見出し画像

Kindle Unlimitedで今なら読める 2023.12-06 洋書 ミステリ、ファンタジー

いよいよ今年も押し迫って来ました。

このnoteを始めるに当たって、コンスタントに記事を書くための材料としてKindleの読み放題を利用してきました。1年通して観察してみると、結局ラノベとコミックが圧倒的多数となりました。

官能小説は別として、文学や一般小説のレパートリーはいろいろ偏っています。もともとが青空文庫などの著作権切れ作品が無料本としてありましたが、研究書とか全集などはごく一部の限られた作品しか読めません。

それでも往生際悪く漁っている内に、古典籍については国会図書館本が結構読めることを発見したのは収穫でした。

しかし洋書を探索範囲に入れると、かなり日本語書籍とは様相が異なることにも気付きます。文学もSF、ファンタジー、ミステリなども、英語書籍だと結構読み放題対象に含まれているのです。

取りあえず、今月発見した洋書についてまとめてみます。


SF

Starship (全5巻) Mike Resnick (Author)

マイク・レズニック・・・
翻訳書もあったはずで、名前は知っているけれど読んだことはないかも。
それでも知っているSF作家の作品をたまたま見かけたので、久しぶりに洋書探索をしてみるきっかけになりました。

Weird West Tale (全4巻) Mike Resnick (Author)

Trespass (全6巻) Silvia Moreno-Garcia (Author) , Jeff VanderMeer (Author) , Stephen Graham Jones (Author) , Karen Russell (Author) , Tochi Onyebuchi (Author) , Carmen Maria Machado (Author)

複数作者がリレーで書いたシリーズのようです。
Jeff VanderMeer の名前を見かけて検索していて見つけました。

幻想小説、ファンタジー

The Collected Fiction of William Hope Hodgson (全5巻) William Hope Hodgson (Author) , Jason Van Hollander (Illustrator) , Ross E. Lockhart (Contributor)

ちょっと古めですが、ウィリアム・ホープ・ホジソンの全集だか選集だかを見つけました。1冊1500円くらいの本が全巻読み放題です。
ラブクラフトが多大な影響を受けたと言っている作家さんのようですよ。

入手しやすい翻訳はこんな感じです。

幽霊狩人カーナッキの事件簿 (創元推理文庫) Kindle版 W・H・ホジスン (著)

夜の声 (創元推理文庫) 文庫 – 1985/8/28 W・H・ホジスン (著), 井辻 朱美 (翻訳)



The Collected Fantasies (全5巻) Clark Ashton Smith (Author) 2巻から5巻まで

おっと! 1巻だけ通常販売なのがちょっと寂しいけれど、こちらはクラーク・アシュトン・スミス! これも翻訳はちょっとで、日本ではややマイナーな作家ですが、1冊2500円前後の全集が4冊も読めます。時系列収録なので、初期作品以外は網羅というのは入門には十分な量でしょう。

翻訳はこんなのが出ています。

魔術師の帝国《1 ゾシーク篇》 (ナイトランド叢書) 単行本(ソフトカバー) – 2017/1/26 クラーク・アシュトン・スミス (著), 安田 均 (編集, 翻訳), 荒俣 宏 (翻訳), 鏡 明 (翻訳)

ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫) 文庫 – 2009/8/30 クラーク・アシュトン・スミス (著), 大瀧啓裕 (翻訳)


ミステリ(パラノーマル、ファンタジー、コージー含む)

Miroslava Holmes (全4巻) Gorg Huff (著) , Paula Goodlett (著)

17世紀ロシアが舞台という、結構珍しい設定のミステリ。

Off-World Mysteries (全5巻) Dave Terruso (Author)

AGATHA CHRISTIE MEETS ISAAC ASIMOV”と題した、SF設定の舞台で展開するミステリみたいです。こんな作品もあるんですね。

James Ronald Stories of Crime & Detection (全2巻) James Ronald (著) , Chris Verner (編集)

