それまでのろくでなしのK その18

 3週間に一度振り返ることで、今後の糧とする企画でございます。
 と、言っても、ざっと斜め読みと記憶を探るだけですが。
 と、謙遜してみるが、それなりに現状の把握の切っ掛けになっているので無意味ではない。
 が、正確に効果のほどを検証できるわけでなし。最早、この企画に意味などあるのだろうか。そんな思いが擡げ始めている。本音でいえばリニューアルしたい。しかし、どんな形がベストなのか。考え中である。
 前置きはこれくらいにして、行ってみよう。

「インターネットがない時代の夜、何してたっけ」無いなら無いで廻る。
「煮え切らず、腐りて、いと春遠し」JKの太もも描写への拘り。
「週刊 我がヂレンマ<3月25日号>」西村賢太に傾倒。
「21h:52min:47sec」ショートショート(39点)
「浮遊層」ショート・ショート(43点)
「凍狂」ショート・ショート(29点)
「無計画で、書く」糞。
「明日、品川へ行く。」目玉焼き10個、フライパンひとつ。
「品川OPPENHEIMER」謎の高評価。謎の居心地悪さ品川。
「週刊 我がヂレンマ<4月1日号>」安倍公房に傾倒。
「爆縮」ショート・ショート(25点)
「猛毒ピエロ」ショート・ショート(30点)
「思考の砂漠で」ショート・ショート(42点)
「本日も無事、地獄行き」糞Ⅱ。
「桜、片付け、ホリデー」本の居場所の確保。縁遠い花見。
「休日主日」丸善・津田沼店。
「週刊 我がヂレンマ<4月8日号>」中卒と東大医学部卒。
「飢える咬む」ショート・ショート(31点)
「廃棄惑星の顛末」ショート・ショート(41点)
「それから」ショート・ショート(53点)

 ちなみに昨日投稿したショート・ショート『それから』は、三島由紀夫先生の発言を一部利用した、いわゆるサンプリングである。かといって、ヒップホップとは全く関係ありません。
 どうでしょう。進歩したでしょうか。
 特にショート・ショートにおいては、ひとつの悪癖がある。
『雰囲気を優先して、フリもオチも弱く、物語の体をなしていない』
 これは最優先で改善しなくてはいけない。原因としては、タイトルだけ決めてなんとなく、設定を考えて、でっち上げる。つまり、しっかりと考えておらず、推敲もおざなりになっているからだ。
 毎日のことで、適当になっている。
 もう少しモチベーションを、ギアを上げなくてはいけない。
 悪い意味で”慣れ”が、私の心の中で横溢している。もう少し困惑して、頭をオーバーヒートさせて階段を上がりたいのだ。
 おっと、何を書いているのか分からなくなってきた。
 そうだ、振り返るんだ。
 総じて言えることだが、「思い付きの、捻り出し」が大多数を占める。これは間違いない、故に、玉少なめの玉石混合というのが、唾棄すべき、打破すべき現状である。
 という、現状の恒常性に震える思いである。
 正解のない世界で正解を導き出そうと、日夜、頭をこんがらせる。ただ愚直に地に足つけて、前進を信じて、踏み出すしかない。
 そう言い聞かせて1年が過ぎた。光陰矢の如し。
 さて、最後に一文書いて、終わろう。
『文量が足りなくて』
 つまり蛇足である。もとい、全体が蛇足の如く駄文であるから、何も悪いことはない。ただボリューム足す為であり、愚行極まりないが、突然、一文と言われても(自分で書いた)、何もない。こんなことばかり書いていたら、脳が腐ってしまいそうだ。もう腐泥と化しているかもしれない。
 それでも書くことが好きだから、なんとかタイピングしているのだ。
 濃霧で手探りでお宝を求めて彷徨っている気分だ。
 いや、ドブさらいだ。
 灰色混じりの薄桃色の脳髄が腐りきり、それはもう前述したとおり腐泥で、光もとどかぬ暗渠であり、私をあざ笑うように、溝鼠が這いまわり甲高い鳴き声を上げている。指のあいだから思考が零れ落ちて、全身、糞まみれである。鼻がもげて崩れ落ちそうな異臭が爆発四散しているのだ。
 嗚呼、汚ねぇ。駄目だ。こんなもの人に見せたら。だが、見せる。公開に進む。
 物書きの端くれの、切れ端の、糸くず、いち繊維の子細な構成物にすぎないが、人間をぶつけていかなくては『嘘』になる。
 これを、開き直りと云う。
 言葉を尽くしたとて、本質は変わらない。
 西村賢太氏の低劣な屑と純粋さに呼応し、
 安部公房先生の人間の本質を穿鑿する、知性に憧れている。鼻のまがる腐泥のなかに、少年のような憧憬の宝石が、確かにあった。
 それを頼りに、茨の道を行く決意。揺るがぬ意志。そんな認識はともかく、行動である。つまり明日も投稿、そのまた明日も、欠かさずに。
 明日、酒が呑める。それだけを頼りに、眠りにつこうと思う。

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