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寝る前に食べるけど、朝ごはん

僕はよく深夜2時ごろ、朝ごはんを食べる。といっても、自分でただそう呼んでいるだけだ。

在宅で仕事をしている。一日中家にいる。妻も家にいる。犬も猫もいる。

僕は夜、なんだかよくわからないが、無性に一人で悪いことがしたくなる。妻に怒鳴られ、犬に嫌われ、猫には完全に子分か奴隷のように思われている。働いても収入は支出に追い付かず、やっぱり我慢しようと思って安いのを買ったりしたら、その分セーブしたお金は必ず他の場面で急に必要になって出ていく。えいっと思い切っていいものを買うと、ほぼ必ずすぐ壊れる。言い訳ばかり多くなって、反省をしない自分に嫌になる。

夜はそういう色んな思いが交錯して、なんだか体に悪いことがしたくなる。そういう時に、次の日の朝ごはんに食べるつもりだったパンを、夜中の2時にもう食べてしまう。練乳をこぼれるほどかけて。ピーナッツバターを5ミリぐらいの厚さでぬって。バター&シュガー。その後、なんだか足りないのでインスタントラーメンか、スパゲティか、そうめんをゆでる。塩昆布&バターだったり、食べるラー油だったり、ふりかけ&マヨネーズだったり、シンプルな味付けで麺を思いっきりすする。体が少し震える。そして食後に、焼酎かジンのハイボールを飲む。炭酸が全身に泡をたてて染み込んでいくのがわかる。生きている、まだまだ死んでない、明日は来る、現実に向き合って、やれやれと言いながら僕はキッチンを出る。

朝3時になっている。いい朝ごはんだった。元気がでた。シャワーを浴びて少し寝れば、また明日が来る。多分今日よりいい日にはならない。でもそれでも生きる。僕は死ぬまで生きる。

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夜の3時に朝ごはんを食べると、翌朝7時に起きて散歩に行ったり9時から仕事しても、12時まで絶対にお腹はすきません。

#私の朝ごはん

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