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事業を行う目的は? 創業計画書は万能ツールその2 作ると今の事業も整理できる

 創業相談で創業計画書の作成方法をご支援しておりますが、事業開始後数年経ったかたにも作成をオススメしています。

創業計画書の作成メリットは、あらためて以下となります。

・事業の整理には非常に優れたツール
・金融機関が知りたい情報=組織の上層部(経営者)が知りたい情報

第1回目、1.事業内容や創業動機 (1)事業内容 はこちらでご案内しております。

これから始めるかたは是非必須科目に、また、既に事業を始められた方で、作成しないでも進められる方はよいですが、振り返って事業を見直す機会が少なくなります。

客観的に見直し、修正を続けることで事業の質が向上していきます。

今回は、第2回目(2)創業の目的と動機 についてお伝えします。

あらかじめ、資料のダウンロードをお願いいたします。
東京信用保証協会が提供している創業計画書をご準備ください。

※出典・遷移先 東京信用保証協会/書式ダウンロード
(記載内容はあくまでキングストン株式会社による私見で、東京信用保証協会が内容を担保、推奨したものではありません。)

1.事業内容や創業動機 (2)創業の目的と動機

 なぜやるのか、どうしてやろうと思ったのかということを記載するパートです。ここでも繰り返ししなりますが、1文に入れる文字数は30から60文字程度が読みやすいです。

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 事業を行い達成したい目的、目的の補足、なぜそれをやりたいのか、やることでなにを解決できるのか という視点で整理するとわかりやすいです。
新聞記事の構造に似せて記載すると読み手にとって簡潔でわかりやすくなります。

構造

・事業を行い達成したい目的
目的を宣言します。一言二言でかたるイメージです。
・目的の補足
宣言した目的の補足を1文程度で語ります。
・なぜそれをやりたいのか
やりたいと思ったことには要因があるはずです。要因を記載します。
・やることでなにを解決できるのか
 行うことで世の中に変化が起きます、どんな良い変化があるのかを記載します。

例としてインターネット通販で、無添加パンの販売をしたい人の記載を書いてみます。

事業を行う目的は、無添加食品を提供し、安心できるおいしいパンを提供することです。
 パンの提供を通じて、多くの人に食の楽しさと食から生まれるコミュニケーションをのきっかけを提供したいと考えております。(目的の補足)
・事業を行う理由
は、北海道の旅先で食べた無添加パンの味がいつも食べているパンと違い、大変おいしかった経験に基づきます。ふっくらした食感が際立っており、また、原材料の産地が明確で、安心感を覚えました。 産地が見え安心できる点、無添加パンでの味の可能性を追求したいと考えるようになり、今回の創業を決めました。
・事業を行うことで、
安心食材の提供を行い、食に不安があるかたの思いを解消します。また、おいしいものを食べると一緒に食べている方同士でポジティブな会話が生まれます。
 食を通じたコミュニケーションの活性化により、世の中を明るくすることに貢献します。

いかがでしょうか。文章が進むにしたがって、より詳細な内容に深堀りされていきますね。結論から述べるとわかりやすい文章になります。

まとめ

目的、ある種の結論から述べて、
だんだん詳細な文章で理由を述べる。

結論○○です。
なぜならば・・・・・

この構造で整理できると考えも明確になります。



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