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自分の食行動を客観視する

摂食障害に対する認知行動療法 CBT-E簡易マニュアル

●CBT-Eの理論では「摂食障害の精神病理は認知の障害(cognitive disorders)でありその中で摂食障害に固有の中心的な精神病理は、体型や体重、それらのコントロールにあると考えます。摂食障害の症状の多くはこの精神病理に由来する二次的な現象と考えます」(4)

→過食拒食といった表面的な症状に囚われるのではなく、根本にある共通する問題のほうに着目しています。食べる量を減らす/増やすことや体重を減らす/増やすことは最終目的にしていないようです。食生活の改善と同時に、食行動の問題が発生し持続している原因は何かを探ってそれらを変えてゆくことが必要ということだと思います。


●「過食は摂食抑制の結果生じると考えます。厳密なダイエット、体型や体重に対する過大評価、不適切な体重調節法などが、過食や嘔吐に結びついていることを図に示していきます。食行動の課題を客観視して、患者さんが今までと違う行動をする意味や効果を話し合い、その変化に注意を向けるよう援助し、治療の後半では認知を変えるように方向づけていきます」(6) 

→私は摂食障害になって18年目。最初は確かに食事量やカロリーを細かく計算してコントロールしようとしていました。いまでは無理なダイエットもカロリー計算もしておらず、過食や嘔吐はなんとなくの習慣によるものが大きいと思っていましたが、改めて考えてみるといまでも太る恐怖が強く人からの評価を過剰に気にしている自分を自覚しました。太ることが怖くて吐いたり、過食と絶食を繰り返す行為が、さらにまた次の過食に繋がっているのかもしれません。マニュアルに沿って一度書き出してみることによって自分の思い込みや見えていなかった部分、決まりきったパターンに気づけます。


ワークは治療者向けのものなので、1人では考えるのが難しい部分もあるためわかるところだけ書き出しています。文字にしてみることで自分が何を問題と感じて何に苦しんでいるのかが具体的に見えるのでぜひやってみてほしいです。

ちなみに私は最近「満腹感が不快で おなかいっぱいに食事をすると過食に繋がりやすい」ということがわかったので満腹になる前に食事を終わりにするよう心がけてみたらとても気分が良く食事後も憂鬱になることもありませんでした。
食事を終わりにする目安としては「ご馳走さま」のあとすぐに立ってテキパキ片付けできるくらいのお腹の余白を残すこと。

満腹になる前に止めるというのが難しく感じるときもあります。そのときは食事後にやらなくてはいけない仕事があったり面倒な作業があることが多いです。すると現実逃避のように食事を詰め込んでしまい余計落ち込みます。このパターンを変えていく必要を感じました。


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