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知ってました?(曲に関するあれこれ)

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ネット検索で見つけたそれぞれの曲に関するあまり知られていない事実やボブ歴が比較的浅いみなさん向けの基礎情報などをシェアしていきます。
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記事一覧

Turn Your Lights Down Lowに関するあれこれ

ソウルの香り ドラムスのパターンがルーツレゲエのそれとはまったく異なるTurn Your Lights …

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Waiting in Vainに関するあれこれ

サウンドの変貌 説明すべきことが非常に多く、ここまで触れることができませんでしたが、ウ…

ないんまいる
2週間前
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Jammingに関するあれこれ

ここから「愛」の世界へ 「Natural Mysticに関するあれこれ1」にも書きましたが、これは2つ…

ないんまいる
1か月前
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Exodusに関するあれこれ

ファンク、レゲエ、ディスコを掛け合わせたダンスフロア仕様のこの壮大なナンバーExodusは、…

ないんまいる
1か月前
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The Heathenに関するあれこれ

このプロジェクトを始めるまで「この曲はなんかよ~わからんな~」、「何について歌ってるんや…

ないんまいる
2か月前
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Guiltinessに関するあれこれ

ひとつ前のSo Much Things to Say、この曲Guiltiness、次のThe Heathenはいずれも「やつら」…

ないんまいる
2か月前
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So Much Things to Sayに関するあれこれ

難解な歌詞 前作Rastaman Vibrationは誰がラスタの敵なのか教えるタイプの曲(Crazy Baldhead、 Who the Cap Fit、War)が目立ちましたが、Exodusの前半(LPレコードA面)は敵は自分たちの心の中にいるんだと語る哲学的で難解なナンバーが続きます。 政治的暴力が激化していたジャマイカを離れて安全なロンドンで、銃口を向けられ殺されかけたこと、神によって守られたことの意味をじっくりと考えたことがうかがえるディープな歌詞の数々です。

Natural Mysticに関するあれこれ2(ヨハネの黙示録)

Natural Mysticは目には見えないものについて歌っています。 具体的なイメージがアタマに浮…

ないんまいる
3か月前
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Natural Mysticに関するあれこれ1(ターニングポイント)

ジャマイカ脱出 アルバムRastaman Vibrationのリリースから8ヵ月後、1976年12月に何者かがリ…

ないんまいる
3か月前
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Rat Raceに関するあれこれ

ボブ銃撃される Rat Raceを収録したアルバムRastaman Vibrationがリリースされた1976年…

ないんまいる
4か月前
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Warに関するあれこれ2(セラシエの光と影)

ラスタにとってのセラシエ この曲Warの元になった国連演説をおこなったエチオピア皇帝ハイレ…

ないんまいる
5か月前
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Warに関するあれこれ1(歌詞になった演説)

1968年は間違い 圧倒的な言葉の力で聴く者を圧倒するこの曲はエチオピアの皇帝だったハ…

ないんまいる
5か月前
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Night Shiftに関するあれこれ

ニ回目の録音 この曲もリメイクです。 オリジナルは1970年に録音されたこれです。 1…

ないんまいる
5か月前
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Who the Cap Fitに関するあれこれ

鳴き真似の有無 この曲は1970年に Wailersがリリースした旧作Man to Manのリメイクです。 歌詞はほぼ同じです。でもオリジナルにはあの印象的な鶏の鳴き真似がありません。 鶏の鳴き真似を加えただけでまったく別の曲に変えてしまうボブのアレンジセンスが光るナンバー、それがWho the Cap Fitです。 最後の晩餐 「英語&翻訳解説」でも触れましたが、歌詞のモチーフとなっているのは新約聖書の有名な場面、最後の晩餐(the Last Supper)で