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私が日本の文化を伝えたい理由〜迷いながら見つけた本当の日本の強さ〜

現代の生活

日々を充実して生きている人はどのくらいいるのだろう。一緒に働いている同僚、友達、家族、どれも大切な人たちだけど、自分らしく、自分の意思を持って働いている人は少ないように思う。

日本全体を見ると、もっと残酷で、みんな活き活きしていないように見える。ただ時間が過ぎて惰性で生きているようにも見える。

長時間労働が疲れさせているからか、ストレスからくるものか。日常に対して不満や愚痴を言う回数が圧倒的に多い。

仕事のクオリティについても、ただ業務をこなすだけで、ただ会社にいるだけ。賃金を得るためだけに動いているように見える。これでは会社の発展も自身の成長もないのではないだろうか。

私の悩み

私も高校を卒業してから、自分が何をするべきなのか、何をやりたいのかがわからない時期が10年ほどあった。もがき苦しんでいた時期だったと思う。

その時には、それまでやったことのないさまざまなことをやってみた。
大学時代は、友達と週に5回は飲みに行ったし、パチンコ屋に入り浸ったり、旅行に行ったり、親に援助してもらってイギリスの大学院にも留学させてもらった。帰国後は、大手企業に入社して、会社の歯車として働いた。実績を出し、人並みの賃金を得ることもできたと思う。

でも活き活きとしていたのだろうか。
家族のため、自分の欲求のためにお金を稼いだし、仕事を上手にこなすために必要な技術や知識を増やしてきた。
その全てで、楽しむことはできた。だけど、それもいっときだけで本当に満たされた訳ではなかった。

そんな私も、目的を持って毎日を生活していたときは活き活きしていたと思う。
克己心を持ちながら、日々、自分に対して厳しい課題を黙々とこなしていた。達成したいことに対して、熱心に学習・練習し、もはや修行していたではないかと思えるくらいに取り組んでいた。
結果以上にプロセスを重視する日本人的な考えが大きかったのだと思うが、日々成長する自分の経験や精神的な充実が、私の心を活力で満たしてくれていた。

今思うとそれは、武士道や道徳心のような昔の日本人が持っていた日本の心を体現していたのだと思う。人生や何かに学ぶプロセスを積み重ね、目標を達成するために懸命に努力していた。そこには、一緒に取り組む仲間との絆があったし、安定した関係から生まれる充実感もあった。

今こそ日本

昔の日本は、みんなが活き活き暮らしていた。
貧しいけれど、本当の意味の貧困はなかったし、世界の中でも尊敬されていた、と様々な書にも記載されている。
文化、食、職人、産業、おもてなしの心など日本人が持つ環境や心、考え方が日本独自のパワフルなスタイルや強さを作っていた時代だ。

今の時代こそ、海外から尊敬されていた昔の日本のあり方や文化を伝えたいと思っている。それが自分のあり方を良い方へ変化させることができると思うからだ。

一人ひとりが、自分の意思を持って、自分らしさを表現できること。他人と交流し、協力しながら安定した関係を作れること。自分の興味のあることに対して知識の探究を続けること。
それができれば、自分自身に肯定感をもつことができるし、前向きに生活することで充実感も大きくなる。もちろん自分の目標を達成することもできる。

昔の日本の考え方に触れて、本当の自分らしさをもう一度見つめ直したい。昔の日本の素晴らしさを体現しながら、創造的な新しいものを多くの仲間と作っていきたいと思う。


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