紹介したい翻訳者その絵本
翻訳者 横山和江さん
絵本 『ジュリアンはマーメイド』
文・絵 ジェシカ・ラブ 訳 横山和江
サウザンブックス社 2020年6月
美しい絵から ありのままの自分を認めてもらう喜びが伝わってきます。
横山和江さんの略歴
埼玉生まれ 山形在住 やまねこ翻訳クラブ
中学生の時、姉にもらった『ピーターラビット』の原書を翻訳することがおもしろくて翻訳者への道へ進む
選んだ理由
横山和江さんは、強い意志のある翻訳者です。出版社に断られてもクラウドファンディングで出版しました。横山さんは、
「『ジュリアンはマーメイド』を翻訳したい」
と出版社に掛け合いましたが、
10社ほどから断られたそうです。
そこで、横山さんは、是非翻訳出版したいとクラウドファンディングをすることにしたそうです。やまねこ翻訳クラブの仲間がチラシ配りなど協力してくれたそうです。
私は、偶然そのチラシを手にして、クラウドファンディングに参加することにしました。
私は、クラウドファンディングそのものが初めてでした。その手続が煩雑で、ついに横山さんご本人に手引きしてもらい、ようやくできました。
クラウドファンディングの特権で、出版記念会はコロナでオンラインで参加できました。
私は、同じ山形在住ということから、応援できたことが嬉しかったです。
傾向と作品
翻訳する絵本は ネットなどで出版前の原稿をみて決めることが多いそうです。
横山和江さんは、翻訳したい絵本はまず絵は美しい絵本に目が惹かれるそうです。直観(ひとめぼれ)だそうです。
横山和江さんの 翻訳した絵本・児童文学は49作品あります。
私は、手持ちの絵本と山形県立図書館にある作品を40作品は読みました。
その中で 私は、愛・平等・自然などテーマが基準にあるのではないかと推測しました。
シリーズ物
『おきゃく おことわり』おことわりシリーズ
『フランクリンとルナ 本のなかへ』フランクリンシリーズ
人類
『ジュリアンはマーメイド』サウザンブックス社 2020年6月
『おばあちゃんのにわ』
『キャラメル色のわたし』
地球環境
『地球のことおしえてあげる』
『山はしっている』
食
『300年前から伝わるとびきりおいしいデザート』
『きょうはふっくらにくまんのひ』
その他
『世界はこんなに美しい』2022年10月
『サディがいるよ』
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横山和江さんから、直にお話を伺いました。
最近は原書から探すというより ネットで探すことが原稿状態でもスムーズにできるようになったそうです。
編集者との打ち合わせは、遠隔地が不利でなく、今はオンラインでできるので不便は少なくなったそうです。
横山和江さんの好きな翻訳者は、なかがわちひろさん だそうです。
『ジュリアンはマーメイド』は日本でも賞をいただきました。
多くの人たちに読まれるようになりました。
「オンライン絵本会にじのひろば」 でも読ませていただきました。
私は、横山和江さんをこれからも応援していきます。
横山和江さんの訳書リストはこちらになります。
(『きみが生きるいまのおはなし』はこれから追加されます。)
http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/kyokoyam.htm
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