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ビジネスホテルに投宿

おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます。

過日。久しぶりにビジネスホテルに投宿した。20時過ぎにチェックイン。
1111号室の部屋のドアを開け、壁に鍵を差し込むと部屋の電気がついた。
久しぶりの投宿だけど、なんでビジネスホテルってこんなに暗いのだろうか。圧倒的に照明が不足しているのは周知の事実のはずなのに…。

「とりあえず、ルービーを冷やそう」

僕は荷物を置くと、コンビニで購入したルービー、つまりビールを冷蔵庫に入れようとして愕然とした。
冷蔵庫のドアがオープンしていたからだ。

「もぅ~僕はキンキンに冷えたビールが飲みたいの!」

僕は半泣きの状態で冷蔵庫のスイッチをON。ビールを入れた。

仕方がない。先にお風呂に入ろうと、僕はユニットバスに入った。湯船の栓をしてから蛇口をひねった。
「蛇口から出る水量が少なすぎるやんけ」
思わず大阪弁でツッコんでしまうくらい、蛇口からチョロチョロしかお湯が出ない。各部屋で一斉に湯船にお湯をためているのかと推測するくらい、圧倒的に水量不足なのであった。

その後お風呂に入り、わずかに冷えたビールを飲みながら晩酌をしてベッドに入った。

「嗚呼…眠れない」
枕が柔らか過ぎてフィットせず、眠れない。
ベッドに入ったのが11時。
目が覚めたのが0時30分。
それから眠れず、現在午前4時。
次回からマイ枕を持参しようと考えながら、起床時間となった。

7時。
朝食会場に行こうとエレベーターに乗った。
9、5、3階で客人がエレベーターに乗ってきた。
1階に着くと、全員が我こそ先にエレベーターから出て行った。
「普通さあ~最初に乗った僕からでしょ? ビジネスマナー的に」
そんな事を考えながら朝食会場に到着するも、長蛇の列。10人以上並んでいる。朝食は6時30分から食べられるはずなのに…。
僕は生粋の江戸っ子。待つのが大嫌い。
僕はUターンして部屋に戻った。

この日も20時過ぎにチェックイン。
すでに僕はフラフラだ。
1111号室に入ると、とりあえず冷蔵庫にビールを入れた。今日はちゃんと冷蔵庫はONになっている。
ユニットバスに入り、手洗いうがいをしようとして愕然とした。
今朝まで使用した歯ブラシと歯磨き粉が、そのまま置いてあったからだ。
その隣に新品の歯ブラシセットが置いてあるにも関わらず。
「いやいやいや。これは捨てて構いませんョ」

僕は使用済みの歯ブラシと歯磨き粉を捨てようと、部屋のゴミ箱に入れようとして、また愕然とした。
缶ビールが1缶だけ床に置いてあったのである。昨日、缶ビールは3缶飲んだ。なぜ1缶だけ置いてあるのだろうか。掃除の担当者が回収し忘れたのだろうか。

僕はフロントに電話をした。
「すみません。昨日飲んだ缶ビールが部屋に残っていたのですが、これは回収し忘れでしょうか?」
すると甲高い男性の声が返ってきた。
「大変申し訳ございません。少量でも残っている場合、お客様の品々を勝手に捨てる訳には参りませんので。ご理解下さいませ」

僕は電話を切った。
そして缶ビールを持った。軽い。滅茶苦茶軽い。
恐る恐る缶ビールを左右に振ってみた。
わずかに音がした。液体の入っている音が。推定10ml。
それにしてもだ。わずか10mlを残しておいて何になる? まさか僕がこの10mlを楽しみに、今日一日労働を頑張ったとでも言うのであろうか?

ホテル側の気持ちはわかる。
過去に輩みたいな珍客からクレームを受けたからこそ、このような対策をしているのであろう。
僕はホテル側の取り組みに誠意を感じた。
これからは自身で捨てよう。そして飲み残しはやめよう。
昨日と同じルーティーンをこなしてから、僕は寝た。
夜中に何度も起きたけど、初日より眠れた。
だけど一晩中、隣の部屋からペイチャンネルの音が聞こえていた。

翌朝も、僕は朝食を食べずにチェックアウトした。
帰ったら、ぐっすり眠ろう。

みなさん、ビジネスホテルに投宿する際はお気を付けを!


【了】


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