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【株式会社GRApP社長対談企画 Vol.2】〜投資リスクが限りなく0!民泊型ホテル投資のプロから教わる〜

みなさんこんにちは!株式会社GRApPの衣笠です!

今回は、「株式会社GRApP社長対談企画 Vol.2」をお届けします!!

この企画では、株式会社GRApP・衣笠が、クライアントを始めとした
様々な企業の社長との対談を通じて、
弊社の事業の要である民泊事業をはじめ、
多様な事業や経営論などについて対談を行っていきます。

第2回目のゲストは、
合同会社スクエア企画の角井社長をお招きしております!
合同会社スクエア企画は、法人携帯販売や増毛代理店事業など
幅広く手掛ける会社です。

では早速いきましょう!

衣笠:本日はよろしくお願いします!
早速お聞きしたいのですが、
角井さんが民泊事業を始められたきっかけを教えていただけますか?

角井社長:よろしくお願いします!
もともと投資には興味があって、
賃貸併用住宅とかコインパーキングなどの事業をやっていたんですが、
知り合いが民泊について教えてくれて興味を
持ったのがきっかけですね。
あとは、元々人材派遣の仕事もやっていたので、
その仕事を通じた知り合いから民泊について教えてもらって、
運営会社を紹介していただいてやり始めました。

衣笠:なるほど。
角井さんは数年前に起業されて、
様々な事業の一つとして民泊事業もされていると思うんですが、
起業前は何をされていたんですか?

角井社長
通信系の営業をしていたり、人材派遣の仕事をして、
たくさんの企業と出会うことができましたね。
一から立ち上げる仕事をしていたので、
自分で何かできればなあと思って起業しました。
でも最初はなんとなく投資の延長くらいで起業したんですけどね(笑)

衣笠:民泊が最初の事業モデルではなかったんですよね。

角井社長:そうですね。
コインパークとコインランドリー事業がメインでしたね。
この事業は、現地に人を配置せずに自動的に収益が上がる、
というあまり手がかからない事業モデルなんです。
僕は基本的にそういうモデルを事業にしています。

パーキング事業についても、
運営会社に委託をして、オーナーは収支をとるという、
収益性が高いビジネスモデルであるということと、
一括で仕事をお願いできて手間がかからないので始めました。

衣笠:角井さんの創業時の事業についてもそうですが、
これからも、社内リソースを使うのではなく、
外部のリソースを使って動いていくような
ビジネスモデルを続けていくんですね。

角井社長:そうですね。
僕は基本的に仕組みづくりが得意なんです。
現在の事業としては法人携帯の契約事業をやってるんですが、
外部の営業会社に「商材」として紹介する、
という仕組みを作って収益を上げていいます。

基本的にはそういったビジネスモデルをたくさん作っています。
民泊もその一つですね。
民泊も「商材」として扱って、
同じようなビジネスモデルを構築しています。

衣笠
現在、弊社も京都烏丸の民泊型ホテルを運営させていただいていますが、
ビジネスモデル的には、角井さんがリスクポジションを持たずに
別でサブリースをくっつけていると思うんですが、
元々民泊を始めるときから
そういったビジネスモデルを考えていらしたんでしょうか?

角井社長:そうですね。
民泊事業については、当初は自分で運営委託していたんですが、
結構早い段階で、民泊の事業譲渡をメインにしていたんですよね。
事業譲渡で安く仕入れて、そこにバリューを付けて売却する、
というのを運営代行会社と協業してやっていました。

京都の物件については、売却する予定で購入したんです。
うちには運用の能力はありませんが、
お客様を集めることはできるので、
間に入って売上を作ることに注力しています。

衣笠:なるほど!
今までであれば、借り上げや自己所有など、
リスクポジションを持つモデルが一般的な気がしていて、
角井さんのビジネスモデルについては最初お聞きして驚きました。
すごく身軽で良いなと!

