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毛呂山町滝ノ入の獅子舞

秋の例大祭として、滝ノ入
地区住吉神社で奉納されていました。

これは、
2011年10月8日と
2017年10月8日を
合成したものです。

滝ノ入では午前中に子ども達が、午後から大人達が舞いますが、これは午前中の
子ども達の演舞です。

先頭の世話役である
篠笛演奏家達に続いて
花笠が続きます。


獅子と大狂い達集合


花笠が4人
女陰を祀る祠の前で
ささらを鳴らし祈願します。


花笠が住吉神社にささらを
後ろで獅子たちが舞い
横で世話役達が篠笛を
演奏します


四方に花笠が散り
大狂いや獅子たちが
花笠をからかいます


怒った花笠達は
女獅子(赤い獅子)を
隠してしまいます。
その周りで、男獅子(白)
中獅子、大狂い達が
女獅子を必死に探しますが
見つかりません


可哀想になった花笠達は
ついに女獅子を開放。
嬉しくなって皆ではしゃぎ
まわって大騒ぎします。


再び花笠達は住吉神社に
獅子たちはお礼をいって
獅子舞は終了です。


あとは退場
世話役と花笠が
続きます。
その後、獅子たちと
大狂いたちが続いて
住吉神社から退場します。


花笠の後ろは獅子たち


これは獅子舞の演舞のうち
「女獅子隠し」というもので
全国的にこの演舞は有るようですが、このストーリーは
滝ノ入独自のものだと、
お逢いした獅子舞研究家のかたに教わりました。

ここには登場していないのですが、大きな男根を抱えた大狂いも女陰を祀る祠に参ります。
これは性交渉の現れです。

古来は子どもを産む為の性交渉、すなわち子孫繁栄の行為はとても神聖なものでした。
何しろ、当時の人間の寿命は
とても短く、新しい命の誕生はとても目出度いことだったのですね。

当たり前のこととして性交渉は、とてもおおらかな形で伝統行事に引き継がれて行くのですね。

子ども達も当然それは理解しています。

現代のように、性交渉を好奇の目で捉えることはありません。

ここで花笠について記述します。
花笠は小学生という決まりがあり、小学校を卒業すると
花笠になれません。
地域の小学生の女の子が選ばれるのですが、多数の立候補者から選ぶと、どうしても
かわいい子チャンになります。😊
花笠は地域の小さなスターなのですね。😄
(差別か!)😆


獅子舞は

花笠少女の

晴れ舞台

舞うよ獅子たち

からかうように





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