都内のいろいろな地域や商店街を歩いていると、
「おや、こんなところにこんな店あったかな」
「あれ、あの店無くなっちゃったのかな」
自分の記憶が曖昧なのもありますが、しょっちゅう呟いてます。コロナ明けの最近は特に感じることが多いでしょうか。

無くなってしまったり、閉店の貼り紙を眺めるたびに、なんだかとても寂しくなってしまいます。
「やっぱり厳しかったのかなあ」
「けっこうお客さん、入っていたのになあ」

さて、個人的な調査ではありますが、私の足で見てどんな店が増えて、どんな店が無くなってしまっているか、ざっと並べてみます。

増えた店舗
整体、整骨院、接骨院、マッサージ
コインランドリー
ヘアサロン
調剤薬局
インド料理、多国籍料理屋
中華系の中華料理屋
丼ぶり屋、唐揚げ屋
無人餃子屋、ホルモン屋、冷凍食品屋
まいばすけっと、マルエツプチに代表されるミニスーパー
シェアオフィス、コワーキングスペース

減った店舗
本屋
居酒屋
コンビニエンスストア
肉屋
八百屋
立ち食い蕎麦屋
パン屋
学習塾
電気屋
自転車屋
リサイクルショップ

ECやデリバリーの使い勝手が進化し、更にキャッシュレス決済が普及したことで、店舗単独で成り立つビジネスとそうではないビジネスがより鮮明になってしまったのでしょうね。ボリュームとITデジタルで仕掛けてくるチェーン店の強さが目立ってきました。

ヘアサロンはキャッシュレス決済とモバイル予約クラウドサービスの導入は集客に影響が出ていると考えられます。価格を値上げしつつ、早くキャッシュレス決済を導入して客を逃がさないようにすべきでしょうね。

整体マッサージの店舗は、新規オープンが目立ちますね。こんなとこにも、あんなとこにも、と新旧入り混じって見かけることが多数。私は利用していないのですが、通っている人は周りに多く増えているように感じます。

中華料理屋さんは中国人経営のテンプレート化が更に進んでいるのか、まだ増えているように感じますが、それより勢いよく増えているのがインド料理、多国籍料理屋さんのように感じます。もう、どこにでもありますね。日本に住んでいる外国人の方がターゲットなんでしょうか。都心のランチはオフィスワーカーで賑わっていますが、少し離れた都心郊外はどうなんだろう、儲かっているのかなあ。けっこう謎です。

テイクアウトの丼ぶり屋と唐揚げ屋は一時の勢いは無くなってきましたが、新店と閉店を繰り返しながら適当な店舗立地が確立してきたように見受けられます。

コワーキングスペースは、勢いよく増え、未だジワジワと増えてそうです。エリアが郊外へ広がってきました。ちょっとしたビルのフロアを安く借りられれば、意外と儲かるのかもしれません。デジタル使えば、無人店舗化できますから。

無人店舗といえば、24時間コインランドリーと24時間の餃子屋、冷凍食品屋さん。増えてきましたね。カメラの進化が無人店舗に貢献してますよね。もう少しスマホのアプリやモバイル決済を強化していけば、まだまだ伸びそうです。私個人的にはラーメンの自動販売機に将来性を感じます。

コンビニの店舗がまいばすけっとに変わっているのをよく見かけます。イオンのまいばすけっと、増えましたね〜。なんかそこらじゅうにあるような気がします。マルエツプチも頑張ってますね、都心では。これは首都圏だけの現象かもしれませんが、いずれ地方にも普及するのかな。

調剤薬局は、ドラッグストアの増加を加味すれば、けっこう増えているような印象です。高齢化に伴い増えていくのでしょうか。処方箋書くお医者さんいないといけませんが。

減っている方で言うと、本屋とか肉屋、八百屋は20年も前から減り続けていますが、そろそろ絶滅の危機に陥ってきた気がします。肉屋で揚げたてコロッケ食べたりする機会も減ったもんなあ。肉屋の武器だったここも唐揚げ屋とか惣菜専門店に奪われてしまったのか。

パン屋は本当に減ったか定かではありません。ケーキ屋さんとか新しい店舗を見かけることはあります。が、パン屋の生き残りは限られてきたような印象を受けますね。

学習塾、これは個人の集合学習塾のことです。一時増えた個人指導塾はそれなりにキープしていそうですが、オンライン授業が一気に普及したので、もはや教室が要らなくなってきたことの影響は大きいのでは。集合学習塾はオンライン化して生き残っているはずです。

一時急増したリサイクルショップにも陰りが出てきたか。メルカリの普及も影響があるのでしょう。

今回なぜこんなことを書いてみたかと言うと、冒頭にも書いたように、商店街や街の変化が早くになっているのに気づく機会が妙に増えたからです。特に、閉店の貼り紙を見たり、あれここにたしかお店あったのになあ、と思うと切なくなり。

今後商売立ち上げるとすると何がいいのかなあ。