ありそうであまりされていないモデルかと思いますので、
角井さんの考えたスキームについてお伺いしたいです。

例えば、
角井さん側で投資家さんを見つけるのは角井さんが強いと思うんですが、
そこに強みを持っている理由を教えていただきたいです。

角井社長:理由は結構シンプルですね。
僕自身、サラリーマンしながら副業をもってたんですが、
そういう方々の気持ちが分かることは大きい理由ですね。
例えば、不動産を持ちたいけどローンを組むのは大変じゃないですか。
今は融資も厳しいですし、200-300万円の手元がある人はいいですが、
どうしたらいいかわからないという人がほとんどなんですよね。
そういったときに、なんでそういった方々が事業譲渡を選ぶかというと、
やはり「実績がある」ということは大きくて、
「安心できる」という部分を+αでうちは売りにしていますね。
既にうちは運用してますよ、っていう。

新規でやる場合って、良くも悪くもリスクとるじゃないですか。
やはりリターンはありますがその分リスクを取るので、
今サラリーマンをしている方々の心理的な部分で、
やはりリスクはなるべくとりたくないっていう人に、
譲渡で賃貸もできますよって形でご紹介します。
譲渡で50~100万だとサラリーマンでもはじめやすい。
あとは、何かあったときでも撤退しやすい。購入しちゃうと、
ローン組んで返済して売却しなきゃって部分が大きい負担になる上に、
参入の障壁も高いし。
でも今やってる民泊については、参入障壁も低いので、
サラリーマンをはじめとした方々をターゲットにしています。

1~2年前と今では情勢は違いますが、
特にコロナ前は、民泊をはじめてみたいけど案件がなかったり、
あとはいろんな運営会社さんもいて、
良く分からないまま部屋を買っちゃって、固定費払うだけで大変、
という感じも多かったんですが、
うちの会社のように、「民泊はこうですよ、実績はこうですよ」
って提示できるのは大きいでね。

とにかく、
自分だったらどうするかな、っていつも考えるようにしていますね。

衣笠
角井さんのように、ある程度のキャッシュが手元にあって、
事業ないしは副業したい方々に、
入り口のハードルを下げて事業を提案することを
「民泊」の分野で作られたんだなと思うと、
本当にすごいスキームだなと思います。
僕たちの回りでなかなかないスキームですね。

だいたいはガッツリ投資してリスクポジションとって、
その分キャピタル取るぞ、利回りも上げるぞ、
っていうそういうイメージがあったんですが、
角井さんのお話を聞くと、
不動産の中でもまずはチャレンジできる環境が求められていて、
もっと小さい規模でやりたい人がたくさんいるんだなと思いました。

またインバウンドが戻ってくると思うんで、
また今後民泊やってみようって人に向けて、
この記事もみていただきたいですね。

今までは、物件を所有してリスクポジション持ちながら数年間運営して、
その期間に収益のレントロールを作ってバリエションあげて
売却するモデルのような中長期的なイグジットのやり方が
一般的だったと思うんですが、
短期かつ小規模でイグジットしたいっていう要望もあると思うので、
今後民泊をやってみようという不動産オーナーさんには、
海外にあるようなホテルの分譲売りのさらに小さい事業譲渡するだけの
スキーム(転貸借)も面白いのかなあと思いました。

現在角井さんの物件を運営させて頂いている中で、
窓口は角井さんお一人だと思うんですが、
民泊事業をする上でこれは大変だなあという具体例などはありますか?

角井社長:そうですね、
一番大変な部分としては、毎月レポートを出しているので
その工数がかかるかなということくらいすね。
運営会社さんに委託しているので、情勢なども聞けて理解しているので、
そこはありがたいですね。
あとは数字的な部分の事務工数くらいですね。

衣笠
角井さんが間に入ってくださるので、
現場を知っていただいてることもあって、
オーナーさんへの理解にもつながることはメリットですね。

角井社長:そうですね。
工数を考えた上での各立場の考えはあると思いますが、
やはり間に入っている以上、現場の把握は必要ですし。
売りっぱなしってわけにはいかない商材なので。
一緒にやっていきましょうよっていうスタンスだと思っています。

衣笠
コロナという大変な状況の中でも運営を続けさせていただいておりますが、この未曾有の状況下で苦しい部分はなんでしたか?

