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ごきげんなシロ

まだ布団にうずもれていたい体を無理にたたき起こし、朝のしたく。

外はすでに日が昇り、白く輝いている。

ひんやりとする風の中に、顔に触れる温かい陽射しと、茶色く耐えた道端の雑草の足元から覗く緑。
少しずつ近づく春の訪れに胸が踊る。

朝の日課だろうか。
おじいさんが白い愛犬を散歩させている。
おじいさんはまだ冬の装いだったが、ふわふわと跳ねるように進む犬には喜びが垣間見えた気がした。

おじいさんに連れられて、まるで5歳の子供みたいに、手を繋ぐようにリードをして、道路の縁石を上手に渡っていた。

今日最初のスキを君に。



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