パルプ・ノンフィクション

「今日1日だけ労働したら5億円あげる」と打診されても光より速く断ります。
魂がこの資本主義社会から完全に召されているので。

どこかの都知事と違って詐称無く資本主義から卒業しているけれど、家賃保証会社からは振込催促の着信。
もちろん無視。
何故なら5億年振りに美容院に予約を入れているから。

𝕏(旧Twitter)のフォロワーさんが通うお店なのですが、お母様が宇宙人に拐われた後に自身が誕生したという方がやっておられるそう。
そう、つまりオーナーさんが宇宙人と地球人のハーフ。
そんな話を聞いたら予約する以外に選択肢が無い。
悪いのは宇宙人と貧困下でも伸びる髪の毛。俺は全く悪くない。

しかし家賃保証会社にも罪は無い?
いいや。
「支払いできない人間の代わりに家賃を立替えるが結局のところ支払いできない人間から取立てる」
何?その身の毛がよだつ無意味システム。闇○じゃねぇか。
あなた達に闇○業者のような罪は無いかもしれないけど、あなた達がやっている事には意味も無い。一体どこら辺にやり甲斐を見い出して働いているのか。
俺が1つだけ協力できるとしたら、今月からあなた達と一緒に働いている新入社員(新社会人)に今まで培ってきた教養、知識、常識、全てが通じないダメ人間の存在を教えてあげること。
そいつは今 君の職務と反対方面へ向かう電車に乗っている。
フォロワーさんに生活費をせびる為のnoteを書きながら。

しかし考えてみてほしい。
君が今日 俺を見逃してくれたら、明日には家賃を支払える無職にグレードアップしているかもしれない。無職Level.2
俺は過去、最高額1万円のnoteサポートを受けたこともある。本当に。
俺は緑色の服に袖を通さないし、学歴もネット乞食としての実績も詐称しない。
無謀にも飲み屋のお姉ちゃんを落とそうとする糞爺ぃ版ザコシショウの様に、誇張し過ぎた武勇伝も語らない。

映画「パルプ・フィクション」
銃弾が逸れた時に神の存在を感じたジュールスは生き延びたが、それに否定的な態度を示したヴィンセントは後日 撃たれて幕を閉じた。
人を殺すのはギャングやヤクザではない。
彼等の銃から発射された鉛すら資本主義の塊。
不良少年が教師に反抗する時「正しさは存在している」と結局認めてしまっているヤンキーパラドックス。
「家賃を振込め」と向けられた資本主義社会の銃口。
俺は230円の切符を握りしめてそれから逃げている途中。
40年以上生きていれば誰だって何回か死にかけることはあるだろう。
だが今回(今月)も銃弾は俺から逸れるだろう。
神(フォロワー様)の存在を感じているから。
『マイライフ イズ パルプ ノンフィクション』

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