お洒落な表紙が気になって見てみたら、1930年代に書かれた推理小説でした。この作者の作品をまとめた本はこれが初めてらしいです。

Bow Street Society (全6巻) T.G. Campbell (Author)

ヴィクトリア朝のイギリスを舞台にしたシリーズ。アマチュア探偵の集団が活躍するシリーズ。短編集もありました。

Bow Street Society Casebook (全6巻) T.G. Campbell (Author)

こちらの短編集では、全て殺人のない謎解きとなっているそうです。

A Hope Walker Mystery (全13巻) Daniel Carson (著) 11巻まで

12年ぶりにアイダホの故郷に帰ってきた女性が主人公みたいです。

Main Street Witches (全7巻) Ani Gonzalez (著) 6巻まで

Tamara Hoyland (全6巻) Jessica Mann (Author)

The Kate Benedict Series (全13巻) Carrie Bedford (Author)

死が近づいている人が分かるという特殊能力が発現してしまった女性のシリーズ。

Samantha Moon Origins (全3巻) J.R. Rain (著) , Matthew S. Cox (著)

Dev Haskell - Private Investigator (全33巻) Mike Faricy (Author) 

私立探偵を主人公にしたシリーズ。どれかの巻がアダルト設定になってしまっているようです。
これだけの巻数続いているので、多分人気のあるシリーズなのでしょう。
表紙はコミカルなんですが、オフビートだったり奇妙だったりと、解説からだけでは予想が難しいです。


最後に、気がついてみれば多数の作品が読み放題になっていたことを発見した作家を3人記録しておきます。

Mary Higgins Clark

日本でも大半が翻訳されている作家です。
名前は昔から知っているのですが、実は1冊も読んだことがありません。
今回たまたま調べてみたら、ほとんどの作品が読み放題になっており、例外は数冊でした。

Where Are The Children? (English Edition) Kindle版 英語版 Mary Higgins Clark (著)

こちらが1975年の第一作。翻訳は1977年に河出書房、1980年に新潮文庫から。

子供たちはどこにいる (新潮文庫 ク 4-2) 文庫 – 1980/10/1 メアリ H.クラーク (著), 深町 眞理子 (翻訳)

A Stranger Is Watching (English Edition) Kindle版 英語版 Mary Higgins Clark (著)

第2作。これも翻訳が出ています。

誰かが見ている (1979年) (新潮文庫) 文庫 英語版 メアリ・H.クラーク (著), 中野 圭二 (翻訳)

こんな感じで、Wikipediaの作品目録のほとんどが読み放題で読めます。
こんなに読める状態だったのに驚きました。

Dean Koontz

おっと、こちらも多作な人気作家。
メアリ・H・クラーク程の割合ではないと思いますが、今回調べた範囲では26冊は読み放題対象に含まれていました。

The House at the End of the World (English Edition) Kindle版 英語版 Dean Koontz (著)

Nameless: Season One (全6巻) Dean Koontz (Author)

シリーズものでも全巻読めるものもありました。

Nameless: Season 2 (全6巻) Dean Koontz (Author)


今回ヒギンズとクーンツを見つけて、決して最近のマイナー作家だけが読み放題対象な訳ではないと改めて知りました。

Mara Webb

パラノーマルミステリの作家さんみたいです。
大半の作品が読み放題になってました。

Hallow Haven Witch Mysteries (全15巻) Mara Webb (Author)

Midlife Strikes (全3巻) Mara Webb (Author)

An English Enchantment Witch Mystery (全4巻) Mara Webb (Author)

Wicked Witches of Spellcaster Creek (全7巻) Mara Webb (Author) 6巻まで

Paws and Poltergeists (全3巻) Mara Webb (Author)

Raven Bay Mysteries (全4巻) Mara Webb (Author)

Compass Cove Cozy Mystery (全10巻) Mara Webb (Author)


この12月は、月初にまとめて発見したあとは、月の中頃を過ぎてもあまりめぼしいモノが発見できず、そのため久しぶりに洋書探索をすることになりました。

面白そうなものが結構見つかった月になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?