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野外保育ってなに?

娘2歳になった年に野外保育をしている方に会いました。活発に歩けるようになりつつある娘を外で遊ばせたい、でも公園に平日2人で行っても1時間が限界。。平日の公園てあんまり子供もいなくて、寂しいかんじ。

そんな時にフリーランスの保育士で週に2回野外保育でお預かりを始める方に会いました。
一人でやっているので最初は2〜3人のお預かりから、親子参加はいつでも自由にということで親子でおじゃますることにしました。

私の住む地域は割と自然豊かで山川海が揃っています。ただ駐車場、トイレがあるところというと、、ということでまずは河川敷の広場中心に開催することになりました。

河川敷と言ってもだだっ広い芝生とおじいちゃんたちが遊ぶゲートボール場、野球ができる砂場があるだけ。公園などで遊び慣れてるとなーんにもない!と感じます。

大人はなんにもない、と感じるけど子供達は違うみたいで、落ちてる葉っぱや木の実をみつけたり境界線のロープに乗ったり、走ったり楽しそう。
坂になってるところを一歳くらいの子が一生懸命登ったり降りたり、2.3歳くらいの子供たちだと一列になってお尻で降りたり。 
裸足になる子や川に入る子、虫を捕まえたり石を投げたり。

大人たちはそれを眺めながらのんびりお話したり、おにぎり食べたり。
野外保育という言葉、私は初めて聞いたのですが、ただ外で遊ぶだけではなく、
子供の主張ややりたいをなるべく受け止める、
危ないこともまずは止めないで見守る。
という姿勢があることに気づきました。

公園などで子供たちが遊具に登ったり、順番を守らなかったりすると大人はすぐに助けたり介入しますよね。でもここではなるべく見守る、汚いことも危ないことも子供がやりたいと思うことをとことんやらせる。他人と衝突しそうでもそれも途中で止めずに体験させる。

大人たちの介入で子供がどれくらい自ら経験することを無くしているか、
子供が1人でやりきれることをどれだけ大人が邪魔していたか、気づきました。

無意識に良かれと思って多くの親がやっていることだと思います。私もそうしなきゃ、と勝手に思っていた。でも本当は手と口はあんまり出さなくていいんだなーと感じました。

1人で登ったりしている時に下手に手を貸すとそれに頼ってしまうので、逆にバランスが取れず危ないんですよーと保育士さんも言っていた。なるほどー。

できない時は悔しい、でもそれも経験。
先生やお母さんに助けて〜とすぐ言う子もいる。そう言う時もまずはがんばってごらん〜と見守る。

そうやって見守っていると子供って助けなくても意外とできるんだ!と発見が。自分の身体を使って色々試すって大事ですよね。
そして外にいると子供が大騒ぎしても汚れても食べこぼしても(室内だと気になることが)気にならない!
気持ちもなんとなくゆったりしてきます。

野外保育ってすごいな、子供を信じて待つってこういうことなのかな。。となんとなく思えたのでした。

本日の版画 モノタイプ、油絵具

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