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重心移動の本当の方法

重心移動は体重移動とも呼ばれ、水泳インストラクターの多くがその大切さを強調しているのはもっともなことだ。だが、肩甲骨がそれの主役だとは誰も言ってくれない。それどころか怪しげなことを言う人もいる。

重心移動の主役は肩甲骨。肩甲骨は周りに多くの筋肉がついて、さらに上腕骨が関節しているので、肩甲骨が頭側にスライドすると、これら筋肉と上肢も鎖骨も上腕骨に付いている広背筋も一緒に移動するので大きな重心移動が起こる。

特に、クロールで、リカバリー後半入水前には上肢にかかる浮力がないので、さらに重心は浮心との相対関係で頭側に移動する。

私の場合、肩甲骨の外側頭側端は20センチほど移動するが、可動域がさらに広いと重心移動はさらに大きくなる。こうして重心を浮心より頭側に持ってくることもできそうだ。

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