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雲の中にソーダ水がみつけられたら

白でも黒でもないグレーな部分を
表すのはむずかしいから

雲がかった部分を
みつめて

誰かのみつけられなかったものを
みつけたくなる。

色鮮やかなものが
溢れていても
雲がかった
みえずらい部分にかくれてるのは
今も変わらない。

目がかすんでも
そこにしかないソーダ水があって

簡単に手に入りそうな瓶詰めされているものではない。

それをとても手にするにはむずかしいことだ。

色鮮やかなものが
溢れいていて
すぐに残せてしまうのに

雲がかったソーダ水は簡単に残せはしない。

たまに触れたら心地よい爽快感とともに

弾けてしまって
また飛んでいって私のもとから
すぐに離れてしまう。

言葉とは私にとってそういうものである。

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