犬のハル

無職。 セルフ貧困ビジネスを展開。

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最近の記事

心の半径50m

こんにちは。闇○から5万円借りて家賃を支払う良心の塊無職、俺です。 通勤ラッシュに駅まで散歩する。 死んだ魚のような眼をしたサラリーマン、口に食パンを咥えて走るサラリーウーマン、3年間を見据え大きめの制服を着せられた新入生、改札手前で「働いてないもんねー」と言ってUターンする俺。 資本主義社会の改札口へと吸い込まれた人達がその先どうなっているかは想像に難しくない。 見ず知らずの他人を身体で押して車内に乗り込むバカの押し競饅頭。満員電車。 俺は駅に駅員が居ないというファンタ

    • カウカウ家賃サポートセンター

      家賃保証会社からの執拗な催促。 一体1日何回電話をかけてくれば気が済むのか。 ストーカー気質じゃなきゃ務まらないだろうね。 保証会社の社員、漏れなく性格悪そう。 ドリンク1杯で飲食店に2時間居座ってそう。キャバクラで過去の武勇伝(しかも嘘)を一生語ってそう。𝕏で女性フォロワーにキモいリプばかりしてそう。 そもそも君達が家賃を立替えなければならなくなった時点でその無職に支払い能力はない。 「我々が立替えました!すぐに払ってください!」 バカなのか? そんなことが可能ならば最初

      • シャッター無職アイランド

        日本という孤島「シャッターアイランド」 日本というアッシュクリフ病院。 誰もが「常識」「正義」を患った保安官テディ。 メジャーリーガーから大金を騙し取ったギャンブル依存症の元通訳。 過去に性加害疑惑のある大物芸人。 家賃を滞納して美容院に行く無職。 国民総保安官。 誰もが悪を暴く為、SNSというトリガーに指をかけて捜査を開始する。 「自分は正常だ」という盲信は義務教育の成功。 数年前、アッシュクリフ病院(心のクリニック)に通い始めてから伸ばし続けていた髪の毛をバッサリ切

        • パルプ・ノンフィクション

          「今日1日だけ労働したら5億円あげる」と打診されても光より速く断ります。 魂がこの資本主義社会から完全に召されているので。 どこかの都知事と違って詐称無く資本主義から卒業しているけれど、家賃保証会社からは振込催促の着信。 もちろん無視。 何故なら5億年振りに美容院に予約を入れているから。 𝕏(旧Twitter)のフォロワーさんが通うお店なのですが、お母様が宇宙人に拐われた後に自身が誕生したという方がやっておられるそう。 そう、つまりオーナーさんが宇宙人と地球人のハーフ。

        心の半径50m

          自分で自分を面白いと評する女性

          脱サラして飲食店(個人経営)で働いていた。 社長はガチガチの鬱病でアル中。多量の飲酒と薬との組み合わせで幻聴・幻覚の症状も有り。それが起因の八つ当たりを行う俺への依存。休日も顔を見せないと怒り狂う。まぁ顔を出しても結局怒り出すのだが。当時は彼にプレゼントされた腕時計を付けていたし、とにかくプライベートな時間は存在しなかった。 「自分の時間が無い」というのは実に恐ろしい。街路灯の無い資本主義社会の細道。「自分が無くなる」と同義。ストレスにエンジンを分捕られてストレスフルスロット

          自分で自分を面白いと評する女性

          つまらな人生を読んでみた。

          旦那の愚痴、職場の愚痴、社会への不満、加工しまくった自撮り、使い回された名言っぽい中身の無い何か、ヤリモクの口説き文句、つまらない下ネタと大喜利、適当に選んだ対象への攻撃。 何を目的としてSNSをやるかは貴方の自由。 例えば俺は「奢ってもらう為」に糞みたいな無職生活を垂れ流す。だからいつも腹が痛くなるとトイレに行くか𝕏(旧Twitter)を開くか迷う。 そして糞みたいな日常には糞リプが憑き物。 例えば俺が「静岡県は本州よりも長い」と書き込めば漏れなく「そんなわけない」というリ

          つまらな人生を読んでみた。

          小さな仏陀

          自身の年収がウン千万円あってもビジネスパートナーから盗んだ7億をギャンブルで溶かすくらいの事やらないと脳汁が出ないギャンブル依存症の通訳が居れば、どこのメーカーが出しているのかもよく分からないストロング缶チューハイ2本で脳汁を出せる無職も居る。 今日48歳になりました。 あと志茂田景樹が84歳になりました。 社会から見れば水原一平も、48歳 無職も両方ともヤバイ存在なのでしょうね。 久しぶりに文章を書いている。 もちろん書きたくてそうしている訳じゃない。 そう。大谷資金で

          小さな仏陀

          ホームアル

          前回の記事(他人の悪口)が運営様によって削除された。 色を失った。 巫山戯ているようで全身全霊を傾けて綴っているのだ。 なんせ読者の皆様からのサポートにより暮らしが立っているのでね。 暗い河川敷、煩過ぎる高架の音が「お前は社会のゴミだ」と男を罵って通り過ぎる。 直後に硬い真冬の夜風が身体を撲りつける。 男は乾いた返事をした。「屋根と壁ほしいよ」 人間の3大欲求は「食欲」「睡眠欲」「屋根壁欲」 1K借りました。 ホームレスからホーム有る無職へと華麗なる転身。 “大家さんの承