角井社長
コロナで一番しんどかったのは、烏丸とは別の祇園の施設になるんですが、2020年1月からスタートした12室の物件についてですね。
結局は4、5月で撤退せざるを得なくなってしまったんですが、
「オーナーに損失を出させてしまった」という気持ちはかなり大きいです。
第一回目の緊急事態宣言の際に撤退の話がでて、
トータル12部屋あるんですが、
ある個人オーナーは600-700万くらいの損失になってしまいました。
それが一番つらかったですね。
    
ただ、うちとしては、この時期に都内の民泊物件は何件か購入しましたね。
サラリーマンが個人で所有している物件などを4-5件くらいで買って、
GO TOの時期に売却したりして、ギリギリしのいでいましたね。

衣笠:つらかったことについては、
やはりオーナーに損失を出させてしまったという心理的なところが
大きかったんですね。

角井社長:そうですね。
僕を信頼してくれて購入してくださったんで。
僕から声を掛けて、決めてくださったので、
それは本当につらかったですね。

衣笠:やっぱり心理的なところは大きいですよね。
ぼくたち運営会社も、コロナの中でどうにかしたいともがきましたが
やはり「どうしようもない」ってところが大きくて、
会社の規模も縮小せざるを得なくなりました。
緊急事態宣言などもあって会社としての大きな損失を抱えながらも
オーナーさんにどうすれば利益を残していただけるか悩んで。
本当にキツイものはありましたね。

逆にコロナ後については、民泊についてどうお考えですか?
正直感染者の多さやオリンピックの可否などの話もすると、
ポジティブな話はできないですし、
最近はワクチンの話よりも現状のネガティブさの方が
最近のニュースの主なところになっていますよね。

ただ、
僕は先をみていて、今後もインバウンドは必ず戻ると思っているんですが、角井さんは今後についてどう思われますか?

角井社長:例えば民泊については、
以前の法改正のときよりも切実に絶対数は減っていると思うんですが、
これからを考えると、
インバウンドが戻った時に収益が上がる可能性は非常に高いですね。
そのタイミングがいつか、が見えないのが一番ネックではありますが。
そういう意味では、会社の体力次第もありますが、
準備をしておくことは非常に重要だと思っています。

なのでうちも烏丸についてもそうですが、
うちの負担を減らしながら継続していく形は考えていますね。
今は耐える期間でもあり、チャンスと捉えることもできますね。
     
必ずこの市場は復活はすると思いますね。

衣笠:ありがとうございます。
今が「チャンス」であるということについては、
いろんな方に届いてほしいですね。
需要が一気に減っていて、先の見えない戦いをしているとは思うんですが、ビジネスは逆張りの法則もあると思っていて。

需要と供給の話だと思うんですが、
「旅行」については代用がきかないですし、
旅行に対する意欲は絶対にあるので、本当にいつ復活するのかっていう
タイミングですよね。
そういう意味でも絶対市場は戻りますよね。

角井社長:本当にそう思います。


衣笠
最後にお聞きしたんですが、御社は民泊の運営あたって
他の運営会社にも委託されていると思うんですが、
その中で弊社を選んでいただいた理由や、
「ここはもう少しこうしてほしい」とか「ここは良い」などの
ご意見があれば是非お聞かせいただきたいです。
   
角井社長:対応力については圧倒的に他と違いますね。
他の運営会社だと、窓口担当とやり取りをすることが多いと思うんですが、グラップさんは、オペレーション効率化もあると思いますが、
チームとしてリアルタイムで対応いただけるので
スピード感があると思います。

あとは、清掃会社などの各業者と直接やり取りしていただけるので、
そこの工数を省けるので非常に助かります。

衣笠:ありがたいお言葉本当に嬉しいです。
あとは売上をもっと作っていけるように、
今できることを最大限に頑張りたいと思います。

うちが参画したのは5年ほど前なんですが、
当時はいろいろ民泊がバズっていたので
利益を上げているところも多かったと思うんですが、
2018年の法改正で一度リセットされ、今またコロナという状況で
再度リセットされていると思っています。
運営会社もかなり淘汰されてしまったんじゃないかなと思っています。

弊社については、「宿泊特化型」というビジネスホテルや民泊などの
「宿が目的にならない、
宿を経由しての食事や観光などの体験を目的にしてもらう」
という考えの中で、
多くのホテルなどからどうやって選んでいただけるかということについて、一番はコンセプトやなども必要ですが、
「どこよりも丁寧にかつ正しく運用すること、
低コストでオーナーに還元できること、
ゲストに対しても今までよりローコストで泊まっていただける」
というバリューを提供できればなあと思っています。

無人運営だから雑なのではなく、無人だからこそ、
有人よりも丁寧なオペレーター対応を含めた運営を
目指していければと思っています。

今日は角井さんの事業についてのお話などをお聞きして、
非常に有意義な時間となりました!
本当にありがとうございました!

次回の対談も、
経営者ならではの切り口などもある
非常に有意義な対談になっておりますので、
是非お楽しみに!

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