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庭の手入れは瞑想につながる

今日のKINAZE tempoは、「庭と瞑想」です。

実家の庭が、雑草で目も当てられない。植えた覚えのない雑草ばかり。昔からいたよ、といわんばかりに、ぎゅうぎゅう詰めにいる。梅雨の前に2回もむしったのに、1か月でぼうぼう。

雑草の厚かましさには脱帽する。

厚かましさは、生き抜くために必要なスキルかもしれない。

なかなか「無心」になれない人におすすめ

ガーデニングが趣味じゃない人にとって、庭の手入れは大変。
ノンガーデナー(ガーデニングをしない人)は、庭を綺麗に見せようと思っていない。だから新たに植物を栽培しません。なのに、勝手に草や虫が大量発生するから大変なのです。

だけど、効用もあります。単純作業をすると、数時間で断捨離をしたような感覚になり、頭の中がすっきりします。実際、庭も綺麗になるので、達成感も得られます。

「無心」になれる理由
① 「雑念」が浮かんでも、同時に手を動かすので、嫌でも目先に集中する
② 結果的に「雑念」を忘れさせてくれる

雑草刈り → 木を切る

この流れだと完璧。腰まで伸ばした髪の毛を耳下まで切ったような爽快感が得られます。不要な過去を手放した気持ちになれます。

役所に庭の剪定を外注すると、2万5千円くらい(枝や葉の重さで換算)支払います。でも、こまめに自分で切れば、無料。心のデトックスもできるし一石二鳥ですね。

「捨てる=お金がかかる」はもう常識。

物だけでなく、木もゴミになってしまう。違いは燃やした時の有害物質くらい?

庶民派一軒家の変容

昭和40年代の庶民的な一軒家には、小さくても土のある庭がだいたい付いていた。土の面積が多いので、夏は涼しさを感じる。アスファルトやコンクリートと違い、昼間の直射日光を吸収して、夜は涼しい熱に変換してくれるからだ。
でも、家の中は、夏は熱くて、冬は寒い。

令和の庶民派一軒家は、土の庭よりも白いコンクリートで埋めた屋根なしの駐車場が一般的になってきた。屋外の照り返しは多くても、家の断熱材がアップしてるから家の中は涼しいのかも。
でも、家の周りも涼しくなれば、効率いいのでは?

今年の8月東京は、まるでひと月早い秋雨前線のようだ。8月中旬にしては異様な涼しさが続いたので、庭の草刈りをすることにした。

〈準備するもの〉
・蚊取り線香と虫よけスプレー(肌が出てるところ用)
・軍手
・汚れてもいい服
・太枝切りハサミ
・取っ手付き鎌
・取っ手付き熊手

腰を痛めたくない人は、なるべく長い取っ手つきアイテムを使用するとGOOD。

動く瞑想=雑草刈り

まずは、地面にはりめぐった雑草から。根っこ付近から太枝切りはさみで大胆にカット。そのあと、鎌で根っこを土からはがしていく。

瞑想をはじめると、雑念が次々に頭をよぎるというが・・・。
それは雑草刈りも同じで、思い出したくないこと中心に浮かんできた。主に人間関係だ。会社や地域住人、親戚などと過去に会話したムカつく内容を思い出してしまう。

過去は変えられないから、終わったことはどうでもいいと思っていたのに。くだらない記憶はさっさと手放したいのに、自分の中で消化できてないらしい。

嫌な経験は、学びに昇華してこそ、消化できる?

ひょっとして・・・、

答えを出さずに前に進むと、また同じ問題(似た人格の人に出会う)にぶつかるのかも?!

刈り始めて30分

次々と出される過去のお題。

目の前にいない仮想相手への毒づき、という「言葉の往復ビンタ」が頭の中で続いていた。30分を過ぎて、いい意味でぼうっとしてきた。同じ動作を繰り返して、軽いトランス状態だ。

なんかどうでもよくなってきた。(私にとっては奇跡)

この10年、思ったことをストレートに言わないようにしてきた。そのせいか、ストレスが溜まっている気がする。本当は直に面と向かって、本音だけを言ってきたタイプ。だけど、いろいろあって、言わないほうがいいと思った。

戦法としては、「山で熊に遭遇した時の方法」を取るようにしている。目を見ながらゆっくりと後ろに下がるのだ。刺激をせず、冷静に会話しつつ、お互いの合意点を探り、その場を去る。

苦手な性格の人に出会って、四面楚歌の状態で2人きりの時に使う手だ。とりあえず、その場から安全に逃げることを第一に考えてのこと。

戦いにも、無駄な戦いと必要な戦いがある。上記は、まさしく無駄な戦いになると判断した相手だ。戦うのももったいないし、自分が傷を負う必要はないとき。

でも、直接、本音を言ってやりたいと本当は思ってるから消化できてないのだろう。

枝と一緒に切る

草関係がひと段落し、木の枝を切っていた。自分の身長よりも高いので、腰が楽だ。枝は切りごたえがあるし、景色が斬新に変わる。

いらない思い出を切ったった感が出て、なんかいい。

また、忘れたつもりにした嫌な思い出を切り捨てたい時、庭の掃除をしてみよう。お坊さん、だから毎日、庭の掃除をしているんですね。庭は心の鏡ってことか。

記憶力が良くて本音を我慢している私ですら「無心」になれたので、ストレスが溜まっている人におすすめです。ぜひお試しください。

みなさんの出口がみつかりますように。

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