今日は不思議な出来事がありました

・たった５分足らずの時間に
・全く面識の無いご婦人から
・人生経験をぎゅっと語っていただいた

という経験です

まだ現実感がないのですが
とても良い時間だったので

忘れない内に
詳細を残しておこうと思います


ご婦人との出会いは「電車」でした
私が乗車していた電車に
彼女が乗ってこられたのがきっかけです

少し足を引きずっていらしたので
手助けに入ろうとして
会話が始まりました

足が悪くてごめんね…というお話から

・顔面神経麻痺の闘病を
　2年続けていること

・病気や年齢の事で
　気持ちが暗くなってしまうけど
　友達や病院の先生に励まされ
　明るく生きようと意識していること

・なるべく子供に頼らず
　一人で生活できるように
　体調管理を頑張っていること

などを伺いました

顔面神経麻痺を患った当初は
口元が曲がって
水もこぼれてしまう状況だったそうで

「病気はかかってみないと
　苦しさが分からないものよね…」

とおっしゃっていたのが
非常に印象的でした

そのような
絶望感に襲われながらも

毎日懸命にマッサージなさって
今ではうがいが出来るまでに
回復されたそうです

「出来る事が増えるのが嬉しい」と
はにかんでいらっしゃった横顔を
私はきっと忘れないでしょう
それくらい素敵で鮮烈でした

歩いたり喋ったり食事できるって
当たり前だと思っていましたが

実は素晴らしい事なんだなと実感し
今ある健康に感謝して生きようと
心に刻みました

そして
もし絶望の淵に立たされたとしても

このご婦人のように
やれる事をコツコツ継続して

「今日はここまで出来た」などと
喜びを感じながら生きていきたい
と感じたのです

また
自立した生活のために
毎日お散歩を欠かさないようにしたり

意識して明るく振る舞い
機嫌良く過ごしていると
お聞きした時は

心から拍手を送りたくなりました
生き方として理想だと思ったのです

やっぱり誰かと一緒に居るなら
ニコニコしている人とが良いですもんね

そして
こんなに学びの多い話だったのに
わずか５分弱の出来事なのが
本当に不思議でなりません

思わず「エレベータートーク」を
思い出してしまいました

※エレベータートークとは…
　エレベーターに乗っているくらいの
　ごくわずかな時間の間に
　自分の言いたい事を相手に伝える会話術
　のことです

簡潔かつ相手にインパクトを与える
説明をしないと
エレベータートークは成功しません

ご婦人は
「私が経験した事のない」実体験を
（私にとってはインパクト大です！）
追体験できるような言葉で
語ってくださいました

ご婦人がその時抱いていた感情や
彼女がその時置かれていた状況を
とてもリアルに感じられたということです

このようなお話を頂いた事で
ご婦人が降りる駅になった時
私の胸は名残惜しさで
いっぱいになっていました

たった５分で！

私も短い時間でも価値ある話が
出来るようになりたいと
強く思った次第です

それほどまでに
刺激的で素晴らしい時間でした

本日もご覧くださり
ありがとうございました‼