プロデザイナーさんからのフィードバック鬼まとめ②
デザイナーを目指し転職活動中のkinomiです。
採用面接でプロのデザイナーさんからデザインについてたくさんフィードバックを頂けたので、記録していきます。
この記事ではフィードバックの内容を自分の記録用で詳しくまとめています。フィードバックを頂くまでの過程は前回の記事に。
フィードバックを受けるまでの経緯
企業さんに1次面接してもらう
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企業さん「課題やってみる?」私「やります!!」
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【LPサイトのデザイン&プレゼン】が課題として出される
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2次面接でプレゼンをする
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たくさんのフィードバックをメモしたけどぐちゃぐちゃ!まとめなきゃ!←今ココ
実際にデザインしたものについては許可を得ていないので載せられません。
分かりづらい個所もあるかと思いますが、フィードバック鬼まとめへレッツゴー。
フィードバック鬼まとめ
全体
・デザインは文字→写真順で優先度が高い。Webサイトは写真も含めて文章と考える。文章大事。(この解釈で合っているか少し不安です…)
・情報量が少ない企業のサイトを作る場合は自分でストーリーを作ってみる。
・Webサイトは「読まれないもの」と考える。
ユーザーが頭を使わないといけないような仕様にしない(レイアウト・大きさ・フォントを欧文ばかりにしない等)。
・伝えたい情報の優先度をつけた緩急のあるデザインできていない。セクションごとに強調したいワードを考え、文字を大きくしたりレイアウトを考える。
・サイトのデザインのルールを決める。カラー・フォント・余白等。
ファーストビュー
・h1の見出しがh2より小さくなっている。意図を持たせてh1を小さくするデザインもありだが、今回の場合は他とのバランスが取れていない。
・CV導線のボタンが他の装飾(テイストやカラー)と似ていて目立っていない。
・大きくスペースが空きすぎている個所がありバランスが取れていない。ボタンの配置等でバランスを取る。
カラー
・同じ黒色でもカラーの差をつけると情報の差が分かりやすくなる。
テキスト
・フォントの種類が多すぎる。デザイン力が上がるまでは少ないフォントで。
・フォントには意味合いや意図がある。そこも考えるのも必要。
・個性的なフォントにデザインを頼ってしまっている。シンプルなフォントで色々なデザインをできるようになった方が良い。
・数字には欧文フォントを使用する。
・見出しで欧文フォントを使う見極めができていない。
欧文フォントはデザイン要素が強いため、ユーザーに伝わりやすくしたい見出しなどには日本語フォントを使用する。
・全体的にletter-spacingが広すぎる。
・行頭文字(箇条書きの点のこと)とテキストのmarginが広く、同じグループに見えない。
・いくつか整列した項目の説明が長くなったときは、テキストをすべて見せると縦に長くなるため、アコーディオンメニューにする。(一番上の項目だけテキストを表示させるのはあり)
・メインキャッチとサブキャッチのカラーや大きさが同じだと差が分かりづらい。サブキャッチは小さくしたり色を薄くする。
写真
・フィルターをかけてサイトのトンマナに合わせる。
・セクションの写真が小さい。左のカラムに写真、右のカラムにテキストにするとバランスが取れる。
・背景に画像を敷いているときのテキストの視認性が悪い。背景画像にドロップシャドウをかけるかテキストを大きくした方がいい。
イラスト
・フォントが細めなのでイラストも細い線にしてトンマナを合わせる。
・フリーのイラストにも意味があったりするので、その背景から読み取って全体のデザインに反映させるのもあり。
→私が使用したイラストはフラワーオブライフというスピリチュアルなパターンだそうです。意味合いを知らずに使用していたので、知っていたら幻想的なデザインにするという選択肢もありました。
その他
・角丸のボックスの中に角のある写真を配置しているとトンマナが合っていない。
・スライドの写真の間にある縦線と、すぐ近くのテキスト横線のバランスに違和感を感じる。写真の間の縦線をなくすか色を薄くする。
・企業のロゴ作った方が良かった。
・料金比較表のデザイン性が足りていない。料金の数字を大きくしたり、一目で情報が入ってくるようにする。
・ボタンが全体的に目立っていない。
