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TakramCast「Business Design」

Takramのビジネスデザイナー佐々木が、Takramに参加した経緯を振り返ります。また、Webメディアでの連載や「デザイン思考」の新たな地平、ケヴィン・ケリーとの対談などに触れ、「Business Design」の外縁について語ります(聞き手:Takram緒方)。

緒方
はい、今日はTakramの4人のリードのうちの1人、オズこと佐々木に話を聞きたいと思います。

佐々木
よろしくお願いします。

緒方
よろしくお願いします。そもそもオズはリードの中では一番最近ジョインした感じなんだけど、そもそもどういうきっかけでTakramに入ったのか聞かせてください。

佐々木
Takramのことは実はあんまり知らなくて(笑)。

緒方
(笑)

佐々木
僕は2013年に商社を辞めて、アメリカのデザインスクールに行くということを決めていて、「どうしようかな?」っていろいろ考えてたんだけど、ちょうどIDEOとTakramとAXISの共同の「Collective Dialogue」と言うイベントがあって。「あ、おもしろそうだ。」と。デザイン思考という話と、IDEOという名前は知っていて応募して、そしたらたまたまTakramがいて。ワークショップ参加して、「おもしろいな。」という状態でアメリカに行って、なんとなくTakramの名前は頭の中にあった。

緒方
なるほど。アメリカ行く前に、でも商社は辞めてた?

佐々木
もう辞めてた。

緒方
そのタイミングだったんですね。

佐々木
そうなんですよね。

緒方
あれ何の回だっけ?3回ぐらいやって。

佐々木
あれは3回目で、ゴミについてかな。「Collective Dialogue」というのは、社会課題をデザインの力を使ってどういうふうに解決するかというイベントなんだけど、僕の回はゴミ。ゴミをどうやってデザインの力で解決するかっていう話。

緒方
そもそも「Collective Dialogue」は、ちょっと最近やれてないけど、Takramとデザイン雑誌のAXISとIDEO東京のメンバーが仲良くて、「なんかやりましょうよ。」っていう。そのクライアントワークだったり、ビジネスの場面での問題じゃない社会課題に対して、自分たちがやっているメソッドだったり考え方をぶつけてみようみたいなことで、完全に部活動として始まった(笑)。

佐々木
ボランティアです(笑)。

緒方
それのゴミの時にいらした。

佐々木
そう、ゴミの時。アメリカで1年間留学して、「そろそろ日本に帰って、仕事も探さないといけないな。」という時に、頭に上がったのがTakramという会社で。早速応募して、そしたら2日後ぐらいに連絡をいただき、「面接をしましょう。」と。面接したのが、田川さんと渡邉さん。30分くらいSkypeで話をしたら、次の日に「帰国したら来てください。」みたいな(笑)。

緒方
早い(笑)。

佐々木
「会ってないけど、いいのか?」みたいな感じで、それがきっかけでしたね。

緒方
最初の面接は俺もいなくて。でも「もう決めた!」って感じだったね(笑)。その後も1回Skypeで話したかな?

佐々木
話しましたね。

緒方
そもそも、商社ではどういうことをやってたんだっけ?

佐々木
商社では合計8年間ぐらい居たんですけど、最後の2年間は実は経済産業省に出向していて、そこでは官僚やってた(笑)。

緒方
官僚やってたの(笑)?

佐々木
民間から出向するっていうのは、いくつかやり方があるんだけど、当時僕は伊藤忠に勤めていて、官僚になるためには1回伊藤忠辞めないといけなくて。だから、名実共に公務員になって(笑)。その2年間だけは国家公務員として働いた。それが最後の2年間。その前に何やっていたかと言うと、ベンチャー投資とか新規事業開発とか、どうやって新しい事業をゼロイチで作るかということをメインにやっていたのが商社の仕事で。

緒方
シリコンバレー、サンフランシスコにもちょっと行った?

佐々木
そうですね。半年も居なかったんですけど、2007年から2008年までちょうどiPhoneがリリースされた時。ちょうど最近10周年迎えましたけど、僕はシリコンバレーに居て、ベンチャー投資とかシリコンバレーの会社に投資をして、それを東京に送り込んで、東京側のチームと一緒にビジネスモデルを作るとかそういうことをやってましたね。すごいエキサイティングな。

緒方
それで戻って官僚を2年やって、その後なんでデザイン?(笑)

(つづきはTakramCastでお楽しみください!)


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