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発想の転換~100歳まで生きて「前例」をつくろう 

 ある調査で「あなたは100歳まで生きたいですか?」と言う質問に

65%以上の人が「生きたくない

と回答したそうです。

 私自身も「生きたくない」と答えそうです。
 
 年齢を重ねるごとに、体のあちこちが老化してきます。
 思うように動かなくなるし、ひょっとしたら介護を必要として、周りの人に迷惑をかけるかもしれません。
 周りの人も、高齢化し、友人も減り、孤独になるかもしれません。
 周りから必要とされず、生きがいもなくなって、ただ生きているだけではむなしそう・・・。
 
と、いろいろと否定的なイメージばかりが出てくるので、100歳より前、もっと健康寿命が長いうちに、人生を終える方がいいのではないかと「頭」で考えるからです。
 
 しかし、この質問が「60歳まで」「80歳まで生きたいですか?」だったらどうでしょう。
 
「60ぐらいまでならいいかな」
「80歳でも、元気なら・・・」

と答えが変わってきます。
どうしてでしょうか・・・。
 
 その一つの理由は、

自分の身の回りに「元気で」「明るく」「自分のやりたいことをして」「行きたいところに行って」「楽しそうに」生きている方が多くいるからです。

 実際、読書会や掃除の会で一緒に活動する方の中に、定年退職をしてからも、自分のテーマをもって、勉強(研究)されていたり(それで実際に大学で教鞭をとられたり、講演会を行ったりしています)、一人新聞(葉書通信)を書き続け、交流がある方の都道府県へ旅行をして、会って話をすることを趣味にしていたり、畑を始めて美味しい野菜を作っては、親戚やご近所にお裾分けすることを生きがいにされていたり・・・という人がいます。

私自身が60歳になっても、80歳でも元気に楽しそうに生きている方を目にしているので、イメージが湧きやすく、むしろ、「ああいう、年の取り方もいいなあ」と憧れられるからだと思います。

 ただ、自分の身の回りで、100歳を超えて元気に生きている方に会ったことがなく、お目にかかったこともないので、イメージがわかない、と言うことがあります。

人は、自分が見たことがなく、想像がつかないと不安になりますし、そこから怖さを感じます。だから、「100歳まで生きたい」と思えないのではないかと感じました。

 実際に、厚生労働省の2022年の発表では、100歳以上の高齢者の数は9万人を超えたそうです。どんどんと増加中です。
 
 昔、テレビで「金さん・銀さん」という100歳の双子のおばあちゃん姉妹を目にしたことがありました。

 金さんたちがもてはやされた一つの理由は、もちろん、おちゃめな姉妹ということもありましたが、当時、100歳まで生きられる方が少なかったからと言うこともあります。

 「100歳でも元気に楽しく生きている人」が周りにたくさんいて、それが当たり前になったら、「100歳まで生きたくなる」人も増えるのではないかと思います。

 だとしたら、

自分も100歳まで元気に生きて、次の人たちに憧れられるような人になることを目標にしても、おもしろいのではないか

と思いました。

どうでしょうか?
 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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