・ボタンと同じ形のボックスがあると、ユーザーが混乱するので使い分けをする。
・利用者の声のがメッセージのテキストだけになっているため、小見出しをテキスト2xくらいのフォントサイズで入れる。
ツールについてもフィードバック
今回Figmaでデザインしたのですが、ツールの使用方法についてもフィードバックしていただきました。
・テキストのコンポーネント化をした方がいい。letter-spacingやline-height、フォントサイズを細かく設定しておくと時短になる+ルールができる。
フィードバック総評
たくさんのフィードバックを頂き、私に足りないことを総評していただきました。
有難いお言葉です…。
①フォントに逃げない
「フォントの意図を考える。フォントによっては性犯罪者が制作したものなど、知らずに使うと問題になるような場合もある。また、個性的なフォントはそれだけでデザイン性があり、他のデザインが上手くならない。シンプルなフォントで、可愛いデザインもかっこいいデザインもできるようにならないとね。」
// 教えていただいたシンプルなフォント //
Helvetica
Roboto
Arial
Montserrat
Oswald
URW DIN
Avenir
可愛い繊細なフォント大好きでたくさん使おうとしてしまう初心者デザイナーは私です。
上記のフォントをインストールし、今まで使用していたフォントは削除しました。
私が上手くデザインできるようになった迎えに行くからね…。
② テキストスタイルをコンポーネント化&レイアウトグリッドでルールを作る
これは、私がした質問で「デザインするときにletter-spacingやline-height、フォントサイズが決めきれず、バラバラになってしまいます。あと、8pxルールは守らなきゃいけないですか?」と聞いた際の回答です。
「スタイルをコンポーネント化してないからルールができていない。8pxルールは昔にデスクトップのサイズが8の倍数だったときに言われていたけど、今は関係ない。ただ、ルールを作るために8pxを使用したり、デザインのバランスを見てサイズを適宜変更するといいよ。」
へ、へぇーーーー!8pxルールは実質作用していないのか!
ネットで調べても見つけられなかった。
③ 好きなデザインや自分のスタイルを考える
「ロジックを考えることと、自分の好きなデザインを考えること、どちらもないと良いデザイナーにはなれないよ。kinomiさんのデザインはロジックに囚われている方だから、好きなデザインがなんなのかたくさん考えると良いよ。」
なるほど、とすごく納得しました。
と同時に「いやめっちゃ難しいなぁ。」という感想。
私が好きなデザインは、スタイリッシュでかっこいい感じ。
でも色味がなさすぎるよりも、少し明るい色を取り入れている元気が出るようなサイトが好き。
あと文章を考えたり読むのもすきだなぁ。
物事に対しての理由は知っていたい。
感覚やセンスで爆発!というよりも理由付けがないと安心できない感はある。
などなど自分が好きなデザインについて考えました。
デザインとして確立されて、それでいて私っぽいデザインが作れるようになりたいです。
真摯に向き合っていただいたことについて思うこと
これ、すごいことだと思います。
採用するかわからない求職者に対して、約2時間半もプロのデザイナーさんが講評する。
普通にそれを求めたらお金がかかることなのに。
私は、人の時間をもらうことへの向き合い方について普段から考えることが多いです。
自分が困っているときに助けを求める場合は、関係性が出来上がっている以外は、自分のエゴだなぁと思っちゃうんです。
なにかを教えてもらうことって、教える人にはメリットがないことがほとんど。
だから今回こうして時間と労力を使っていただいた企業さんは、私に対しての善意と期待から動いてくれているのかな?と思っています。
採用しないかもしれないし、期待の部分は少しだろうなぁ。
じゃあほとんど善意だ。
自分の利益と天秤にかけて行動するのは難しいことだけど、私も他の人になるべく善い行いをしていきたいなーと思った採用面接でした。
ありがとうございました!
これからの学習について
学習方法についてもお聞きしました。
全部を真似するのではなく、私自身のスタイルを模索していこうと思います!
① プロのWebサイトをたくさん真似する。
② 良いと感じるサイトのどこが良いのか考える。
③ 頂いたフィードバックを基に技術を身に着ける。
④ 自分の好きなデザインを考える。
よし、おわり!
昨日飲んだ新作の本絞りプレミアムが美味しかったので買いに行ってきます。またね~
kinomi
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