          ホームアル

          探偵物語②

          もしもアナタが不貞に準ずる行為に及んでいるならば、用心深く行動した方がいい。 待ち合わせは家の真ん前。 其処まで相手が車で迎えに来るなんて事があれば、探偵に世界1楽な依頼をしたという実績の持ち主がまた1人増えてしまう。 その様な間抜けは吾輩だけで充分。 探偵は間男の車を造作もなく追跡する事ができた。 あらゆるメーカーオプションが取り付けられたその高級車には危機管理能力が搭載されていない。 車は、趣きないネオンにボヤけた繁華街へ。 ホテルにチェックイン後、2人は直ぐに腕を組ん

          探偵物語②

          探偵物語①

          人間40年以上も生きていれば貴賎の別なく1度や2億度、探偵を雇ったためしがあるだろう。 47年 人間をやっていた吾輩も例に洩れずだ。 あれは犬になる前、人間時代 吾輩は如何ともし難い離婚願望に駆り立てられていた。 詰まらぬ工場勤務。 機械に切削された心の屑を現金と引き換える。 更にそれが女の幸せへと掏替わっていった。 新築マンションを購入した時が夫婦仲のピークだった。 其処は直ぐに、帰ることが倦み果てる鳥籠になった。 やがて妻は「友達と飲みに行く」と言って朝帰りを繰り返す

          探偵物語①

          林檎の詩(うた)

          𝕏(旧Twitter)で就活が話題になっていた。 そうですか。もうそんな時期ですか。 こんにちは。 時期を迎えたので人間を卒業して犬になったハルです。 人間時代、1番最初に就職したのは「青果市場」。 不良でもない癖に高校での成績が悪過ぎて就職活動は期しがたい状況に陥った。 だから生まれてから1度も会った事がない遠い遠い遠い親戚の伯父が社長を務める青果市場にコネで入社した。 事務職以外だと ・県外野菜部 ・近郊野菜部 ・県外果実部 ・近郊果実部 ・輸入果実部 こんな感じで

          林檎の詩(うた)

          新成人の皆さんへ。犬を可愛がれ。

          新成人の皆さん、おめでとうございます。 犬を可愛がる大人になってください。 犬の可愛がり方マニュアル。 ↓ 成人式楽しかった? 吾輩は成人式になると必ず湧いてくる「ヤクザ」と言われて喜ぶ新成人を1人1人⚪︎していく闇バイトをして過ごしました。 貴方達、見た目を「怖い」「イカつい」等と言われて喜んでいる内はまだまだちいかわですよ。 成人後、何者にもなれない自分を知ってからが人生の本番。 就職して給料明細を見た瞬間「クソが」と言って上司の目の前でシュレッダーにかけ、上

          新成人の皆さんへ。犬を可愛がれ。

          犬の生活

          皆様、明けましておめでとうございます。 犬のハルです。 「皆様」とは言ってもnote、又は𝕏(旧Twitter)から吾輩をサポートしてくれた皆様のみおめでとうございます。 その他の皆様におかれましては散歩中に犬のウ⚪︎チ踏まれますようお慶び申し上げます。 人間時代からこんな事ばっか言ってるから直ぐに怒られる。 あるでしょう?普段クラスで殆ど喋らない奴が、急に突拍子もない事を言ってその場を氷結させる。それが真夏であっても1月の様に。 そう、アレ全員吾輩です。 読者の方がP

          犬が闇●をやっていた時の話③

          「犬が闇●をやっていた時の話③」 吾輩とM爺は、相変わらずヒトケの無い土場でタバコの煙をアチラコチラに吐いてその時を待っていた。吸殻を足元に捨てて踏み潰しても特に罪悪感が湧かない殺風景さであった。 やがて土場向こうの夕暮れ方向にガタゴトと音を響かせて2tトラックが現れた。助手席から片腕を出した角刈のゴツい男が眉間に皺を寄せてコチラを睨みつけている。成る程、闇金から借りた金を踏み倒すだけのことはある。コチラの花柄ペアルックに怯む様子もない。 「ゴリラ。キングオブゴリラ。キング

          犬が闇●をやっていた時の話③

          犬が闇●をやっていた時の話②

          「犬が闇●をやっていた時の話②」 債務者Iとの話し合い当日。 待ち合わせはIの会社に18時。 ネゴシエーターのM爺は自転車で近所を徘徊するのが日課。 朝は喫茶店、それから大正時代より続く商店街。 ビルの陰に太陽が隠れると、バブル崩壊と共に寂れた歓楽街へ。 傍から見ると何とも暇な爺さんなのだが、定職に就かずに専業主婦の奥さんと中学生の娘を養っている。 本人は金になる話を探し、真剣に漫ろ歩きしている。 その日は午前中からM爺の呼び出しを受けた。 交渉に関する特別な打合せもな

          犬が闇●をやっていた時の話②

          犬が闇●をやっていた時の話①

          「犬が闇●をやっていた時の話①」 団地のベランダで洗濯物が揺れている。 自分の失った生活が、陽の光に照らされ風を泳ぐ。 それを眺めながら煙草の残りを数えて、その内の1本に火を点ける。 この晴天と対照的な吾輩の明日を照らしておくれ。 こんにちは。犬のハルです。 「暴力団組長宅からロレックスと現金を盗んだ男達を逮捕」というニュースを目にした。 「まともに稼いだ金でないなら泥棒に入ってもいいと思った」という供述。 ハナから踏み倒すつもりで闇金から借入れをする人達のことを思い出

          犬が闇●をやっていた時の話①