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1998年秋　０日目　日本

親父は関西出身であり野球は物心つく前から虎のチームを応援していた。

本拠地で観戦したことはなく、関東でもなかなか試合を見れないことが不満だった。

1993年にサッカーのJリーグが発足することになり、地元の赤いクラブを応援することにした。全試合日程の半分がホームで試合することはとても魅力的だった。

どちらのファンも熱狂的で、すぐにサッカーが好きになった。但し、もっぱらJリーグのみで欧州サッカーには興味がなかった。

しかし折角ドイツに行くならサッカーを観戦したい。早速、地球の歩き方の『兄貴』に相談してみた。

サッカーのチケットを日本で手配するにはかなり高額であり、また現地でチケットを受け取る方法にも不安があることがわかった。

それならば現地で調達するしかない。試合当日、スタジアムに行けば何とかなるだろう。観戦できればラッキーと思うことにした。

日程的に観戦できるチャンスは3回。ドルトムント、ミュンヘン、シュトゥットガルトだ。

特にミュンヘンはチャンピオンズリーグなので難易度が高い。さて、何試合観戦できるのだろうか？

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