌するとは思ってもいなかった。
きっかけのひとつがコメダ珈琲店である。

コメダオタクたる私は、過去に聖地巡礼と称して名古屋一人旅を敢行した。

一人なら、全てが自分の自由。
全ての食事をコメダで済ませてもいいし、モーニングのために5時起きしてもいい。誰にも気を遣わずに、思う存分好きなものを満喫できる。
名古屋で大好きなコメダを摂取しまくることで、私は一人旅の楽しさに目覚めたのだった。

その後、名古屋に限らず県外へ遊びに行くことが何度かあった。
その中で、私はこう思った。

一人旅とコメダは、すごく相性がいいのでは?

①チェーン店である強み

コメダ珈琲店は全ての都道府県にある。系列店舗を含めると、昨年に1000店舗を突破しているのだ。最近では郊外だけでなく街の中心地にも出店するようになっている。
お目当ての場所とコメダの位置関係だけ頭の片隅に置いておけば、旅の「ガッカリ妥協」に対応しやすいのだ。
例えば……

「朝食付きの宿泊代は高いなぁ。朝はコンビニ飯で済ませるか…」
低予算で行きたい一人旅にありがちな妥協。せっかくの旅なのに、予約の段階からガッカリしちゃうのはもったいない。
ここでコメダを召喚!
朝食なしでホテルを取り、コメダでモーニングを食べるのだ。
コメダのモーニングは、ドリンクの値段のみでパンを食べることができる。

朝からガッツリ食べたい人は、これは単品注文になるが、サンドイッチやバーガーを頼んでもいいだろう。

そうなると、ホテルはコメダの近くで一番安いところでも選べば良い。
なんと、ホテル選びで迷う時間すらカットできてしまうではないか。

さらに言うと、コメダには「別に行かなくていい」というのも良いところである。
他に美味しそうな店を見つけたら、素直にそこへ行けばいい。
前日に食べ過ぎて朝ご飯が要らないなら、早起きせずゆっくり休めばいい。
ホテルの朝食ならキャンセルをもったいなく感じるが、状況や体調に応じて気兼ねなく動けるのだ。
もうひとつ例を出してみよう。

「行きたいお店がどこもいっぱいで、結局空いていた微妙な飲食店で済ませてしまった…」
これもありがちな妥協。一期一会に身を任せるのも旅の醍醐味ではあるが、メニューが微妙だったり金額が予想以上に高かったりして「やっぱり待ってでもあっちに行くべきだった…」などとガッカリするんだよね。
ここでコメダを召喚!
コメダのフードメニューは充実している。加えてチェーン店なので、どこでも変わらない味である。過去に食べて美味しかったメニューがあるなら、それを頼めば確実に美味しい食事にありつける。
ご当地気分は味わえないが、ガッカリすることも無いのだ。

これらの例から、いかにコメダが旅の妥協ポイントをカバーしてくれる存在であることか、お分かり頂けただろうか。
決してコメダありきで動くわけではない。
コメダは言わば保険。自分が自由に動き、満足できる旅行にするための安心材料なのだ。

ちなみに私はコメダオタクなので、コメダへ行くことはオタ活である。
旅の予定が狂ったとしてもオタ活ができる可能性がある。おトクでしょ?

②拠点としての安心感

第一の理由を読んで下さった聡い皆さんなら、こう思ったかもしれない。
別にコメダである必要ないよな?と。

そう、全国展開していて朝から開く飲食店ならどこだっていい話だ。
それでも私がコメダを勧めたいのは、コメダのあの空間があってこそ。

コメダは街のリビングルームを自称している。
そしてそれは過大なる自己評価ではない。マジで居心地がいい。
本当に家が各地に点在してる気分になるのだ。
RPGのセーブポイントと同じくらい安心感がある。

私は一人旅に抵抗が無いというだけで、一人旅が得意というわけではない。
其れ則ち、方向音痴。
例えスマホでマップを開いていようとも、大きな交差点のどこにいてどっちに渡ればいいか分からない。とりあえず進行方向を特定するためにしばらく歩いてみると、高確率で反対方向に進んでる。

頼れる同行者がいない環境下で、安心感の得られる拠点がいかに大切か!
近くにコメダがあるだけで「最悪コメダに行けば大丈夫」と思える。
時間的にも旅路的にも、迷った時はコメダに行けばいい。
コメダで腰を落ち着けて、どこに行くかゆっくり考えて、Wi-Fiを繋げて調べればいいのだ。

③ソロ活の聖地

ここまでは、一人旅でコメダがどう効いてくるかという話。
ここからは、一人旅に興味があるけど抵抗もあるという人に対しても相性がいいという話だ。

以前、叔母が「コメダって誰かと行くところだから」と行き渋っていたことがある。
いや、何言ってんの?コメダは一人で行くところでしょ?と内心では思ったものだが、これはオタクの悪いところ。
他人を自分の常識に当てはめてはいけないよ。
考えてみれば、誰かと会話をするでもないのにカフェに独り入り浸る人間なんて異端なのかもしれない。

私だって、どんなカフェでも一人で行けるわけではない。
四人席しかないオシャレなカフェなどは、一人で来ることを前提としてない雰囲気が非常にキツい。周りのカップルや女子集団などにも萎縮させられる。
反対に硬派な喫茶店は、今度は喫煙可能で臭いが気になったり、あまりにも常連さんオンリーな空間だったり…。

その点コメダにはお一人様がいっぱいいるし、長居しやすい雰囲気作りがなされている。
前述した、一人で行きづらいカフェではないのだ。
むしろ一人でゆっくりするのにピッタリ。
ソロ活を練習するならコメダで。コメダこそがソロ活コソ練の聖地とも言えよう。

コメダで「一人カフェ」を行うことで、一人で喫茶店に入ることに慣れていく。
慣れたら「一人カフェ」からは「一人」が取れ、ただの「カフェに入る」という日常的な行動に変わる。
そうすれば一人で飲食店に入る抵抗はなくなり、一人で行動することが苦にならなくなる。
こうして一人旅ができる心持ちが育っていくのだ。

もっとも、これが良いことなのかは分からない。
集団から自らを切り離すことに慣れてしまうので、社会性を欠如させる方法なのかもしれない。

でも、自由だしめちゃくちゃ楽しいよ、一人旅。
お前も社会性を捨てて一人旅をしないか?
なお、勧誘者は一切の責任を負いません。

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