金藤 良秀|Yoshihide Kanefuji

編集者。'92生まれ。メディアで仕事をしつつ、個人で取材、執筆、編集の仕事も…

金藤 良秀|Yoshihide Kanefuji

編集者。'92生まれ。メディアで仕事をしつつ、個人で取材、執筆、編集の仕事も。ご相談はTwitter DMからください。ここでは個人として、肩肘張らずつらつらと書きます。ミスチルとコーヒーとウイスキーが好きな甘党です。

マガジン

  • 自己紹介と、これまで、これから

  • 『#ノートの切れはし』

    • 193本

    学生時代、授業中に回ってきた「ノートの切れはし」。そこには、なんてことない言葉が書かれていました。そんな手紙のような「ノートの切れはし」を、このnoteで再現していきます。特にテーマを決めていません。なんてことない言葉を、なんてことなくnoteに綴っていきます。このマガジンは、なにかがきっかけで集まった、金藤良秀、河地真里、菅井泰樹、氷上太郎、堀田しょう、松儀愛侑の6人が、共同運営マガジンとしてリレー方式で更新していきます。

  • 【出張取材】あなたの身近な人、取材します。

  • インタビュー

    これまで個人で行なってきたインタビュー記事をまとめていきます。

  • 思索メモ

    日常のなんてことのない思索をまとめていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

2024年2月更新【ポートフォリオ】これまでの取材・執筆・編集の実績

これまで取材・執筆・編集をしてきた記事の中から主なものを、ポートフォリオ的にまとめています。 NewsPicks■連載: 「戦時」のリーダーシップ 早稲田大学ビジネススクール教授、内田和成氏 『リーダーの戦い方 最強の経営者は「自分解」で勝負する』(日本経済新聞出版) ■連載: 成功する起業家の条件 ANRI代表パートナー、佐俣アンリ氏 『僕は君の「熱」に投資しよう』(ダイヤモンド社) ■連載: 一流シェフがサイゼリヤでバイトした理由 イタリアンレストラン「ラッセ

    • 「この世界で“普通こうでしょ”なんてない」パーソナルデザイナー、久住薫という生き方

      「次の一手が見えない」「未来の見通しを立てたい」 そんな“さらに一歩先へ成長したい”人の自己理解をサポートする活動をしているパーソナルデザイナーの久住薫さん(以下、カオルさん)。インタビュー前半では「そもそも“コーチング”とは何なのか?」について語ってもらった。 自分を活かす生き方を求めて20歳から独立を志してきた。彼女は“内省オタク”と自称するほどまでに、「自分を活かすには何をすればいいのか」「そもそも自分はどういう人間なのか」を一種の癖のように徹底して問い続けてきた。

      • 自分を知らずして人生はより良く生きられない。久住薫が語る「ライフコーチ」の本質

        「自分はいまでも頑張ってる。だけど、もう一歩成長したい...」、そう悩む人は意外と多い。 そんな、“さらに上を目指したい”という人の突破口を見つける仕事をしている人がいる。 パーソナルデザイナーの、久住薫(くすみ・かおる)さんだ。彼女のもとには、毎月、多くの人から相談が来る。独立、恋愛、夫婦問題、職場の悩み......相談の種類はさまざま。 一体なぜ、これほど広いジャンルの相談が彼女のもとに寄せられるのか。 今回は前後編の2本でお届け。前編では、「パーソナルデザイナー

        • “集中”と多動の力技で乗り切るのもいいけど、捉え方をちょっと変えて柔軟になってみるのも悪くないどころか、時間密度を上げて生きていくには必要なのかもしれない

          最近は時間密度の上げ方を前よりも意識するようになって、無駄な時間を過ごさないように細心の注意を払って生活している。誰も無駄な時間を過ごしたいとか過ごそうなんて思っていないはずだけど、いつの間にか意図せぬ時間が生まれていたり、あるいは時間を奪われていたりするもので、そんな不意の時間浪費をなくすことにより意識を向けてきた。 今までの僕にとって時間密度を上げるとは、とにかく「集中」できる時間を増やすことだった。その「集中」が向かうのは、仕事や読書、あとは多少の友人との会話があれば

