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え、会社辞めんの?

仲良くしていたタイの同僚Aat(仮名)が会社を辞めました

会社が変わるなんて
まあよくあることです

今回そのタイミングが悪くて
ちょっとつぶやきたくなりました


Aatは会社の短期留学プログラムで
タイから日本に来ていました


日本の文化・仕事・語学を学んで
タイに帰った後は積極的に日本との繋ぎ役になったり
より相互理解を深めるという意味合いがあるプログラムです

プログラム自体は大変良いもので
Aatも勿論ですが私達受け入れ側にとっても刺激が多い期間になりました


しかし
日本からタイに帰国したたった1週間後です


Aatから「今月末で会社を辞めます」とのメールが


えっ、会社辞めんの?


日本にいる間ずっと仕事を教えたし
折角なら日本を楽しんでほしくて色んなレストランにも連れて行ったし
なんなら休日だって…

それより何よりこのプログラムの成果は
タイに帰国してからが本番ではないの

と、色々言いたくもなります

私だけでなく多くの日本人が同じようなことを言ってました





しかし
当の本人に全く悪気は無い様子

「最高の思い出を有難う。皆は何処に行ってもベストフレンドだ!」


とか明るくメッセージを送ってくるのです


いやいや、そんな明るい別れはないよ
と最初は思っていたのですが

冷静に考えると
日本人が会社に依存し過ぎているじゃないかとも感じてきました



会社はAatに投資しようと決めた


その投資先が間違っていた


たったそれだけのことなのかもしれない



Aatにとって、会社から投資を受けようが受けまいが離職は決まっていたのです


またプログラムに選ばれるからには
Aatもこれまで会社に貢献して来たはずです


これまで頑張って来たご褒美


彼にとってプログラムを受け入れる理由としては充分だったのかもしれません




会社がこんなに面倒見てやったのに
育ててやったのに



自分はこんなにも会社に貢献してきたのに
色んなものを犠牲にしてきたのに



そういう考え方は違うということですね



勿論、感謝とgive and takeは必要ですが


上手くいかなかった時は
全ては自分の為にやったことで人のせいにしてはいけない(出来ない)ことがよく分かりました



Aatにはメッセージの通りベストフレンドでいて続けてもらい
次回タイに行った時には何か美味しい物でも奢ってもらおうと思います

おわり

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