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またかよ入院日記 1

そうなんです。また入院しました。
出産を入れると、これで計7回入院したことになります。もういいよ。

今回の入院に至る顛末は「浮かんだり沈んだり」というタイトルで先だって有料で公開していましたが、2024年の春から無料で公開に変更しました。
当時はリアルタイム進行で、無料には出来なかったんです、気持ち的に。
これまでの詳細はそちらをご覧下さい。

ともあれ、切れば大丈夫でしょうということで、またしても腹に穴を空けることになりました。腹腔鏡手術です。
一度やってますからね、どういう感じかはなんとなくわかります。部位は違うけど。その時の記録がこちら。

上記の「リターンズ」の時は胆嚢でした。

へそに穴を空け、その他に小さな穴を3つくらい空けて臓器を取り出す、って書くとすごい技術ですね。腹を実際に切る手術に比べ圧倒的に痛みが短く早く回復するとされています。癒着も少ないと。開腹手術を経験したことがないので本当に比較したわけではありませんが、確かに「すぐ回復できる」というイメージが腹腔鏡手術にはあります。そうなんでしょう。

でもね、でも、やっぱり腹切りなわけですよ。
そして胆嚢の時と同じように、ネット上の多くの先達が「こうだったよ」と自分のケースを報告してくださっているので、それらを読んで大変励まされたということもあります。ですから今回も記録を残しておこうと。


前回はどうだったか


さて、前回、腹に穴を空けたときの自分の記事を読み返してみました。

1.手術当日
動けず苦しい。
しかし「翌日になれば楽になる」という先達の体験記をたくさん読んでいたのでそれを信じてがんばっていた。ああつらそうだな。今回ももらえる限り鎮痛剤をもらおう。

2.術後1日目
多少良くなる。
足のマッサージ器(血栓防止)と心電図と尿管がはずれたと書いてある。そんな早く外れるのか。それならうれしい。そしてレントゲン室まで歩かされている。へっぴり腰の分速10メートルで看護師さんと歩いて行った。

3.術後2日目
自力で病院1階の売店まで行っている。そうしたら動いたせいか腹のガスが出て、お通じもあったと。ふむふむ。

4.術後3日目
まだよくならない、手術のあと自体はどんどん良くなっているのに、圧迫されるような背中の痛みが続いてると愚痴っている。

5.  術後4日目
やっと回復気味。

術後4日目あたりからかなり良くなって回復してくる感じなのかな。

今回もこの通りに進むかどうかは謎ですが、そして前回は背中が痛い、圧迫痛があると書いていますが、今回は下腹部なのでまた違う痛みかもしれません。ああ痛いのいやだな。だけど嚢腫が破裂しちゃって救急で運ばれた人とか、開腹手術したのに硬膜外麻酔がうまく効かなかった人の手記も見つけてしまい、それよりかは楽だと信じています。信じたいよ。

頼むから事故とか起こさないでくださいよ。病院自体が、紹介されていった所であまり馴染みがなく不安もあります。しかし大きな総合病院だしな、主治医となった米倉涼子(仮)医師(それなりに若い。アラサー? アラフォーまでは行ってないように見える)にまかせるしかありません。

あ、入院時に持ってきてねと言われたあれこれをドラッグストアで買っていかなくては。病気や手術部位、病院によって必要なものが微妙に違うのでメモを見ながらの買い物です。さらに今回は科も違って婦人科入院なので、消化器外科の前回とは違うんだろうな。

入院

さて、そんなこんなで準備して某月某日、入院しました。

病室は個室をお願いしました。だってねー、森野はビビリで身体に関しては神経質な上に痛みに弱いんです。痛いとうめくのですよ。そして大部屋だとうめくのも気を遣うでしょ。夜中とか。

心置きなく「うーーー」「いーたーいーーー」とわめくことが出来る個室がどうしても良かったんです。もちろん同室者がうめいていらっしゃったら、それはそれで辛いものがあるしね。

そうしたら!
「ごめんなさいね。通常の個室がいっぱいで、特別室しか空いていませんでした。どうしますか。大部屋にしますか?」
と聞かれました。
同じ個室でもお値段がかなり違うのです。

しかし、もう自分も年寄りだし、ボーナスも出る月だったし、何より身体の静養が心置きなく出来るならば、と思って迷うことなく「そちらの個室にしてください」と言いました。

そうしたらなんとあなた、毎朝、新聞が付いてきましたのよ。ホテルかここは!

通常個室よりお高い特別室はバストイレ付き。
ベッドの他に、着てきた服や私物を入れておく大きなクローゼットがあり、小さな応接セット(テーブルとひとりがけ椅子が1脚)がついていました。

見舞いも限定されてるし、応接セットはいらんわなあ、なんて思いましたが他が塞がっているので仕方ありません。術後はこの豪勢なお部屋でうめくことになりました。


この続きはこちら。





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