        • 固定された記事

        2024年2月更新【ポートフォリオ】これまでの取材・執筆・編集の実績

        マガジン

        • 自己紹介と、これまで、これから
          16本
        • 『#ノートの切れはし』
          193本
        • 【出張取材】あなたの身近な人、取材します。
          3本
        • インタビュー
          10本
        • 思索メモ
          53本
        • 言葉と文章
          25本

        記事

          「興味がない」は思っているよりも自・他・目的物に暴力的なこと

          「興味がない」という言葉は、少々暴力的な言葉だなあと思う。というのも何事も面白い面はあるというのはもちろんでだけれど、「興味がない」と言った時点で、あるいは思ってしまった時点で、相手とその事物への敬意が自分の中で多少なりとも削がれ、それは相手への諦め、その事物への諦めになると思うから。誰かに言い放った結果、他者、その事物(目的物)の背景にある内奥への思考はストップする。それを考えられない自分への一種の“諦め”をしていることにもなるのではないかと思う。「興味がない」を言ったこと

          「興味がない」は思っているよりも自・他・目的物に暴力的なこと

          平日4日間部屋に籠り切って仕事をしていた眠い生活のなかで、減失したもの以上に、気づけば何かが充足していた。

          いま多くの企業でリモートワークが推奨されている。学校は自宅学習や休校が相次いでいる。 オンライン会議や、ウェビナー授業、メールやチャットでの宿題提出。中国の学校では、各家庭からビデオを録画して試験を実施しているところもあるらしい。 すべてが遠隔で対応されている。逆に言えば、それで事足りる時代になっているはずなのに、自分たちは何をしていたんだろうと気づかされる時が来ている。不謹慎かもしれないけれど、怪我の功名も甚だしい。「本来は以前からできたはずだった」と多くの人が言う。

          平日4日間部屋に籠り切って仕事をしていた眠い生活のなかで、減失したもの以上に、気づけば何かが充足していた。

          能動的に好きになるチカラのすすめ

          こうしてライターとして仕事をしていると、メディアなどから「依頼を受けて」取材することが多々ある。 依頼を受けたとき、取材対象者が有名人だったり、何かしらのつながりがあったりして、もともと知っている場合もあれば、逆に、ぼくの知らない人だったり、そもそも興味や専門の範囲外なんていうこともよくある。 そんなとき、ぼくは取材対象者に全力でハマりにいく。 多くの場合、「ハマる」ことは受動的だけど、ぼくは能動的にハマりにいく。 どういうことか。まあ、深い意味はないのだけれど。

          能動的に好きになるチカラのすすめ

          男性性と女性性の狭間でギャル性を追究する

          先日、メイクをする機会があった。 それは僕の所属する箕輪編集室の雑誌制作の企画の一環。「ギャル」特集の1コーナーに、メンバーが実際にギャルになってみるという企画があったからだ。(なんだか「だ・である」調でこれを書いていると、ばかみたいに思えてくるので、適当に読み流してもらいたい。) 2月某日、ギャル風にメイクをして街なかで撮影をするべく、雑誌制作メンバーの一部で渋谷に集まった。 ギャルメイクをしたのは2人。僕と、被写体(モデル)として活動している沙名さんだ。この日はほか

          男性性と女性性の狭間でギャル性を追究する

          「才能を伝え遺したい」出張取材企画の意図

          ライターの金藤です。 ぼくは今年から、「あなたの身近なスゴイ人、取材します」という企画をしています。 これは、世の中には「取材してほしい」というニーズが意外と多くあるんじゃないか、という気づきから始めた企画。「自分を取材してほしい」でもいいし、尊敬する人、信頼されている人、人知れず結果を出している人などを「より多くの人に知ってほしい」という要望に応え、全国を移動して取材をし、記事化して発信するというものです。(こんなイメージ) 以前、これに関するnoteを書いたのですが

          「才能を伝え遺したい」出張取材企画の意図

          つかみどころのない世界の解像度を上げるために

          ぼくは幼い頃から、「言葉は不便だなあ」と感じてきた。「人間はどうやったら言葉を使わずに、テレパシー的なもので感覚をそのまま共有できるようになるんだろう」なんてことをよく思っていた。(「言葉」というと広義になるけど、ここでは、いわゆる日常的にぼくらが使っている言語のことを言っている。) ぼくたちは自覚的にも無自覚的にも、五感・六感を使ってあらゆることを感じている。映画を見たり、音楽を聴いたり、香りを嗅いだり。そこらへんの道端を歩いていても、景色や空気から、日常的にあらゆること

