週刊「我がヂレンマ」<1月8日号>

 成人の日。私は成人式に行っていない。背広と縁遠い人生です。それは置いといて、新企画は2週目に突入。
 今週の企画は、「メモについて解説と考察」「最近、購入した本の紹介」
「近況。ここ一週間で印象的だった出来事」で書いていきます。
 あと三カ月ほどでnote生活が1年になる。その中でも、苦戦しているのが毎週月曜日のレギュラー企画。
 今年のテーマの一つとして、企画力の向上。インスタントの塩ラーメンでお腹いっぱい。前置きはこれくらいにして、レッツゴー。

<メモについて解説と考察>

「ひとりっ子で、高齢者の親を持つ女」
 これはおそらく森三中の黒沢さんのセリフ。自虐を含んだギャグとしては、あまりに現実的で哀愁を感じる。黒沢さんは我が道を行く生きざまがロックな芸人さんです。ファンではないですが、好き寄りではございます。
 ちなみに私もひとりっ子で、両親は高齢者になる前に鬼籍に入ったので、無問題(モウマンタイ)。

「北センチネル県」
 これは群馬県のことです。すいません。ネットを中心に秘境として弄られることが多い群馬県。それをインド洋東部ベンガル湾内に所在する未開の島に重ねる。先住民のセンチネル族は外部との接触を強く拒否。宣教師が殺害されるなど、もはや魔境。それを群馬県に当てはめたもの。非常に失礼であり、失礼ということがセンチネル族に失礼。

「すべての男は消耗品」
 子供を産む女性に対して、男性は大事な女や子供を守り、環境を守るために戦う。そして死ぬこともある。そういう意味で消耗品ということ。男性としては悲しいが、それが真理であろう。身体を張るからこそ、女性からの尊敬や好意が得られる。それは自分の子孫を残すための手段。理性のある人類でも、すべての行動、判断は子孫繁栄のため。利己的遺伝子はときに残酷な手段をとることもある。

「信者、不信者」
 宗教を信じて、そのコミュニティに属する人を信者という。ならば、信じていない人は不信者なのか? なんだか不審者である。無宗教の人をさすのか。キリスト教の不信者。わざわざ宣言する必要はない。単なる思い付きのワードであり、何かネタに転生する要素はまったくない。メモのなかでもかなり産業廃棄物状態である。思考の排泄物。再利用も難しいやつ。

「ホップ・ステップ・玉砕」
 これはおそらくカルト芸人・鳥肌実氏の言葉。語呂の良さと、ホップ・ステップのカジュアルさからの玉砕。不謹慎なギャグである。加えて、狂った高揚感とカルト的ムードを帯びている。私はどうしても鳥肌実氏のような、一部の人には有名な方に魅かれてしまう。だが、ファンではない。飽き性が過ぎる私は、もう興味がうすい。今は昔と違い、肥えているのでシャープさが失われている。俗すぎる。寄せてほしい。

「工場倒産、早い者勝ち、90%OFF」
 ユーチューブのおすすめチャンネルに出ている広告。主にアパレルや靴が多い。信じられないほどダサいデザインで、胡散臭い激安価格。これで買う人がいるのか。あまりに安すぎる商品には警戒心を持つ私。一方で、世の中安ければ安いほど良い。質は問わない。そんな人もいる。安物買いの銭失いも気にしないそんな豪傑がいる。羨ましいようで羨ましくない。せっかく稼いだ金をだし、自宅に置くなら質を求めたい。

<最近、購入した本の紹介>

「九条の大罪 第10巻」
 圧倒的緊迫感、継続中!! 累計270万部突破!! 全員、悪人。逮捕。半グレ・壬生の自主をきっかけに伏見組若頭・京極も逮捕。そして九条弁護士も・・・・・・それは弁護士廃業ということ。闇金ウシジマくんの作者が描く法とモラルの極限のドラマ!! 留置所に拘留され厳しい取り調べを受けながらも完全黙秘を貫く九条は、歩んできた弁護士人生や今まで蓋をしてきた苦い過去を振り返っていく・・・・・・。「鞍馬家の恥」検事である父や兄に出来損ないと言われ続けた過去。「心の崩壊」刑事の執拗な取り調べと絶対的孤独が九条を変える・・・。
 だそうです。実写化するにしても、映画か、ネットフリックスだろうな。結構エグイ描写があるし。