          つかみどころのない世界の解像度を上げるために

          「お前はよくわからない世界へ行ってしまった」

          僕はフリーランスになってからというもの、会社に所属して仕事をする人たちから、なんだか距離を置かれてしまったように感じる。 昨日、その感覚はある意味で正しかったのだとわかった。近しい人から次のような言葉を言われたから。 「お前はよくわからない世界へ行ってしまった」 僕は今フリーランスでライターをしている。自分で仕事を得て、失敗を重ねて生きている。 「よくわからない世界」とはなんだろう。僕はどんな世界で生きているんだろう。どう見えているんだろう。深く考え込んでしまった。

          「お前はよくわからない世界へ行ってしまった」

          取材の目線

          取材にはいくつかの工程がある。 僕は主に人物に対するインタビューを行なっているのだけど、準備から当日のなかで、いつもどのようなことを考えて進めているのか。それを、①取材準備と、②取材当日の2つに分けて、僕自身のために整理しながら考えたいので、まとめてみる。(当たり前のことばかりですが、あしからず) ①取材準備 まずはとにかく取材対象者を知る。 取材対象者の著書、Webに上がっている情報などを読み込む。Webには、過去のインタビュー記事やSNSでの発信、YouTubeや

          「敷居の下げ方がハンパじゃない」相談しやすさMAXの “若ハゲ” 税理士・ジンノユーイチさん

          「若ハゲ税理士」として活躍するジンノユーイチさん。 2018年に京都市内の税理士事務所を退職し、2019年4月よりフリーの税理士として独立。税理士でも対応する人が比較的少数の「相続」案件を得意とし、これまで100件以上もの案件を対応してきました。 フリーランスならではの機動力を活かし、中小企業や他のフリーランスの方々のために、スポット的に相談できるサービスも展開しています。(詳しくはこちら) そんなジンノさんの仕事ぶり、人柄や、フリーになったワケなどを探るべく、直接お話

          「敷居の下げ方がハンパじゃない」相談しやすさMAXの “若ハゲ” 税理士・ジンノユーイチさん

          書き手と読み手の例で語る 「大人も昔は子どもだったはず」 的な話。

          ライターとして書いて伝える仕事をしていると、“読み手としての初心”を忘れないことの大切さを感じる。 「読むのが苦手」という人は、大人になっても意外と多い。より広く読まれるためには、読むのが苦手な読者の感覚に立って文章を書くのが大切になる。 でもライターという仕事柄、日常的に文章を扱うし、たいした量じゃないかもしれないけどインプット量も自然と増える。 そうして文章を読むことに慣れていくと、苦手な人の感覚が次第にわからなくなってくる。そんなときは、思い遣りに欠けた文章になっ

          書き手と読み手の例で語る 「大人も昔は子どもだったはず」 的な話。

          記者とライターと制約

          昨夜、多くのジャーナリストたちと話をした。刺激的な出会いがあった。それぞれに得意とするジャンルがあり、言語があり、そして誰の言葉の奥にもジャーナリストとしての矜持のようなものが見えた。 僕はこれまでライターとして仕事をしてきた。これからもそれは継続しつつ、そこに記者・ジャーナリストとしての要素も加えていく。その違いはなんだろうか。 ライターと記者 ライターとは、いわば翻訳者だ。誰かの言葉をどう伝えるのがベストなのか。そのコト/ヒトをどう見せるか。そのコト/ヒトはどう見られ

          記者とライターと制約

          あなたの身近なスゴイ人、取材します。

          個人や企業から「この人を取材してほしい」という依頼を受けて取材を行い、記事を執筆する取り組みを行っています。 それがこの「あなたの身近なスゴイ人、取材します。」という取り組み。長いですね。単純に、「出張取材」と言えばいいかもしれません。 あなたが個人的に尊敬している人、周囲では信頼があるのにあまり知られていない、だからもっと多くの人に知ってほしい思う人に、お話を伺い、記事を書きます。 「あの人のエピソードが/人生が/日常が/思想が、記事になったらいいかも」と思う方がいれ

          あなたの身近なスゴイ人、取材します。