「攻殻機動隊 HUMAN ERROR PROCESSER 1.5巻」
 すでに1巻と2巻は購入済みで、探していた一品。漫画とアニメ用のプロット、他、設定集が収録されたもの。未読。漫画にしては活字の情報量が多く、中々の満足度でした(1、2巻について)。ちなみに税込みで2500円超えるので、コミックスとしてやや高額。
 1巻と2巻の幕間(インターミッション)を埋める約400Pの欠片(ピース)。お蔵入りとなっていた幻の『攻殻機動隊』シナリオを、未完分も含めた完全公開。またアニメーションやゲーム製作の舞台裏を知る貴重な絵コンテ、および設定デザインを特別収録した。さらに告知などで使用したカラーギャラリーも充実の内容で、総ページ数は旧1.5版(CD-ROM付き)の2倍以上に及ぶ。広大にして深遠な攻殻ワールドを網羅する、ファン待望の逸冊がついに解禁!!! 
 だそうです。興味のある人は買ってください。

「ケルベロス 第五の首」
 ジーン・ウルフ、柳下毅一郎訳。「新しい太陽の書」の名匠:ジーン・ウルフによる伝説的最高傑作がついに登場! 三つの中篇が複雑に交錯して織りなす謎と真実のタペストリー。魔術的技巧で綴られた連作ゴシックSF。
 地球より彼方に浮かぶ双子惑星サント・クロアとサント・アンヌ。かつて住んでいた原住種族は植民した人類によって絶滅したと言い伝えられている。しかし異端の説では、何にでも姿を変える能力をもつ彼らは、逆に人類を皆殺しにして人間の形をして人間として生き続けているという・・・。
「名士の館に生まれた少年の回想」「人類学者が採集した惑星の民話」「尋問を受け続ける囚人の記憶」という三つの中篇が複雑に交錯し、やがて形作られる一つの大きな物語と立ちのぼる魔法的瞬間。
「もっとも重要なSF作家」ジーン・ウルフの最高傑作。
 だそうです。冒頭を摘まみ読みしてみたが、なかなか引き込前れる文体。
これは期待できる。紀伊國屋書店での出会いに感謝の一冊。

「八月のくず」
 平山夢明先生好きすぎ問題。すでに7冊所持。
「今度の人生はハズレだったかい?」
 おしまいにする前に読んでくれ。絶望の果てまで届く物語を。これは、明日なき世界の福音だ。平山夢明、圧巻の最新短編集。
「地獄の神様、もっと酷いことをしてください」
 食い詰めて、わるさがバレて、仕事も家も頼る人もいない。そもそも、誰かを信用したこともない。子供の頃には唄が聞こえたこともあったし、物語のなかのような優しい母親やかわいい妹もいた気がするのに。
 絶望と哄笑に彩られた詩情。物語の強度を極限まで上げた、瞠目すべき傑作集。
 らしいです。フィリップ・K・ディック、三島由紀夫、森見登美彦、チャック・パラニューク、中原中也ときて、平山夢明先生。うすく広い読書遍歴を誇る私。好きです。ゆめあき。

<近況。ここ一週間で印象的だった出来事>

「昨日書いちゃったよ」
『何故、我が土地を選んだ?』を参照のこと。
 その他で言えば、新宿へ映画を観に行った。そんな時必ず昼食は『沖縄料理やんばる』で、ラフティ丼セットを頼む。移転していた。と言っても、30メートル駅側に寄っただけだが。前より綺麗な店内、抽斗に割り箸やウェットティッシュなどがはいっている。味は変わらず美味い。
 我が土地の裏手にあった。おそらく犬のお骨である。その発見より印象的な出来事なんてあるはずもなく。
 気が付けば3000字を超えている。第102回全国高校サッカー選手権の決勝がやっている。青森山田と近江の一戦。
 世代最強のフィジカルvs超攻撃型ハードワークだそうで。
                    (もうこんなところでエエか)


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